ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年11月19日】久々の登校

[Monday]

一週間の旅行後、久々の登校日。 

先生やクラスメイトは好きだけど、やっぱり英語を話さなきゃならないプレッシャーは毎日ある。

でも今日はリーグ・オブ・ジェントルマン(以下TLoG)のDVDの発売日だから、それを支えに肝心な月曜日を乗り越えねば!

メンバーも発売日を告知している!

 

休暇中の授業

フランス人のクラスメイトに休んでいた間のノートの画像を撮らせてもらいました。
それによると、文法については好みの説明と比較級を習ったようです。

used to infinitive
used to be adjective
 =past habits/states
Function = Things you DID regularly in the past but don't do now
Ex. I used to live in Paris. / He used to wear T-shirts.
*would + infinitive = past habits but NOT states

to be + used to + verb-ing
to be + used to + noun
 = present habits / states 
Function = sth that is normal because you have lots of experience
Ex. I'm used to teaching. / I'm not used to the weather in London.

to be + getting used to verb-ing
to get used to +verb-ing / noun
Function = sth that is becoming normal because you're doing it a lot.
Ex. I'm getting used to going to the gym. / speaking with English people.

 

I prefer to infinitive ... than to infinitive
I prefer verb-ing
I prefer noun to noun
 Ex. I prefer to rent than to buy.
       I prefer renting to buying.
       I prefer towns to villages.

I would prefer to infinitive ... than ... 
*not -ing with I'd prefer
 Ex. I'd prefer to rent than (to) buy.
I would rather infinitive ... than ...
 Ex. I'd rather rent than buy.

 

この日の授業

隣の席のクラスメイトと休暇中に何をして過ごしたかを会話。
私はちょうど旅行してきたところだったので、その話をしたと思います。

文法はVerb Patterns。-ing(gerund) 動名詞to 不定詞について。

動詞の後に動詞が続く場合、多くの場合が動名詞(-ing)になります。
avoid, enjoy, imagine, keep, miss, suggest などなど。
 Ex. I love watching films. / I enjoy not getting up early.

その他、動名詞は主語として使えたり、前置詞の後におくことができる。
 Ex. Singing is my passion. / I'm good at singing.

 

その他の場合の多くは、to不定詞に。
agree, ask, need, refuse, seem, want, hope, pretend などなど。
 Ex.  I hope to see you Monday. /  I promise not to tell a lie again.

その他、to 不定詞は形容詞の後におくことができる。
 Ex. I'm happy to share the room with you. / I'm sorry to hear that.

 

ただしingとto、両方使えるものもあり、

I stopped smoking.
I stopped to smoke.

…この2つのように、同じ動詞で両方間違いではないけれど意味が違うというアレです。
smoking が give up で、to smoke が stop for another activity.
regret, forget, remember, try, quit, need なども意味が分かれる動詞。

私は未だにこの違いは一瞬あれ?っと立ち止まってしまいます。

www.youtube.com

 


'Try + verb-ing' or 'Try to + verb'? - English In A Minute


Regret + ing or + to - English In A Minute

 

放課後

早速TLoGのDVDを取りにシャフツベリー・アベニューのお店FOPPへ。
ところが私宛のDVDは届いておらず。

地下のカウンターで店員さんが何度もチェックしてくれましたが、荷物は届いていませんでした。

サイン付きの限定品なので、お店にある通常盤を買うわけにもいかず、もうちょっと待ってみることに。とほほ。

帰りにコヴェントガーデン周辺を散歩してきました。

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ロンドンもすっかりクリスマスの雰囲気。
明日には届いているといいなー。

(2021-01-26 13:00投稿)

 

【2018年11月18日】テレビ三昧!

[Sunday]

ノッティンガムバーミンガム旅行も終わって、ロンドンでの休日。
この日は見たい番組が多かったので、お家でテレビ三昧。

(登場する固有名詞の詳細は以下の記事をご参照ください。)
 ミウモの基礎用語 - ミウモのロンドン留学体験記

 

"Sunday Brunch"

まず、マークがゲスト出演する"Sunday Brunch"。
日曜に日本の「王様のブランチ」くらいの時間にやっているチャンネル4の情報番組。
ゲストが料理に挑戦したり、話題のレシピを食したりするコーナーがあったりします。

今回はどっしりとチーズやトッピングの入ったトーストの食べ比べ。

番組には何度も出ているマークは、朝食抜きで生放送に挑んだそうです。 

マークが出演したのは、19日に発売される、このブログでも何度も触れているリーグ・オブ・ジェントルマン(以下TLoG)のライブツアーDVDと、特別に発売されるテレビシリーズの音源をまとめた限定レコードBOXの告知のため。

おならの音は仕様かな?(笑)

この番組の中でライヴツアーDVDのクリップも流れたのですが、その中に客席にいる私も確認することができました!やったー!

