【2018年12月31日】ロンドンの年越し花火、チケットなし&無料でどこから見るか?【その2】
[Monday] New Year's Eve
言語交換仲間のヴィクターとケント州をドライブして別れた後、
年越し花火を見るために、一人でロンドン・ブリッジ方面へと向かいました。
基本的にロンドンの年越し花火を良い場所で見るには入場チケットが必要です。
※2020/2021年の年越し花火のチケット販売はCOVID-19感染拡大で中止されました。
購入すると、割り振られたエリア番号の場所に入場して鑑賞することが出来ます。
が!
チケットの予約は9月までで、私は留学準備の忙しさでチケットを購入するのをすっかり忘れていました。
(その事実はロンドンに住んでいる友人のスヴィから後で教えてもらった。時既に遅し。)
はっきり言ってしまえば、年越し花火はBBCのTV中継で観るのが一番快適(ロンドナー談)ですが、チケットがないからと言って、外で花火が見られないかというとそうでもありません。
せっかくロンドンにいるんだから外で!肉眼で!人ごみに紛れて花火を見てみたい!
という場合に、どこで見られるのかを事前に調べてみました。
(例えばこんな記事があります:
- Where to see the New Year's Eve fireworks for free!
- How to watch the London New Year's Eve fireworks for free | Metro News
- New Year's Eve Fireworks in London 2019: Where to watch in the capital for free | London Evening Standard | Evening Standard )
①封鎖されていない橋で観る
当日はウォータールー橋からウエストミンスター橋まで封鎖されていますが、
その他の橋は平日と同じように解放されているので、橋の上から見る方法があります。
ブラックフライヤーズ橋やランベス橋など。
ただし、もちろん同じ発想で橋に集まる人はたくさんいるので(後述します)、
歩道で立ち止まるのは危険ですし、警察が行き来しているので、状況によっては歩行者通行止になってしまいます。
②丘の上から見る
ハムステッド・ヒースやプリムローズ・ヒル、グリニッジ・パーク、アレクサンドラ・パレス、ヒリー・フィールズといった小高い場所から見る方法もあり。
遠くから見ることになるので、花火の大きさはかなり小さいけれど、他の場所で打ち上がっている花火も見ることが出来るので、ロンドン全体の年越しムードを味わうだけならいいかも。
③近くの穴場で見る
セントポール大聖堂近くのキャノン・ストリートや、ホワイト・ホールの裏のホースガーズ・ロードで見る方法もあるようです。もちろん激混みらしい。規制される可能性はあるかも。
主に以上の選択肢がありますが、私は外出先からの移動を考えて、ひとまずロンドン・ブリッジに行ってみて現場の状況を探りながら、見られる場所を探すことにしました。
ロンドン・ブリッジ(22:30)
ロンドン・ブリッジに到着。
駅からの人通りは多いですが、このあたりは混雑していません。
歩けず先に進めないということもありません。
#Throwback #Video
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2021年5月19日
New Year’s Eve #LondonBridge, #London, #UnitedKingdom
22:32, 31/12/2018 pic.twitter.com/oeCvzBHBZb
そもそも、ロンドン・ブリッジからは花火が打ち上がるロンドン・アイ付近は見えなさそうなので、もうちょっと川沿いに西へと向かってみます。
キャノン・ストリートにも出てみましたが、建物に囲まれていてどこから花火が見えるのかわからず、結局川沿いに戻ってきました。
サザーク・ブリッジ(22:50)
20分後にサザーク・ブリッジに到着。
こちらの橋の上の歩道は人でいっぱい。座り込みしてる人も。
警官が立ち止まらないように呼びかけていますが、橋の上に入ってしまったら動くこともままならなそうな状態。
ここにはとても居られそうにないなので、さらに西のミレニアム・ブリッジへと向かってみます。
するとサザークからミレニアム・ブリッジへ向かう途中で、テムズ川そいにクイーンヒザというクイーン・マティルダ(ヘンリー1世の妻)にちなんだ小さなドックを囲む小道がありました。
肩が触れ合うほど人通りは多くなっていましたが、22時台は縁にぴったりと待っている人も1列くらい。
手前のビルが邪魔だけど、ここなら花火が上がった瞬間は目視できそう。
