【2018年11月23日】舞台"Summer and Smoke"を観る
[Friday]
もや。 pic.twitter.com/L5vSnETPQu
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月23日
学校にはクリスマス休暇のお知らせが貼ってありました。
この日の授業
毎週金曜日は小テストと復習ゲームの日。
あとは先生から英語の勉強にオススメのアプリの話。
先生オススメのアプリは以下の3つでした。
名前の通り、暗記カードのアプリ版。自分で好きな単語やメモを登録して学習できます。
英語の動画を見ながら何を言っているか2択クイズ形式で遊べるアプリ。
こちらも暗記カードアプリ。
1つ目のAnkiは他の先生もオススメしていたので使っていましたが、あんまり手応えは感じませんでした…。私は手書きのノートや単語帳の方が性にあってるなぁ。
授業の後は、学校のソーシャル・イベントで1時間くらいビンゴ大会に参加したのですが、詳しくは次の記事に書きますね。
放課後
金曜の夜なので、なんとなく学校の周辺から街歩き。
16:30
学校の側のショッピング・センターに小さなクリスマスマーケットが出来ていました。
といってもドリンクのストールだけですけれど。寒いから外で飲むなら温かいマルドワインが良さそう。
17:15
バスに乗って大英博物館へ。お土産屋さんだけちらっとひやかします。
以前英国旅行で来た時に見た「春画展」のトートバッグがまだ売ってました。
お気に入りだから今回の留学にも持ってきたけど、元々はこんなにはっきりした発色だったんだな(笑)。
2013年の春画展へ行った時の記事はこちら☟
17:40
早めに切り上げて、レスタースクエア方面に向かいます。
大好きなSeven Dialsを歩く。
18:00
レスタースクエアにも毎年恒例のクリスマスマーケットが出来ています!
ただ今回私の目的はクリスマス・マーケットではなく、ここレスタースクエアにあるウエストエンドの舞台の当日券を売っているtktsに寄るためです。
レスタースクエアの南側に建っているtktsの建物の壁のモニターにはその日に購入出来る芝居の当日券のリストが表示されていて、大抵何割かディスカウントされています。
直接現地まで行かなくても、ネット上で直近3日分の発売予定のチケットをチェックすることが出来ます。
※残念ながら現在(2021年1月時点)、新型コロナ感染拡大の影響で窓口は閉まっています。
ここで私が見つけたのはテネシー・ウィリアムズ作"Summer and Smoke"のチケット。NT Liveで日本でも上映されたナショナル・シアターの「宝島」での好演が光っていたパッツィ・フェランが出演しています。
定価は£39.50ですが、tktsのカウンターで買うと£20!かなりお買い得です。
夜に何も予定がない時にふらりと来て舞台のチケットをその場で決めて買えるなんて、演劇パラダイスですよ、本当! だからと言って無闇に毎日舞台を見まくってたら節約の努力が水の泡になっちゃいますけどね。注意注意…
18:30
開演までレスタースクエアのマクドナルドで夕食。
マックで食べるのはおなじみMETROに載ってるクォーターパウンダーとサラダの割引セット。当時は胃が小さくなってて、このくらいでちょうどよくなっていた。
19:00
トラファルガー・スクエアからもすぐ近いデューク・オブ・ヨーク劇場へ。
デューク・オブ・ヨークに来たのは、"The Dresser"を見に来た時以来かも。
I’m stuffed! Then head to the Duke of York’s theatre for the first time in 2years, since The Dresser!
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月23日
"Summer and Smoke"は映画化もされています。邦題は「肉体のすきま風」。
舞台は20世紀初頭のミシシッピ州。厳格な牧師の元で育った娘アルマは、幼馴染の医学生ジョン(Matthew Needham)の帰郷を楽しみにしていますが、ジョンの方は奔放で、すっかり女性との遊び方も知り、ギャンブルの楽しさも知っている… アルマもジョンもお互いを想う気持ちはあっても、その違いゆえにすれ違ってしまいます。ジョンにカジノへ誘われても、アルマはやはりそんな盛り場にはいられないのです。
ジョンはアルマではなく別の女性に惹かれるようになり、それが悲劇を招くことに。
良い評判を見かけてた再演の”Summer and Smoke”のチケットを、TKTSで半額で手に入れて観に行ってきた!
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
NTの「宝島」等で知られるパッツィー・フェランが隣に住んでいた幼馴染の若い医師に想いを寄せる娘を演じていて、好き故に過剰に反応してしまう体の動きが雄弁で引き込まれる。 pic.twitter.com/G1z6j3Fpqw
パッツィー演じるアルマは後半、ついにジョンに自分の身を捧げようと彼の告白をするのですが、時すでに遅く、すれ違い続けた2人が一緒になることはないのです。
演出や照明、美術も美しくて、舞台上に置かれたピアノ6台が効果的に使われてた。効果音(ドアベルや花火)を出したり、階段のように使われたり、照明にもなる。ピアノの椅子もベンチになったり。最後にピアノに座る人が誰もいなくなるのが印象的。 pic.twitter.com/rFF2gI6RZ3
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
非常にテネシー・ウイリアムズっぽい、破局の最後を迎える話ですが、その痛々しさがまさしく人生そのもので、なんとも言えず、痛気持ちよかったりします。
ジョンが好きだけれど、育ちの中で作られたモラルの殻の中で蠢めくように自分を閉じ込めているアルマ。彼女が面倒を見ている病気の母親は放埓で、全く違う人物なのが印象的でした。
出演している役者は英国出身でも話しているのはもちろんアメリカ英語なので、苦手意識のある私にとっては辛いところ。この後もアメリカ発の演劇・ミュージカルを何度か見に行きましたが、その度に緊張上乗せ。
挿入されてたジャズアレンジの歌が、聴いたことあるなーと思ったらポーティスヘッドの”Glory Box”だった!
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
アレンジされてるものもかっこよかったから、どこかで聴けるようになったらいいのになぁ。
ちなみにポーティスヘッドはブリストル出身ですね。
終演後、出待ちをして、パッツィー・フェランにサインを頂いてきました。
パッツィー・フェランに「Jamestown見てますよ」と言ったら、手を叩いてナイス!!って言ってました!
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
Fortunately I got a ticket of @SummerSmokePlay. It was stunning! Mesmerised by direction, lighting, set design, music and of course the performance.
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
Thank you @PatsyFerran, I’ll treasure this! (It’s hard to see her autograph cos I only had a black sharpie...) pic.twitter.com/WYvbJxpprQ
ちょうどこの頃、家で彼女が出演しているイギリスが初めてアメリカにおいた植民地ジェームズタウンを舞台にしたドラマを見ていたので、それを伝えたいと思っていたのです。
駒澤大学の教授による"Summer and Smoke"の論文を見つけたので、後で腰を据えて読んでみたい。
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/29450/jsb002-04.pdf
帰宅後
ロンドンは野良猫が多い気がする。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
(フラッシュ付けるつもりなかったので、この後「フラッシュたいてすみません」と謝りました。) pic.twitter.com/LWtCucEXNs
それともみんなちゃんとお家に戻ってるのかな。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
食後はお腹いっぱいだったのに、夜になったらすっかりお腹が食べたことを忘れてしまったみたいで…
お腹空いて眠れない。お茶は飲んだんだけど。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
親子丼とか食べたい。味がちょうどいい丼。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2018年11月24日
ロンドンでも親子丼を出すレストランはあるだろうけれど、味が違うんだよなー。
その点、ちょっとホームシック。
(2021-01-31投稿)