見に行ったのがDVD撮影日だとわかった時に「もしかしたら映像に映り込めるかな?」とちょっと期待してたので、飛び上がって喜んじゃいました。
もちろん「これが私!」と画面を指しながら説明しないとわからない程度の映り込みですが。

当日についての記事はこれです↓ 

notfspurejam.hatenablog.com

 

マーク曰く「スティーヴは口紅を塗ったタラみたい」。
ティーヴはメンバーの中でも一番女装がはまっていると思います!

 そして、私が注文したTLoGのDVDの発送連絡も届きました!

明日お店に取りに行くのが楽しみ!

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苦手なお料理もしてましたよ!

 

ドクター・フー

夕方は買い物に出て、夜は「ドクター・フー」S11E7「謎の差出人」"Kerblam!"の回を視聴。

アマゾンみたいなネットショッピング業者Kerblamから11代目ドクターがお気に入りだったフェズ帽が届く。

帽子と一緒に助けを求めるメッセージが入っていたことで、ドクターと仲間たちは新入社員になりすましてKerblamの倉庫に潜入し、誰が助けを求めてきたのかを探ります。

ちょっとシリーズを続けて見るやる気がなくなってきた頃でしたが、倉庫の中のベルトコンベアを使って移動したりする潜入活動や、"If you want it, Kerblam it!"っていうキャッチフレーズが耳に残っていて印象に残っているエピソード。

 

次回はアラン・カミングがゲストの「魔女狩りの村」"The Witchfinders"だ!

アラン・カミングは好きなUK出身の俳優の一人です。
近年はドラマ「グッド・ワイフ」や映画「チョコレートドーナツ」の熱演が記憶に新しいですが、私はジュリー・テイモア監督のシェイクスピア「タイタス」を見て「誰だ、この役者は!」と釘付けになって以来ずっと気になる存在。


Titus (1999) - Trailer

 

"The Interrogation of Tony Martin"

最後はスティーヴ主演の特番"The Interrogation of Tony Martin"
このドラマではスティーヴは口紅をつけてません(笑)。

1999年、ノーフォークの農家に侵入した16歳の少年を農夫のトニー・マーティンが射殺した事件を元に、トニーが取り調べを受けた3日間に焦点を当てたverbatim drama=再現ドラマ
ティーヴがトニーで、尋問官をダニエル・メイズスチュアート・グラハムが演じています。

トニーはショットガンで強盗に入った少年たちを撃ち、2人のうちの1人は死亡。多くの同情を集めるトニーでしたが、彼の銃器証明書を持っていなかったにも関わらず少年を警告なしにショットガンで射殺する過剰な自己防衛に「殺人ではないのか?」という疑問も次第に生まれてきます。

始めは言葉少なく証言を拒否するトニーは、その後弁護士を連れてきて、自分が過剰に防衛しているのは子供の頃の親からの虐待と、これまでに2回強盗にあっていることが原因だと主張。
ただ、強盗対策として2階に上がるための階段を毎晩取り外したり、寝る時にもショットガンを枕元に置き、寝間着は着ず、靴も脱がずに就寝していたと言うトニーは正気だったとも言えない状態。

結局、彼は実刑を受け、現在はすでに出所し、今でもご健在です。(2021年現在)

ティーヴは冷たい取調室と同じように心を許さないトニーの隠された狂気を、感情を両腕の中に押し殺すように演じています。

午前中にちらりとTLoGでのキャラクターを見たところだったので、演じる役のギャップがたまりません。

トニーのような殺人を犯すシリアスな役だと本当に近寄りたくない怖さがあるけど、本人はとても明るい人だし、語学も堪能、クイズ番組では優勝すること多数、客いじりとか臨機応変な演技も得意で多彩な人なんですよー。

 

さあ、たっぷりテレビ三昧の翌日は久しぶりの語学学校。 面倒だなー。(コラ)

 

参考:

www.theguardian.com

www.independent.co.uk

 

(2021-01-25 13:30投稿) 

【2018年11月17日】'There is no place like home'? ロンドンに帰る日

[Saturday]

いろいろありましたが、あっという間にロンドンに帰る日に。
「英国万歳!」を見たのも遠い昔のよう。

楽屋口でうまくお話出来なくて凹んだけど、弱気な自分に負けずにいたいな。

ちなみに、旅行中に見かけたこんなニュース。

今(2020年代)ではドラマシリーズも世界同時配信される機会も多くなったからよかったですよね。「ドラキュラ伯爵」もBBCでの放送翌日に日本で見られた。

ちなみに2010年代の私は、VPNをあれこれ駆使して日本で見て、さらにAmazon UKでDVDを買ってました。ただドラマはともかく、舞台は現地に行かなきゃどうにもならないんですよねー。

12:00

シーツの悪臭の件には面と向かって触れずに円満に宿泊先を出て駅に向かいます。
お昼はブルリング・ショッピングセンターのレストラン街で食べることに。
悩んだ末にTasty Plaiceでフィッシュ&チップスを注文。

イギリスといえばF&Cですが、私は大抵全部食べきれず持ち帰るか食べきって気持ち悪くなってしまいます。それでもたまに食べたくなる。

 