ここを候補場所としておいて、ミレニアム・ブリッジにもひとまず行ってみます。
ミレニアム・ブリッジ(23:00)
ミレニアム・ブリッジまで来ると、人ごみで前に進むのも困難に。
橋の下は座り込んだ人でいっぱいで、通行も不可能。
とても上に上がっていくことが出来ないので、元来た道を戻り、先ほどのクイーンヒザで待機することにしました。
クイーンヒザ
先ほど写真を撮って確認した場所まで戻ると、それから人が増えていて、さっきまで1列程度だった立ち見の人数が2・3列に増えていました。
クイーンヒザにはモザイクの装飾があり、道とドックを隔てた塀のようになっているのですが、その塀にも人が乗り始め、足を放り投げて座る人も。
足の下はテムズ川なので結構危ない。
Queenhithe Mosaic | Telling The History of The City of London
私は塀の角のあたりで3列目くらいの場所に待機。
友達連れのグループも子供連れもいて、後ろから多国籍の言葉でガンガン人が押してきます。
時間が近づくにつれ、クイーンヒザも通行が難しい混雑ぶりに。
生きて帰れるだろうか…
そのうちに、周りがカウントダウンを始め、そして…
0:00
Happy New Year guys!!!
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2019年1月1日
(I glimpsed fireworks and slipped out of crowds immediately!)#happynewyear2019 pic.twitter.com/Y54gZA0V1v
花火は一部分だけど、塀越しに待ち焦がれていたみんなは大盛り上がり。
一発一発上がるたびに歓声が上がっていました。
チケットもなく見に行った割には好位置だったかも。
周りの嬉しそうな雰囲気につられて、満足感に満たされました。
ここまでたどり着いてよかったー!
しばらく年越しムードを楽しんだ後、花火の後は地下鉄が混むと聞いていたので、花火の途中で脱出。必死で人ごみをかき分け、駆け足で駅に向かいました。
(セント・ポール駅は閉まっていたので、バービカン駅まで向かうことに。
新年深夜の大爆走!)
バービカン駅(0:20)
花火を見た後は通常時+2時間は混んでて帰れないと言われているそうですが、サザーク橋からバービカンまで歩いてサークル→ピカデリーラインに乗り換えたら平日と変わらない時間で帰れた。計画通りだぜ。 pic.twitter.com/K5LhZ66uUY
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2019年1月1日
そしてキングスクロス・セントパンクラスでスムースに乗り換え。
ウッドグリーン駅(0:50)
地元駅へ無事に到着。
…といった具合で、私の年越しイベントは終了。
この年越しについては、留学中に年越しするなら9月までに花火のチケットを買っておけ!が真の教訓ですが、
無料で花火見物をするなら「クイーンヒザが穴場」が私なりの結論。
1・2時間以上前から待機していれば、今回私が撮影したくらいの花火が見られると思います。
もちろん、今後またビルが建ったりして景観が変わる可能性もありますけどね。
前もってテムズ川周辺を散歩しながらロンドン・アイが見られる場所を確認しておくのもいいかも。どこにも載っていない自分だけの穴場スポットが見つかるかもしれません。
孤独な年越しになるかと思ったけど、ドライブに連れて行ってもらい、一応花火も見られて、及第点の年末でした!
次回はニューイヤーデイズパレードの様子をお送りします。
当日のツイート
あけましておめでとうございます🎉
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2019年1月1日
大晦日は親切な友人とランチしてケントで散歩し、何故か世界の侵略の歴史について熱く語った後、花火をチラ見してすぐ帰ってきました。 https://t.co/z9CGwzicSb
大晦日のカナリーワーフ。 pic.twitter.com/YicOWrQQHc
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2019年1月1日
ちなみにサザーク橋の上とミレニアム橋の下はこんな感じになります。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) 2019年1月1日
なぜか花火が見えない位置にも人がたくさんいる。
地元の人が見に行きたがらないのも分かる気がする。 pic.twitter.com/GRG1Y8BN7q