【2018年11月10日】テート・モダンでクリスチャン・マークレーの"The Clock"を見る【続き】
[Saturday 続き]
前回からの続きです。
16:20
ミレニアムブリッジを渡りテムズ川の南にある現代美術館テート・モダンにやって来ました。ここでしばらく雨宿りがてら美術鑑賞です。
(↓ 6年前の2012年に訪れた時の記事)
とにかく見るものがいっぱいありすぎてここに載せきれないですが、鑑賞したものを一部紹介すると…
以前テート・ブリテンの特別展で見て衝撃を受けたピカソの「泣く女」がテート・モダンに展示されていました!
当時は有料だったのにいつの間にか無料で見られるようになっていたなんて!
もちろん絵画だけではなく、写真やオブジェもあります。
18:00
以前見て印象に残っていた米国の芸術家ジェニー・ホルツァーの部屋にも入りました。
壁じゅうに並んだテキストや電光掲示板で、日常に溢れる情報に立ち止まって受け止める行為を思い出させます。
情報量の多いオノ・ヨーコのような。
この部屋でも一日中ずっと過ごしていられそうです。(電光掲示板のようなアート作品は後で追記したいと思っています。)
18:30
そして、最後にたどり着いたのが、黒い壁で囲われたスペースの入り口に行列用の囲いがされているインスタレーション。
クリスチャン・マークレーの"The Clock"。当時の目玉展示の一つ。
説明を軽く読んでもなかなかピンと来なかったので、並んで入場してみました。
百聞は一見に如かず。
テートモダンで一通り展示を見た後、最後にChristian Marclayの映像作品’The Clock’を観ました。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月11日
幾多の映画の中から時計や時間に言及したシーンを抜き取り繋ぎ合わせて24時間の映像に仕上げている。しかも、観客の見ている時間と同時刻で上映しているから、見ながらいま何時か分かるという面白さ。 pic.twitter.com/WgudCafPXg
これが実際のクリップの一部です。
Christian Marclay - The clock, 2010-2011
これはテートの展示告知。
Christian Marclay – The Clock | Trailer
24時間分の時計のシーンを切り出してきて時間の流れと一致するように編集することを考えると気が遠くなりそう! でも観客の立場では、その野心的なアイディアにとても興奮するし、ずっと見ていたい!
上映スペースには3人座りくらいのソファーが並んでいて、鑑賞環境も超快適でした。ここにも何時間でもいられるわー。ちょうど上映されている期間に見ることが出来てラッキーでした。
私が見に行った時には、開館時間の範囲で鑑賞出来ましたが、2ヶ月後には24時間上映もあったみたいです。深夜や早朝の時間帯にどんなシーンがあるのかも気になりますね。
‘The Clock’は2011年に横浜トリエンナーレでも上映されてたんですねー。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月11日
私が見ていた18:50頃から19:40頃の間は邦画だと「リング」のシーンも使われてました。
クリスチャン・マークレー インタビュー https://t.co/zHDdrh4KCM
グッズ売り場には、"The Clock"のポスターとTシャツが売っていました。
夕方に来たのに一日中いたような充実感と疲労感(笑)。
20:10
雨は夜になっても止まず、帰りはサザーク駅から帰宅。
足を運びやすいウォータールー近辺からは少し遠いからなかなか行きにくいけど、テート・モダンを十分に楽しむには半日程度じゃとてもとても時間が足りません!
(2020-12-14 14:34投稿)