12:50

ユーストン行き電車のぷらっとフォームはまだ分からず。

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余った時間でショッピングセンターの2階をぶらぶらしていると、1階のちょうどプラットフォームを確認していた場所のスペース床一面に女性の写真が。

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1階に降りると、無数の女性たちの写真で1枚の肖像が出来上がっていました。

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この大きな女性の肖像は、エヴァリン・ヒルダ・バーキット(Evaline Hilda Burkitt)と言う女性参政権運動家のものでした。

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金曜日に女性参政権100周年の特別展を見ましたが、これもその一環のプロジェクト。大きなエヴァリン・ヒルダ・バーキットの写真は、一般公募で集められたウェスト・ミッドランズの女性の写真で構成されたものだそうです。

thepeoplespicture.com

1907年にバーミンガム参政権運動団体に入ったヒルダは、2年後に「男だけの」予算委員会に出席する首相の列車車両に石を投げようとした罪で投獄され、ハンガーストライキを起こし、初めて強制摂食させられたサフラジェットとなりました。

www.bbc.com

このあたりの話は映画の"Suffragette"(2015、邦題「未来を花束にして」)を見ると、彼女のような女性参政権運動家の様子を知ることが出来ます。


Suffragette Official Trailer #1 (2015) - Carey Mulligan, Meryl Streep Drama HD

ここまで自分の人生を犠牲にして女性の権利の為に戦った人たちがいたことに尊敬し感謝し、彼女たちが勝ち取った権利を大切に行使しなければならないと強く思います。

バーミンガム旅行は期せずして、女性の表現・権利・発信力について改めて考える機会になりました。

13:00

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列車が到着するプラットフォームがわかり、やっと乗車。

 

14:00

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(バスは酔ってしまうので)やっぱり電車が一番だわー。
気分が落ち着いているから車窓の景色もちゃんと楽しめます。


 16:30頃

やっとステイ先に帰宅。

慣れた自分の部屋があるとはいえ、ステイ先も「人の家」だから多少の緊張感はあるところで、さらに他の場所で宿泊してくるのは、思った以上に疲れるものですね。

コケて足に大きな痣を作った以外は致命的な失敗もなく、無事に帰ってこれて一安心。
バーミンガムの宿泊先みたいにシーツも変な臭いしないし、やっぱり家が一番。

週末はお茶でも飲みながら、のんびり大好きなテレビを見るのだー!

 テレビ情報雑誌も買ったし、日曜もテレビ見るぞー!

ぼんやりしてボケかましそうになるのも英語に慣れてきた証拠ということで。 

 

 (2021-01-23 11:15投稿)

【2018年11月16日】バーミンガム美術館【続き】

[Friday] 続き

バーミンガム観光の続きです

15:30 

ペン・ミュージアムから南に歩いていくと、独特な外観の建物が見えてきます。

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ここはテレビで見たことがある!バーミンガム公共図書館です。
時間がなくて中には入りませんでしたが、七宝模様の外壁は一度見ると忘れられませんね。

15:40

後半に訪れたのは、バーミンガム美術館。

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www.birminghammuseums.org.uk

ロンドンの美術館と同様、入場は無料です。

特に調べたわけではなかったのですが、来館した時は女性が参政権を獲得して100年を記念し女性芸術家を称える"Women Power Protest"という特別展が開催されていて、印象的な作品が展示されていました。

www.birminghammuseums.org.uk

Blog | Birmingham Museums

 

その中からいくつか紹介しますと、まずMarion Couttsの"For the Fallen"

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"The Fallen"は戦死者たちという意味があります。「戦死者たちへ」と刻まれた跳び箱。戦場での虐殺や命を落とした反対運動家の戦いを連想させる記念碑的オブジェとして制作されたものだそう。

個人的に、子供の頃に苦手だったので跳び箱を見るだけでなんだかいやーな気分になるだけに、乗り越えるべき障害とそこに立ち向かう人たちの象徴として強く訴えてくるものがあります。

 

Tania Kovatsの"Grotto" (ほら穴)

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解説に「膣口への広大な祠」と書かれている通り、自然界と同様に女性の体が魅力と畏怖の源であることを浮き彫りにする作品。まさに、中に何が秘められているのか覗き込みたくなる神秘的な雰囲気があって私のお気に入り。

 

 

Jann Haworthの"Calendula's Cloak 

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Calendulaは花のキンセンカ。母の好きな花にちなんでいるとか。
1960年代に美術学校の教師や同じ生徒に性差別的な態度を取られ衝撃を受けたという作者はその経験から得て作品を表現しているのだそうです。

美しいパッチワークで作られた女性の姿。でも正面から見ると、顔の部分が黒く空洞のようになっています。女性が女性としてまっとうに見られて(扱われていない)姿を表しているように思える。でも、その横顔はとても綺麗。

 

