ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2019年1月12日】「女王陛下のお気に入り」衣装展 at ケンジントン宮殿

[Saturday]

SHERLOCK」の脱出ゲームに挑戦した次の日、
その脱出ゲームに誘ってくれた友達のJを誘って、
2019年2月8日までケンジントン宮殿で行われていた
映画女王陛下のお気に入りの衣装展
"The Favourite Costume Display"を見に行きました。

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入場料は大人23ポンド(当時)。

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ケンジントン宮殿はかつてダイアナ妃が住んでおり、
その後はケンブリッジ公ウィリアム王子の家族が住んでいる宮殿ですね。
宮殿内の地図はこちら。2階に上がる階段ホールもこんなに豪華です。

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まず2階のKing's State Apartmentに上がると、立派なギャラリーに出ます。

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そしてそのギャラリーの突き当たりには、チャールズ一世の肖像画が掲げてあります。

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実はチャールズ一世については訳あって以前勉強したことがありまして、
バンケティング・ハウスなど、ゆかりの場所を訪れたりしていた
思い入れ?のある王様の一人です。


バンケティング・ハウス~チャールズ一世に思いを馳せる - だから、ここに来た!

 

2階のKing's State Apartmentは部屋を巡りながら、
ジョージアン(ハノーファ朝)の歴史の解説を読むことができます。

 

主にジョージ2世とキャロライン妃についての説明で、
英国の王となった後もドイツ語を話していたジョージ1世と異なり、
ジョージ2世夫妻は英語を使い、宮殿の中にも歴代の王の肖像を飾って、
英国の王室の一員としての意識を強く持っていたようです。

飾られた肖像画にも理由があるんですね

ジョージ2世夫妻はヘンデルパトロンでもあり、
この宮殿公務の場所として使うだけでなく、楽団を招いたこともあったそうです。

謁見の間の玉座

3階は歴史をさかのぼって、
メアリー2世のために作られたQueen's State Apartment。
今回はこの階のギャラリーが衣装展の会場になっています。

スチュアート朝家系図が刺繍されている!(左)

衣装展については旅行ブログの方に詳しくまとめましたのでご覧ください!!
↓↓↓

「女王陛下のお気に入り」衣装展 at ケンジントン宮殿 - だから、ここに来た!

女王陛下のお気に入り」はアン女王と親友であり女官であるサラに纏わる物語ですが、メアリー2世はアンのお姉さん。
夫のウィリアム三世とメアリー2世の間には子供がいなかったため、
彼らの妹であるアンが後継となりましたが、
サラが政治に口出ししていることを知り、
彼女の解任を巡ってメアリーとアンは仲違いをしていたという経緯があります。

ウィリアム三世(左)/妹のアン(右)

衣装展の行われているギャラリーの奥には
女王の寝室やクローゼットの部屋があります。
メアリー2世は天然痘でこの寝室で亡くなったそうです。

実は1階ではダイアナ妃の衣装展も開催されていました。


www.youtube.com

80・90年代の自立した女性を象徴するような
最先端ファッションに身を包んでいたダイアナ妃なので、
その服もとてもスタイリッシュで華やかでしたが、
一緒に行った友達Jは全く興味がないらしく(笑)、
あまりゆっくり見られませんでした。せめて写真だけでもご紹介。


13:00頃〜

ハイストリート・ケンジントン駅近くのM&Sのフードコートでランチ。
14時からウォーキングツアーに参加するので、しばらく時間を潰しました。

ウォーキング・ツアーはホテルや学校、案内所などに置いてある
しおりに書かれた集合時間に指定の場所に集まると、
ガイドさんがやってきて、10ポンド(当時)渡すと
2時間のウォーキング・ツアーに連れて行ってくれます。
(2022年現在は予約が必要で、料金も15ポンドになったみたいです。)

Walking Tour of Kensington

私もブライトン旅行で肝試しツアーに参加しましたが、
友達のJもよくこのウォーキング・ツアーを利用しているそうで、
一緒に参加した旅行者と仲良くなることも多いとか。
(実際、一緒に回ったアメリカ人観光客とも話したりしていました。)

ガイドさんが立ち止まりながら街や建物の歴史を教えてくれます
6つに枠が分かれた窓はジョージアン様式の古いデザインであることも学んだ!

宮殿が近いこともあって、ケンジントン周辺は元厩舎の土地が多かったように記憶しています。

友達と「こんなところに住んでみたい!」と興奮したお家

1900年代に閉店したパブ"Ye Civet Cat"の看板だけが現在も残っている!
歴史あるアーケードも外観を良く見ると装飾が施されている

ツアー自体はとても面白かったのですが、
2時間歩きっぱなしでしかも外は寒かったので、
後半は無言でツアー客に同行するのが精一杯でした。

16:00すぎ

ウォーキング・ツアーが終わると少し緊張が緩んで、
もう少し歩く元気が出てきたので、
Jと一緒にケンジントンの古着屋へ。

スーツのみならず軍服も扱う老舗の古着屋さん。
ツイードのジャケットの模様を見ているだけでも楽しい。
お店の男性が丁寧に接客してくれました。

Jはコスプレ用のウエストコートを探していましたが、
ちょうど良いサイズがなくて購入は断念。

17:30すぎ

モニュメント駅あたりのレストランで夕食。
とは言っても、歩き回ってヘトヘトすぎて食欲がなく、
私はナチョスだけ摘みながら、Jの仕事の話や、韓国旅行の話などを聞いていました。

Jと一緒にたっぷり遊んだ週末もこれで終わり。
9月に彼女と別れた時はこんなに楽しい思い出はもう作れないだろうなー
なんて思っていましたが、
今回もまたまた、一生忘れられない思い出の3日間になりました。
優しい仲間に支えられて、留学生活がどんどん濃厚になっていきます!