ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年12月31日】セブノークス&カナリーワーフへドライブ【その1】

[Monday] New Year's Eve

晦日だというのに、一部の電気とお湯がまた使えなくなっていた。

 

もうすっかり慣れてしまって、お湯を電気ポットで沸かし、綺麗にした洗面台に張って洗顔する。(部屋の電源はなんとか使えるのだった。)

家のWiFiはとても速度が遅いので、とても写真をアップしてブログを書く余裕はなかった。

日本との時差は9時間あるので、出かける前に忘れずに年末の挨拶だけ残しておく。 

 

13:00 

語学交換相手のヴィクターとカナダウォーターで待ち合わせ。 

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名前の通り、かつてカナダの船渠だったカナダウォーター

ホリデーシーズンなのに、風邪をひいてろくに出かけていない私を気の毒に思ってくれたのか、車で空気のいいところに連れて行ってくれるという。

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ユニークな形をしたカナダウォーターの公立図書館

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内部も吹き抜けでスタイリッシュなデザイン

14:00

ランチは近くの中華レストランで飲茶をいただく。
中国人が結婚式のお祝いに開くパーティーを開きそうな、オーセンティックな店。
ここも広東語が流暢なヴィクター行きつけの場所です。
(名前を忘れてしまった。)

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本格的な飲茶。うまい!

そのあとは車に乗り、東へと向かう。
ヴィクターはロンドンの空気が苦手で、時々一人でケント州方面に遠出して、
自然の空気を吸いに行っているらしい。
今回はその場所の一つを教えてくれるそう。
男性と2人で遠出するのは注意が必要だけど、ヴィクターは本気で日本語やアジアの文化に興味を持っている人だとよくわかっていたので、ご好意に甘えて連れて行ってもらいました。

車のグローブボックスに、METROに載ってるマクドナルドのバウチャーや、ファストフードでもらえるナプキンがいっぱいキープしてあって、「私と同じじゃん!」と安心した記憶があります(笑)。

車内では、私のホームステイ先の愚痴を聞いてもらったり、ヴィクターがいつも車の中で聞いてるという日本の童謡を解説?してあげる。
「げんこつやまのたぬきさん」とか「大きな栗の木の下で」とかおもちゃのチャチャチャとか… 手遊び付きの歌はこんな風に習ったよ、と教えてあげました。
「こぶたぬきつねこ」のように、童謡は動物の歌が多いので、動物の名前はすぐに覚えることができたらしいです。でもヴィクターは「うみ」が好きだと言ってました。

15:50

そして、たどりついたのがケント州のセブノークス(Sevenoaks)という場所。

「7本のオークという意味だよ」

セブノークスという地名はもともと、西暦800年頃にクリケット場の7本のオークの近くにあった礼拝堂につけられた名前にちなんでいるそう。 

アインスフォードという村の近くにあるレンガのアーチ陸橋(Eynsford Viaduct)の眺めは壮観でした。英国指定建造物のリストにも入っている。

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https://www.kentrail.org.uk/Eynsford%20Viaduct.htm

橋を眺める並木道も素敵なんだな。

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16:00

その後、さらに車でラリングストーン城へ。

1497年に建てられたエドワード3世の子孫であるハートダイク家の屋敷で、エドワード3世だけでなくアン女王も訪れたとか。20世紀のラリングストーンはシルク農場の本拠地で、そのシルクはエリザベス2世の戴冠式のローブやウェディングドレスにも使われたらしい。

Lullingstone Castle & The World Garden

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入口の門と案内

この日は冬だったので公開はされていませんでしたが、4月から10月までは庭の植物園も見られるみたい。

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入り口から屋敷を覗き見しました

自然豊かでガーデニングも有名なイングランドですが、冬はひたすら春を待ち望むのみ。

「春のケントならラベンダーが咲いて綺麗なんだけどねー。
 また春に連れてきてあげるよー」

ただ、止まらなかった私の咳は、ケントをめぐるうちにかなり回数が減っていました。

「咳にはNight Nurseが効くよ。ロンドンに帰りがてら薬を探しに行こう」

とお勧めされたので、帰る途中にセブノークスのでっかいSainbury'sに寄り、
飲み薬のNight Nurseを探しに行きました。

Night Nurse Liquid 160 ml - Boots

17:00

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郊外だからロンドンと全然規模が違う!

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Night Nurseは見当たらず

お目当てのNight Nurseは見つからず、いいよいいよー、美味しい空気吸ったら良くなったからー、と言っていたらヴィクターが店員さんに確認してくれたのですが、売り切れていた模様。仕方なく、ヴィクターが普通に日用品を購入。

せっかく大晦日なので、最後にはホテルのバーでカクテルを乾杯することになりました。

19:00

連れて行ってもらったのが、カナリーワーフの高層ビルが見える場所。

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おそらくロンドンで見られるとっておきの夜景の一つ!

酔わない程度の甘いカクテルを飲みながら、ヴィクターと信長に仕えた黒人の侍、弥助の話や、チョコレートの話から世界の侵略の歴史まで語り合いました。

(ガーナ系英国人のヴィクター曰く、「日本のガーナチョコレートは偉大だ!他の国で本当の生産国の名前を商品につけている会社はない!」とのこと)

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ヴィクターと別れた後は、ロンドン名物年越し花火を見るためにさまよい歩きました。

花火の話題はまた次回。