この壁に点々と取り付けられた、ニットで出来た乳房の作品は、情報が手元に残ってないのですが、乳がん啓発の為のものだったような。

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手の中に包み込まれた、温かい色合いで編まれているおっぱいだけど、そこから滴っているのはミルクじゃなくて赤かったり黒かったり。涙のようにも見えます。

 

前情報なく訪れましたが、興味深い特別展が見られてラッキーでした。

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さて、常設展の方ですが、ここにはバーミンガム出身でラファエル前派を代表する芸術家の一人、エドワード・バーン・ジョーンズの作品が豊富に展示されています。

実は今回の留学中に、エドワード・バーン・ジョーンズの作品に触れることが多かったです。ウイリアム・モリス・ギャラリーに行った時も、その名前が出てきましたね!
(モリスとジョーンズはオックスフォード大で知り合い非常に近しい友人となります。)

notfspurejam.hatenablog.com

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"Venus Concordia"の習作

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EBジョーンズが装飾を手がけたグランドピアノ

そう言いながらも閉館時間が迫っていたこともあってあまり写真は撮っていなかったんですが、また別の記事でいつか紹介出来ると思います(汗)。

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ダンテの「インフェルノ」を題材とした、Alexander Munro作の"Paolo and Francesca"

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シメオン・ソロモン(Simeon Solomon)作の"A Deacon"

ソロモンもモリス商会にデザインを提供していたらしい 

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イタリアの彫刻家、Ercole Ferrata作の

「聖エメレンティアナの殉教」"The Martyrdom of Saint Emerentiana"

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Jacob Epsteinの"Lucifer"

16:50

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美術館内のカフェ

入館したのは16時ちょっと前、閉館時間が17時のため、あっという間に追い出されてしまいました。1日であちこちたっぷり見るのはやっぱり難しいなー。おしゃれな館内カフェでお茶したかったー。

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美術館の外観

帰りはまたクリスマス・マーケットに寄って、ステイ先へのお土産のチョコレートと、ちょっと怪しげな屋台でローラ・アシュレイの香水"No.1"を購入。

何故香水を購入したかというと、宿泊先のシーツの匂いをごまかすためです!
(詳しくは前回の記事参照。)
確か£20程度で売られていて、匂いも薄い感じがしたので、バッタもんかもしれませんが、それでも一晩のシーツの匂いを誤魔化せるなら十分だっ!とにかく安眠したい!

おかげでこの日はなんとか悪臭を忘れて寝入ることが出来ました。

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教会の周りにもマーケットが出来ていました。
食べ物のストールが中心でこっちは人少なめ

次回、土曜はロンドンへ帰る日。

(2021-01-21 11:40投稿)

【2018年11月16日】ジュエリー・クオーター博物館とペン・ミュージアム【バーミンガム】

[Friday] 

 シーツの臭いに困惑しながらも、疲れが勝って寝落ちた次の朝早く。

ロンドンのステイ先近辺も決して治安がいい場所ではありませんでしたが、朝予定より早くに目覚めてしまうほど外の人が騒いでいるようなことはさすがにないので、昨日のことに続いて、もうこの場所を選んでしまった私が悪いのだと思うことにしました…。

疲労感で探し物もなかなか見つからない始末。

 (結局イヤホンは後から見つかりました。)

ネットをチェックすると先日見た「英国万歳!」の映画館中継まであと4日のお知らせが。

ノッティンガムで芝居を見たのが遠い昔のようにも思えます。 

 

さて、この日は1日バーミンガム観光です。

12:30

まず、電車で街の北西にあるジュエリー・クオーターへ。

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ジュエリー・クオーターというこの土地一帯は、宝飾品の製造をする工場が集まっており、その中の一つだったスミス&ペッパー社の作業場が現在ジュエリー・クオーター博物館としてその歴史を紹介する場所として残されています。

www.birminghammuseums.org.uk

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個人的に、ロンドンのマーケットで銀製品を買ったり、以前ロンドンで骨董品を集めるテレビ特番を見たりして、どんなところで製品が作られているのか裏側が気になっていたので興味津々。

入場料金は£7。館内では案内ツアーもあって、チケット売り場で何時に集合すればいいのか教えてくれます。

それまでは、まずギャラリーを見物。

バーミンガムでは、18世紀末に銀の売買が流行し、「トイ」と呼ばれるバックルやボタンや小さな金属製品の製造が盛んに。

その頃、バーミンガム北西の土地を所有していた富豪のコルモア家は土地を売り払い、金属産業に関わる人たちがここに居住するようになりました。

バーミンガムには鉱石分析所がなかったため、純度検証印(ホールマーク)をもらうためにチェスターまで銀を送ることになり、その間に盗難にあったり傷がついたりと、リスクが大きかったそう。

そこで、実業家で家業のトイ製造を継いでいたマシュー・ボールトンをはじめとした銀細工師の運動により1773年にバーミンガムの鉱石分析所が設立され、バーミンガムの産業を後押しすることになったそう。

(ちなみに後から知ったのですが、マシュー・ボールトンがエドワード・オーガスタス公に献上した剣を気に入って自分用に発注したというのが当時のウエールズ公、のちのジョージ3世だったそうです!)

