【2019年1月8日】ナショナル・ギャラリーとナショナル・ポートレート・ギャラリー
[Tuesday]
新学期2日目。
通常通り、上級と上中級のクラスに分かれての授業になったので、
やっと新しいテキストの内容を勉強することになりました。
この日はちょっと変わった趣味を持った人の文章を読みつつ、
「夢中になる」時の英語表現を学び、
自分の周りにいる変わった趣味を持つ人の話をクラスメイトと話し合いました。
crazy about
be keen on
be obsessed with
have a passion for
into it etc...
そして話し合った内容を参考に、身近な人の趣味について5つ文章を書き、
先生が添削してくれました。
放課後
久しぶりにナショナル・ギャラリーに行ってみようと、
少し遠いのでよく利用しているバスではなく地下鉄で移動。
ノーザンラインで南側に向かうのは慣れてないので、
慎重に乗り換えを確認していると…
ノーザン線からノーザン線に乗換時に「なんで同じ路線なのに乗り換えないといけないんだ」とホームでぼんやり考えたら通りがかった女性が「大丈夫?助けようか?」と訊いてきた。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) 2019年1月8日
「いや平気です」って言ったんだけど「いいのよー!どこに行きたいの?」と言うのでチャリング・クロスと言ったら、その人も悩み始めちゃって、結局当初の私のプランで乗換えることに。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) 2019年1月8日
それにしてもロンドンにいると世の中には積極的に親切な人もいるもんだなと感じることがわりとあります。
ノーザンラインは、すんごいザックリ言うと「H」型の路線なので、
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) 2019年1月8日
同じ名前の路線でも「H」の右下から左下に行くには、
真ん中の横線(ユーストン)で乗換えないといけないんですよ。
16:00
チャリング・クロス駅に到着。
地上に出たらトラファルガー広場までは5分もかからない。
以前はナショナル・ギャラリーへは正面入口から入場出来たと記憶していたのですが、
この時は西側にある別館"Sainsbury Wing"から入るようになっていました。
詳しい理由はわかりませんが、おそらく荷物検査を行うようになった関係かな。
今回は常設展のみ見るつもりなので、階段を上って本館へ。
内部のマップはこちらからどうぞ↓
Level 2 | Floorplans | National Gallery, London
英国を旅行するのは、だいたい芝居目的なので、美術館を訪れる時はその芝居に関わる歴史の作品を見に行くようにしているのですが、
今回の留学中に常に注目していたのは「英国万歳!」と「女王陛下のお気に入り」の時代だったので、ジョージ3世もしくはアン女王の時代の作品を探していました。
そしてナショナル・ギャラリーで見つけたのは、ジョージ3世の妃であるシャーロットの肖像。
見に行った当時はRoom 36の天井がドームの部屋に展示されていました。
(東京と大阪で2020年に開催された「ナショナル・ギャラリー展」で展示されていたらしいです。)
解説に書いてあった内容は↓で訳してます。
久々にナショナル・ギャラリーに行って、シャーロット王妃の肖像画を見てきたよ。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) 2019年1月9日
真珠のブレスレットは夫のジョージ3世からの結婚の贈り物で、右手は彼の細密画、左手はモノグラムが付いている。
背景はウィンザー城から見えるイートンカレッジ教会。 pic.twitter.com/bn6pEQgZWO
1789-1790年の作品なので、王妃は45歳くらいでしょうか。
ちょうど1789年がジョージ3世が長期にわたる病気から回復し摂政案が阻止されたあたりなので、ちょっとひと段落していた頃でしょうか。
穏やかな表情を浮かべていて、なんとなく、他の女王や王妃の肖像画よりも親しみを感じます。
近くで見ると、ドレスのレースや襞が非常に繊細に描かれていて、細部まで見応えがある1枚。
こうやってみると「英国万歳!」でシャーロット妃を演じてたデブラさんってちょっと本人に似てる。
16:48
肖像画を見るならナショナル・ポートレート・ギャラリー(NPG)の方がいいかも、と気づき、ギフトショップで父に送る用のターナーのポストカード(£1)と、国際切手(£5.85)を購入した後、隣のNPGに向かいました。
17:00
NPGでもジョージ3世もしくはアン女王関連の作品を探していると、
ありましたありました!
「女王陛下のお気に入り」で、愛憎入り混じった関係が見られるアン女王とサラ・チャーチル。肖像画もちゃんと?並んで展示されています。
その間にはサラの夫であるモールバラ公ジョン・チャーチルの胸像が置かれています。
ジェームズ2世の元、反乱を起こしたモンマス公を鎮圧した様子が描かれた肖像画も、
同じ部屋に飾られています。
でもその後はジェームズ2世を裏切り、オランダ総督のウィレム2世(のちのウィリアム3世)側についてしまうんですよねー。
アン女王はこのウィレム2世の妻、メアリー2世の妹です。
映画の中で鴨レースに興じていた大蔵卿シドニー・ゴドルフィンの肖像画もありました。
そして、小さな装飾品も眺めていると、
その中にジョージ3世のものも見つけました。
そしてナショナル・ポートレート・ギャラリーにあるこの細密画が、そのブレスレットについていたものみたいに見えるけど、どうなんでしょうか。 pic.twitter.com/jcAhuPKZyw
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) 2019年1月9日
これって、さっき見たシャーロット妃のブレスレットについていた小さい肖像じゃないか?!
やっぱり同じものじゃない?!
ただ、説明書きにはそこまでの記述はなく、
画家は不明で、1809年頃かそれ以前に描かれたものとなっていました。
でももし同じものだったとしたら、
直前に見た肖像の中の実物が間近に見られて感動しちゃうな。
もしかしたら王妃が肌身離さずつけていたかもしれないんだもんね。
帰りはいつものようにレスタースクエアを経由して帰宅。
帰宅後
帰宅後は、オンライン上で3か月分のトラベルカード(定期券)を購入。
お値段は£331.80。
テレビではスペインのリゾート、ベニドルムを舞台にしたシットコム"Benidorm"のアニバーサリー特番が放送されていた。
スティーヴが出てるけど、いまいち食指が動かず見たことないんだよなー。
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