ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2019年7月13日】北イングランドの古き良きリゾート地・ブラックプール

リバプールでの滞在を終えてロンドンへ戻る前に、リバプールから電車で一時間弱ほどで行けるブラックプールに寄ることにしました。朝マックのマフィンを買って車内で朝食。

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ブラックプールといえば、日本人には映画「Shall we ダンス?」に登場する社交ダンスの競技会やボールルームの印象が強いかもしれません。南イングランドのブライトンのような海辺の観光地ですが、こちらはもっと古風で懐かしい雰囲気が楽しめる街。

ブラックポール・ノース駅から海岸に向かって歩くとノース・ピア(北桟橋)が見えてきました。

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他の海岸沿いの街のように、桟橋の上にはちょっとした遊園地やゲームセンター、カフェや売店があり、さらには劇場もあります。

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カフェもどこかノスタルジックな雰囲気

桟橋の上からは、この街のランドマーク、ブラックプール・タワーが見えます。

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このブラックプール・タワー、展望台だけではなく、建物の中に前述のボールルームやミニゴルフ場、ダンジョンやサーカスも入っています。近くには水族館やマダムタッソーがあるので、セットプランの入場料も。現地で購入するよりオンラインの方が割引になっているのでお得ですよ!

www.theblackpooltower.com

私はタワーに向かう途中でオンラインから展望台Blackpool Tower Eyeとボールルームのセット入場券(£20)を購入しました。

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タワーの受付とボールルームの入口

オンラインチケットを見せて中に入ると、すぐにエレクトーンの演奏が聞こえてきて、ゆったりとダンスを楽しむ人たちの姿が目に入ってきます。

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年齢層は高めですが、年配の男性をペアを組んで踊る女性も。演奏者の男性が曲のジャンル(i.g.ワルツ、タンゴ)と曲名を言うと、踊りたいペアが中央に歩き出て演奏に合わせて踊る… 選曲はオアシスの曲をアレンジたものだったり、かなり自由。みなさん、自分のペースに合わせて踊りたい曲だけ踊っています。競技ダンスのようにピリピリした活気付いた雰囲気ではなく、とても穏やかに時間が流れています。

ボールルームの中にはCOSTAのカウンターがありました。

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カウンターと注文したティーセット

客席1階はダンスを楽しむみなさんが控えるテーブル席なので、ここで飲食が出来ますが、俯瞰して楽しみたい人は2階・3階席がおすすめ。

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映画で見たままの眺め!

ボールルームを見た後はBlackpool Tower Eyeというロンドンアイにもあるような4Dアトラクションを楽しんでから、エレベーターで展望室へ向かいます。

展望室は海側の床の一部がガラス張りになっていて、足元から真下の風景を見ることが出来るのです。

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こんな眺めです

私は高いところは平気なので楽しく写真撮影してましたが、お客さんの中では腰が抜けて立ち上がれない人もいましたよ!

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子供は興味津々

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先ほど歩いたノースピア

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ブラックプールの街並み。海沿いの家並みがカラフル

高いところが好きな方は螺旋階段を登ったさらに高い場所にある展望台へどうぞ。

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ただ、こちらの展望台は周りがネットで囲われているので、撮影スポット向きではないです。

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エレベーターで降りると、お土産やさんに到着。タワーを模ったグッズがたくさんあります。私はケチって買わなかったのですが、今は買っとけばよかったと後悔。

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さて、私がブラックプールに行きたかった最大の目的というのが、実はこれ。

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ブラックプールタワーの目の前にある、コメディ・カーペットです!

これは英国のコメディアンの決め台詞やジョークを2,000m平方の中に16万字にも渡って敷き詰めたカーペットで、海岸の再生の一環として企画された後、2011年10月にお披露目されました。

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タワーの展望室から見下ろしたコメディ・カーペット

コメディを通じて英国に興味を持った人間としては無視できない観光スポット!

これだけたくさんネタが網羅されていると、全部を取り上げるのは難しいですが、一部自分の好きなものを紹介しますと…

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おなじみモンティ・パイソン。一番手前はあの名曲"Always Look on the Bright Side of Life"

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英国でおそらく最も愛されるコンビ、モーカム&ワイズのギャグ

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キューブリックの映画「博士の異常な愛情」から「諸君、戦いはいけない、ここは作戦室(War Room)だ」の名台詞

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私の大好きなグループ、The League of Gentlemenの有名なセリフ"A local shop for local people""

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コメディ番組「リトル・ブリテン」から「村で唯一のゲイ」ダフィドのセリフ

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これも私の好きな番組「宇宙船レッド・ドワーフ号」のセリフ「ニシンを燻製にしてくれ、朝食までには帰る」

カーペットにはセリフだけではなく、コメディアンの名前も並んでいます。

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例えばこんな感じ。この一部分だけでも豪華

カーペットにある詳しいセリフやコメディアンリストは以下のリンクからどうぞ。

www.comedycarpet.com

じっくりコメディ・カーペットを眺めた後は、タワーから少し南にある、英国一の動員数を誇ると言われる遊園地プレジャー・ビーチ・ブラックプールに行ってみました。移動はトラムを使います。

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運賃は乗車した後に車内にいる車掌さんに支払います。タワーから遊園地までは2.30ポンド。車掌さんはものすごく気さくで顔見りの乗客と談笑していました。

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 アトラクション乗り放題のリストバンドは大人39ポンド、11歳以下は33ポンド。
私が遊園地に到着したのは午後2時頃。帰りの電車の関係で、午後4時には駅へ出発しなければいけなかったので、いくつもアトラクションに乗るのは無理…。なので、1つのアトラクションだけ乗れるビッグ1ライドチケットを購入しました。こちらは15ポンド。

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プレジャー・ビーチ・ブラックプールには10カ所のローラーコースターがありますが、私が選んだのはビッグ1というジェットコースター。

これは1994年のお披露目から2年は「世界最『高』のコースター」として知られていたらしいのですが、なんと富士急ハイランドのFUJIYAMAの登場でその座を譲ることになったそう。ジェットコースター好きとしては是非乗っておきたい!

ところが、一人で並んでみたものの、途中で運転が中止になるアクシデントが。帰り時間が迫っていたので、他の人たちと同じように途中で抜けるしかないか?と心配でしたが、しばらくしてから無事運転が再開され、時間ギリギリで乗ることが出来ました!

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「おいおい、また止まっちゃったよ!」とざわめく人々(笑)

さすが元世界最高のコースター、最高地点まで登りきった場所はかなり高く、前述の運転中止のこともあって怖かったです。でも最高にエキサイティングな数分間だった!

 

乗り終えたらすぐに入り口まで引き返し(ビッグ1から入り口までが結構遠い…)、トラムの駅へ。

次の車両がやって来るまで時間があったので、時間節約のために線路に沿って歩ける駅まで進んでいく途中、他にも小さな遊園地を通り過ぎたり、シンデレラに出てきそうな馬車が並んでいるのを見かけました。本当にリゾートって雰囲気ですね。

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こんな風情のあるトラムもあります

なんとか予定時間通りに駅に到着して、リバプールを経由し、ロンドンに戻りました。帰宅したのは夜の12時すぎ。

また行きたいなぁ、ブラックプール。日本で言うと、伊豆とか熱海とか、ノスタルジックな娯楽の残る街という印象でした。今度北部方面に行く時はヴァージントレインで行った方がいいかもなー。

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 【2019/8/31 11:29 投稿】