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純度検証印については前述の骨董品の番組で解説されたのを見たことがあって、それからは、マーケットで見かける銀製品の裏側をよく見て、どのホールマークが押されているか見るようになりました。じっくり見ていると、お店の売り子の人がいつ頃のものか詳しく教えてくれたりしますよ。

13:00頃?

館内ツアーの集合時間になったので、集合場所である家族の集合写真のようなパネルの前で待機。他の入場客も数人一緒になりました。

Smith & Pepperはスミス氏と叔父のペッパー氏が創立した会社で、スミス氏の家族を中心とした会社だったそうです。ツアーでは社員の関係性まで詳しく教えてくれます。

1981年に会社を閉鎖した時に、建物を壊すでもなく、文字どおり扉を閉めただけだったために、当時の仕事・生活ぶりをそのまま知ることが出来ます。

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会社の事務所。書類の束も当時のまま
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放置してある電気ストーブとトースターに生活感を感じる

工場と事務所は別棟。事業の拡大で別の建物に事務所を作って、工場と繋げた、と記憶しています。工場にも、当時のままの作業台や機械類が残されていました。

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小さなチャームに使われるような型が棚の中に所狭しと並べられています。

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ガイドの女性が、実際にどうやって鉄の板を細工していたか、作業を実演。

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後ろ姿なので手元が見えないですが…
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木の出っ張りのところで金属片を支える

自分たちでも実際に板をパンチする作業を体験出来ます。

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左の画像奥の黒いプレス機を使って犬の形にくり抜きました!

ツアーでガイドさんが作業工程を見せてくれるので、それぞれの機械は今でも使われていると言えますが、事務所も作業場も全て当時使われていたものが無造作においてあるので、タイムスリップというか、タイムカプセルの中に飛び込んだような気分です。

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博物館にはショップもあるので、よくあるロゴがプリントされた文房具だけでなく、ジュエリー・クオーターで作られた宝飾品も買うことが出来ます。私は高価で買えませんでしたが、とっておきのお土産にするのもいいかもしれませんね。

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日本人の職人さんの作品が飾られていました

博物館を出て南に歩いていくと、やはり宝飾店があちらこちらに目立ちました。

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ケーキ屋さんの名前は「ケーキ・クオーター」

14:50 

ジュエリー・クオーター博物館の後は、ペン・ミュージアムに足を運びました。
その名の通り、ペンの博物館です。

penmuseum.org.uk

こちらの入場料は£5。特に館内ツアーはありませんが、担当者に余裕がある時は展示の解説をしてくれるっぽかったです。私の他に中国人の学生グループが見に来ていましたが、彼らは色々解説を聞いていたようです。

私はマイペースに展示を鑑賞。

現在ではペンの大部分はプラスチックですが、万年筆やボールペンが登場するまでは鉄製のペン先(pen nibs)を使っていたわけで、ジュエリーと同様、19世紀には100社あまりの会社がバーミンガムでペン先を製造していたそうです。

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魚の鱗のように美しく飾られたウィリアム・ミッチェル製のペン先

兄のジョン・ミッチェルがバーミンガムのペン製造のパイオニアだった

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1862年のロンドン万博に展示されたというJoseph Gillott & Sons Ltd.製のペン先
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Hinks, Wells and Co製のペン先

こうやってペン先だけ見ていると、一つ一つがとても個性的で芸術的な作品なんだとわかります。

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人の顔や拳を模っているものも!

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「自由自在ニヨクカケル日英ペン」

ジュエリー・クオーター博物館にあったものと似ているペン先用のプレス機もありました。

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ジュエリー・クオーター博物館でじっくりツアーを見たので、こちらは割と流して見て回る感じになりました。集中力切れ?

次回に続く…

(2021-01-15 12:40投稿)

【2018年11月15日】バーミンガム・フランクフルト・クリスマス・マーケット

[Thursday]

 ノッティンガムを離れてバーミンガムへ向かう日。

宿泊先の鍵は入口にあるロック付きのキーボックスに入れて出発。

2日連続で観劇して、友達と再会したにもかかわらず、出待ちでうまく話せなかったことが悔やまれて実はかなり落ち込んでいた。

12:00

バーミンガムへは初めてコーチ(長距離バス)=ナショナル・エキスプレスを使って移動。ノッティンガム駅横のバス乗り場で待機して、来る前に予約していたチケットのQRコードをスタッフに見せて乗車します。

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バスの中ではWiFiが使えるし、アプリを入れて登録するとドラマや映画が見られるようになっている。長い移動時間でも退屈しませんね!

