ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年9月22日】ミュージカル「王様と私」を観に行く

 [Saturday]

学校が始まってから初めての土曜日。

朝起きてからキッチンで朝食を取っているとホストマザーも起きてきました。

平日は出かける時間が皆バラバラなので会う機会がなかったので、この数日で訊きたかったことを確認。

実は金曜の夜に不安に感じたことがあって…

家を売りに出す件については以下の記事に詳しく書きました。

notfspurejam.hatenablog.com

ツイートには書いていませんが、ホストマザーから「銀行口座を作る時の住所にはここのは絶対使わないで」と言われました。口座を作る予定はなかったので、大丈夫です、と答えておいたのですが、ステイ先の住所を使わずに口座を作ることなんて出来るのだろうか…? もし作ることになってたら、学校と相談したかもしれないです。

日本の湯船は本当に恋しかったです。しかもリフォームした直後に渡英したから余計に名残惜しく…。

学校の先生にステイ先がウッドグリーンだと話すと誰もが「あそこは治安がね…」と言われて不安を煽られまくりました。とはいえ、他の人にこのことを話すと「今のロンドンはどこもそんなもん」と言われたので、どこに住もうと危機感を持つのが大事かと思います。

 

12:19

さて、ロンドンに来てから珍しく雨に振られることがなかったのですが、ここに来て初めての降雨。

冷たさが体に沁みる。こんな日は家に引きこもっていたいですが、芝居のチケットを購入していたので、昼から外出しました。

12:35

バスで移動。

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新型車両は電車のような向かい合わせの座席もある

12:45

劇場に向かう前に大好きなマーケットの一つ、スピタルフィールズに行ってきました。

↓初めて行った時の記事。

blog.goo.ne.jp

それほど時間もないし、始めから浪費も出来なかったのでひやかしだけで終了。

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以前に来た時よりもフードコート?が充実していました



13:29

オックスフォード・サーカス駅近くにあるロンドン・パラディウムに到着。 

 そう、ブロードウェイ公演後にロンドンにやってきた渡辺謙主演のミュージカル「王様と私」です。日本でもドキュメントが放送されたり、BW公演の時から話題になっていましたが、幸運なことに直前に予約して見ることが出来ました。


The King and I | Press Launch

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渡辺謙さんや、首相役で出演している大沢たかおさんはもちろんでしたが、特に、第一王妃役で出演されている森尚子さんを舞台で見るのが楽しみでした。森さんは私の好きなTVシリーズ「ドクター・フー」や「トーチウッド」、「アブソリュートリー・ファブュラス」等に出演している日本出身の女優さんで、ウエストエンドで日本人初の主演を果たした方でもあります。王妃役はルーシー・アン・マイルズさんも演じていますが、スケジュールを確認して森さん登板回に合わせてチケットを購入しました。

劇場のボックスオフィスでチケットを受け取る時は、カードの提示が必要だったり、他前の他に確認のために郵便番号を求められたりすることがあるのですが、この日は名前だけですんなり入場。

 

13:32

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13:49

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ギリギリで購入したので割と後ろの席。でも久しぶりのロンドンでの観劇に心踊ります。


Kelli O’Hara and Ken Watanabe from THE KING AND I: From The London Palladium

記事を書いている時点からもうだいぶ前のことなので、どう感じたか忘れかけていますが、王様は想像以上にチャーミングで、それまで見ていた映画よりも共感しながら楽しめたと思います。恋人同士のルン・タとタプティム(ディーン・ジョン=ウィルソンとナ・ヨン・チョン)の存在感が光っていました。

ミュージカルでもシンプルな舞台を好んで見ることが多かったので、冒頭の船や美しい王宮など豪華なセットも純粋にワクワクしたし、何より改めてロジャース&ハマースタインの楽曲の美しさを堪能しました。

 

17:08

終演後は森さんにサインを頂きに楽屋口へ。扉の外は出待ちの日本人がほとんど。一番先に出てきたのは渡辺謙さんでした。

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本物だ!!

私は一歩下がってセルフィーに応える姿を遠目で撮影させてもらい、どさくさ紛れでサインも頂きました。「素晴らしかったです」とお伝えしたら「ありがとねー」と返された記憶。

17:30

そしてお友達が来てたみたいで扉から顔を出したり引っ込めたりしていた森さんも出ていらっしゃいました。謙さんが出てきてからほんの20分くらいだったけど、この頃にはすっかり冷え切って体の芯まで冷たくなってた。出待ちあるあるです。

森さんには地元のかなり熱の入ったファンが何人か待っていて、一人一人とじっくり話してました。

英国の俳優さんはみんな映像を通して見ている姿と変わらない自然体でファンと接してくれるので、ついつい嬉しくなっちゃいます。

森さんも英国でキャリアを積まれて、そんな人を暖かく受け入れる空気をまとった方なので、「トーチウッドでトシ(森さんのキャラ)が一番好きです!」とか「今週ロンドンに留学で来たばかりなんです!」とかベラベラ喋ってしまい、「そうなんだ!後でSNSでメッセージくださいね!」なんて仰るので、「えー!自分からそんなこと言ってくれるなんて、優しー! 送ります送ります!」って(日本語で)大声で興奮しちゃって、後で思い出して猛烈に恥ずかしくなりました。

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ちなみに森さんが少し出られていて私界隈で話題だった映画「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」も見ました、とお伝えしたところ「あ!私まだ見てないわ!」とのことでした。

そんなわけで、とっておきの一枚を留学一週目にしてゲットした私は、あまりの寒さにそそくさと劇場を後にしたのでした。(なので大沢たかおさんがいつ出てきたのかはわからず…) 

 

 家に帰ってからは日本で見られなかったドラマをどうにかして見終わったらしい。

 

そして、次の日も観劇、というか、コメディ鑑賞です。

 

(2020-08-01 22:48)