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アプリの画面。私は好きな人たちが出てる"Psychobitches"と"Camping"を見ました

ところで何故バーミンガムに行くことにしたのかというと、深い理由はありません
今まで行ったことがなかったから見てみたかったというのと、ノッティンガムとロンドンにアクセスしやすい場所がバーミンガムだった、ということに尽きます。

あんまり話題にならないけど、バーミンガムって実はロンドンに続く英国第二の大都市なんですよね。

ノッティンガムからはバスで2時間なので、残りの数日を過ごすのにちょうどいいかなと思ったのです。

ところが私がすっかり忘れていた… 自分が車酔いすることを。

2時間の間、気持ち悪さにクラクラしながら、眠って意識をなくそうと努力しました。
辛かった…。

 

14:00 

バーミンガムに到着。

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バスの停留所は列車のバーミンガム駅の南東側にあってちょっと離れています。
ここから次の宿泊先に向かうのですが、車酔いで苦しんだせいか足元がおぼつかなく…

前述の出待ちの件で凹んでいたのもあって、いい大人なのに座り込んでしばらく立てませんでした。考えてみると留学してロンドンに滞在しているところから、さらに別の街に旅するのって、緊張に緊張の上乗せだから、すごい神経を使っていたんでしょうね。

通りすがりの人たちがみんな優しくて、余計に泣けてきました。

 

当時は辛かったですが、今となってはそれもいい思い出です。
ロンドンで話すネタにもなりましたしね。

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コケたところから見た景色です

今度の宿泊先は駅の南側、後から知ったのですがバーミンガムの中国人街の中にあったので、そのまま駅は経由せずにバーミンガム・ヒッポドローム方面に向かいました。

建物の前まで来て入り口が分からなかったので、AirBnBのアプリを経由してメッセージを送ったら、真上の窓から家主が顔を出して入り方を直接教えてくれました。

家主はインド系の小さなお子さんがいる3人家族。部屋に招き入れてくれると中を案内してくれたのですが、ノッティンガムのように勝手に入って誰とも会う必要のない寮のような宿泊先とは違って、リビングのソファーに座ってしばらくおしゃべりしましょう♪という雰囲気で、ちょっとむず痒かった…。そういう宿泊先が好きな人もいるんでしょうね、きっと…。

 

17:00

鍵をもらってやっと外出。

商業施設のブルリング&グランド・セントラルを抜けてひとまず駅に向かいます。

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駅の入口。目の形みたいなモニターが印象的

駅に入るとレゴで出来た人形が置いてある。

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英国のバンド、スレイドの元メンバー、ノディ・ホルダーを42,450個のレゴ・ブロックを使って象ったもので、ナンバー・ワンヒット曲になった「メリー・クリスマス・エヴリバディ」のレコードとともに展示されています。

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これはチャリティーの一環で、バーミンガム北西にあるウォルソール出身のノディが、バーミンガム・チルドレン・ホスピタルの慈善活動のために肖像を使うことを許可しているんだそう。

ちなみに「メリー・クリスマス・エヴリバディ」はこんな曲です。


Slade ~ Merry Xmas Everybody ~ Slade in England

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バーミンガム駅の天井。宇宙船の中みたいな、近代的なデザイン!

実はバーミンガムはクリスマス・マーケットが有名。その名もバーミンガム・フランクフルト・クリスマス・マーケット」。もうイギリスなんだかドイツなんだか分かりませんが、クリスマス・マーケットの本場とも言えるドイツの雰囲気を持ち込んだ大規模なマーケットです。今回の宿泊先の家族も後で行く予定だと言っていました。

ブルリング&グランド・セントラルからニュー・ストリートを抜けてタウン・ホールまで長い長いマーケットが続いています。

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確かに看板もドイツ語で、バーミンガムにいながらフランクフルトにいるような気分。日本で有楽町のオクトーバーフェストに行くような異国情緒を楽しむ感覚でしょうか。
おそらく仕事帰りっぽいグループも乾杯して盛り上がっています。

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それぞれのストールで売られているお菓子や民芸品も、ロンドンで見るような既製品ではない感じ。

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お菓子がどれも美味しそう!

ロンドンのステイ先にもお土産を買っていきたいけれど、選択肢がいろいろあって悩んでしまう!どうしよう!

あちこち目移りしちゃうけど、とりあえず、この日の夕飯は"ヴルスト"です!

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こんな感じで焼いています

大きいから腹持ちがいい。そしてホットチョコレート

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マグカップはドイツのマーケット同様、返却出来たと思うのですが、可愛いのでロンドンに持ち帰り、スープを飲むときに使っていました。

ちなみにベルリンのクリスマス・マーケットはこちらをどうぞ。

blog.goo.ne.jp

大通りでは金管楽器を手にした楽隊が演奏しながら練り歩いています。

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風船付きの光り物がブーム。
アレクサンドラ・パレスの花火大会でも売ってたなー
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ブルリングから見えるツリーと、個性的なモールの外壁

2時間近く歩き回ったけれど、食べ物以外の買い物はまた明日にしよう。 

19:00頃

宿泊先に帰宅。出かける前に話していた通り、家主家族はマーケットに出かけているらしく、誰もいなかった。

家族が帰ってくる前にシャワーを浴びてしまおうと、バスルームで栓を開けるも、お湯が出ず
部屋に入れてもらった時のようにメッセージを送ると、元栓をオンにしないとお湯がでないとのこと。えー、出かける前にそんなこと言ってたっけ…。

家主を待つ間、冷えた体で温もろうとベッドに入ると、なんだがシーツが妙な臭い。すえた臭いというかなんというか… 受け取ったタオルも全部同じ臭いがする。

本当に素敵な家族だけに申し訳ない気分になるけど、この臭いはキツイ。
インド系の家族独特な臭いなのかな? お香とか…いや、ロンドンのステイ先だってインド系の家族だけど、そんな臭いがしたことはない。

赤ちゃんのお世話で臭いが残ってるのかな? 本人たちは慣れてて気づかないのかな…

とにかく、寒さに震えながら、気になってなかなか眠れなかった。

後日、AirBnBで宿泊先の評価をする時に、他の宿泊者の感想を読んでみたら、中国人の女性の宿泊客が 「シーツがカビのような臭いがしてたまらなかった」と書いていて「やっぱそうだよね!?」とすがりつきたい気分だった。

本人たちには直接言えなかったけど、評価のコメントに改善した方がいいですと書いておいた。こういうこともあるんだなー。

 気分を改めて、次回はバーミンガム市内観光。

【2018年11月14日】旧友との再会/「英国万歳!」鑑賞2回目【ノッティンガム】

[Wednesday]

ノッティンガム3日目。

午前中はスマホドラゴンボール新作映画のプレミア舞台挨拶の配信を見ていました。英国にいても離れた日本のイベントを見られるって、便利でいいですよね!
おかげでホームシックにもなりません。 

 

11:50

この日はマンチェスターに住む友達がノッティンガムまで出てきてくれると言うことで、駅まで迎えに行きました。高校時代から一番仲良くしている心の友です。

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バスで駅近くまで移動

火曜日に見た芝居をもう一度見る予定でしたが、友達は家に帰るのが遅くなってしまうので一緒には見られず。ノッティンガムまで来るには意外と時間がかかるのだ。
しかも彼女は身重の状態。わざわざ出てきてもらって申し訳ない…。

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ノッティンガム駅の駅舎

テキストで列車の進行状況を聞きながら到着を待つ。
ちょっと緊張していました。日本にいる間もちょっと会うのが気まずかったので、かなり久しぶりの再会だったのです。

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彼女は日本で出会ったマンチェスター出身の男性と結婚して英国に住んでいるのですが、ちょうど私が学生ビザを申請している時に配偶者ビザの発行を待っている状況だったので、お互いにハラハラしながら情報を共有していました。

今となっては取り越し苦労に思えた学生ビザの取得も、実際に手に入るまでは気が気ではなかったので、もっと時間のかかる配偶者ビザを待っている彼女はもっと不安そうだったのは言うまでもなく。結局、彼女も無事にビザが下りて私が留学する少し前に移住したのです。

 

本当言うと、私の心中はずっと複雑でした。日本で一緒に美術館に行ったり映画を見に行ったりライヴに行ったりしていた、思い出もたくさん共有している一番の友達が、離れたところに行ってしまう、それも、私が一番好きな英国に。

寂しさやら喪失感やら嫉妬やら虚しさやら、様々な感情に囚われて何年も過ごしてきました。

今ではかなり落ち着いていますが、それでもやはり、ふと辛い感情に押しつぶされそうになることがあります。

でも、彼女と会うときくらいは今まで通りの自分でいたい。

彼女が無事に到着して再会した時は抱き合って喜びました。

12:30

友達と一緒にノッティンガム観光…と言っても、それほどたくさん見られる場所があるわけでもなく、肝心のノッティンガム場がなんと改装で閉鎖中とわかり、城の周りをなんとなく歩いたりしました。

まず、ノッティンガムといえばロビン・フッド、ということでロビン・フッド像です。

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逆光が眩しすぎて撮影に四苦八苦する私たち…。

ロビン・フッドについては恥ずかしながらそれほど知識はなく、ディズニーのアニメ映画は元彼が好きでよく一緒に見ていたなーと思い出す程度。後はショーン・コネリーオードリー・ヘプバーン主演の「ロビンとマリアン」っていう映画もありますね。

この日見にいった舞台に出ているマークは「ドクター・フー」に「シャーウッドの森のロボット」というロビン・フッドを元にしたエピソードを書いているので、私にとってはそのエピソードが一番記憶に新しいです。

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周りの壁には物語にちなんだ装飾が並んでいます

そのロビン・フッドが住むシャーウッドの森は、ノッティンガム中心部から北に離れているので、今回の滞在ではいけませんでした。

ところでこの像、弓の下半分が折れてしまっています。

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誰かが折っちゃったのかなー。公共のものは大切にしようね。

 

12:40

次はノッティンガム城がそびえ立つ岩壁、キャッスル・ロック

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この砂利で出来た岩壁は40万年も前からここにあるそうで、1330年にエドワード3世が母である王妃イザベラとその愛人マーチ伯ロジャー・モーティマーを捕らえるために使ったとされる「モーティマーの穴」という洞穴があります。
洞穴ツアーもあるらしいのですが、それもこの時はやっていなかった…!なんでやー!

それにしても、旅行の前には予習する余裕がなかったのですが、エドワード2世って王妃に廃位させられてたんですね。クーデターを起こした王妃と愛人が息子を傀儡にして政権を握り、大人になったエドワード3世が反発する諸侯と組んで母と愛人を引き摺り下ろす… 調べてみるとなかなか面白い時代です。

 

そしてキャッスル・ロックには英国最古のパブと言われる"Ye Olde Trip to Jerusalem"があります。

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ここは旅行ガイドのページでもよく紹介されていて知っていた場所。歴史的建造物リストにも入っています。地元の人には"The Trip"と呼ばれているらしい。

"The Trip"が出来たのはリチャード1世獅子心王が第三回十字軍遠征をした頃、という話ですが、正確な時期はわからず、パブの中にノッティンガム城の醸造所だった形跡が残っているために城と同じくらいの古さ、つまり1067年頃からあるのではないかということ。

外観だけは写真に撮ったけれど、お昼からパブに入るよりはもう少し中心部を歩きたいということで中には入らず。

それで2人で城の周りと街の中を彷徨い歩いた末にどこに行ったかというとPizzaExpressとCostaだったのですが(苦笑)。

 

Costaで話してた話題は

「NHSと日本の国民保険、どっちがいいか?」

というのも、友達の旦那が転倒して足をぶつけたら腫れ上がってしまったらしく、かかりつけ医に予約を取ったところ2週間待ち。待っている間も痛そうにしていた彼曰く

「待たされてもいいんだ、無料だから!」

それで、待たされるけど無料の国民保険と、多少お金は払うけどそれほど待たない国民保険と、どっちがいいかね?という話になったわけです。

旦那さんの話を聞くと、絶対日本がいいわー、足の怪我ならともかく、重病だったら2週間の間に何が起こるかわからないじゃん!と思いますが、当時妊娠中だった友達の出産入院費は完全に無料、と聞くと、それはすごい…とも思います。

でもやっぱり待たされるのは怖いなー。

この記事を書いている現在(2021年1月)に振り返ってみると、こういう国ごとの違いはコロナ禍でさらに長所短所が浮き出てきたりするのかもしれないなと思ったりします。

16:15

あっという間に時間は過ぎて、散歩しながら友達を駅まで見送り。

カメラマンでもある彼女は一眼レフを持ってきていたのですがすっかり撮るのを忘れていて、最後に運河の風景を数枚撮って帰りました。

私も思い出にスマホで夕暮れの空の色を撮影。

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久しぶりで、しかも異国の地での再会だったけど、東京にいた時のように待ち合わせていつものように見送った感じ。本当の友達との時間って、そんな風に感じるものですよね。

 

16:30

一人になった寂しさを噛み締めながら、引き続き街をぶらぶら。
よく見るとロンドンとはまた違った歴史を感じさせる街並みです。

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17:00

街の東側へ。
歩いて見ると、この辺りはチェーン店じゃないカフェやレストランがたくさんある!
友達がいる時にこっちまで歩いてくればよかったー!
というか、火曜日に私がこのあたりを歩いていたらこっちに案内出来たのに!
気が利かないなー私…。自分にガッカリです。

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ブランコみたいな椅子が吊られているレストラン!面白い!

 

19:00

そして夜はまた「英国万歳!」を観劇。

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劇場の外にあるモニュメント、Anish Kapoor作の「スカイ・ミラー」

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火曜に使ったチケットは旅の直前に追加で購入したもので、この日に引き取ったチケットは1年前に予約していたもの。

予約した当時は留学も決意していなかったことを考えると不思議な気分。

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それだけ前もって用意していたチケットなので、席もかなり舞台から近い。 


Official Clip | 'You Are The Patient!' | The Madness of George III - Nottingham Playhouse

↑↑↑第一幕の最後の場面

この舞台「英国万歳!」はNT Liveというナショナル・シアター発の映画館上映の為に映像化されて、のちに日本でも公開されました。そして2020年にはYouTubeで一週間限定公開も。

地方劇場の公演だったのでまさかNT Liveで取り上げられるとは思っておらず、劇場で観劇するだけでなく映像でも何度も復習出来て嬉しかったです。

もちろんロンドンの映画館でも見ましたが、それはまた後日。

 

0:50

宿泊先に戻ってから、翌日の支度をしつつ、「英国万歳!」を取り上げた、East Midland地域だけで放送されていた番組を見ました。

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番組の内容はこちら↓


Behind the scenes of The Madness of George III -2018.11.05.BBC Inside Out

主に演出家のアダム・ペンフォードの経歴と地域活動について紹介しています。
 

さて、次はノッティンガムを離れてバーミンガムへと向かいます!

(2021-01-12 11:00投稿)