ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年12月31日】セブンオークス&カナリーワーフへドライブ【その1】

[Monday]

晦日だというのに、一部の電気とお湯がまた使えなくなっていた。

 

もうすっかり慣れてしまって、お湯を電気ポットで沸かし、綺麗にした洗面台に張って洗顔する。(部屋の電源はなんとか使えるのだった。)

家のWiFiはとても速度が遅いので、とても写真をアップしてブログを書く余裕はなかった。

日本との時差は9時間あるので、出かける前に忘れずに年末の挨拶だけ残しておく。 

 

13:00 

語学交換相手のヴィクターとカナダウォーターで待ち合わせ。 

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名前の通り、かつてカナダの船渠だったカナダウォーター

ホリデーシーズンなのに、風邪をひいてろくに出かけていない私を気の毒に思ってくれたのか、車で空気のいいところに連れて行ってくれるという。

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ユニークな形をしたカナダウォーターの公立図書館

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内部も吹き抜けでスタイリッシュなデザイン

14:00

ランチは近くの中華レストランで飲茶をいただく。
中国人が結婚式のお祝いに開くパーティーを開きそうな、オーセンティックな店。
ここも広東語が流暢なヴィクター行きつけの場所です。
(名前を忘れてしまった。)

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本格的な飲茶。うまい!

そのあとは車に乗り、東へと向かう。
ヴィクターはロンドンの空気が苦手で、時々一人でケント州方面に遠出して、
自然の空気を吸いに行っているらしい。
今回はその場所の一つを教えてくれるそう。
男性と2人で遠出するのは注意が必要だけど、ヴィクターは本気で日本語やアジアの文化に興味を持っている人だとよくわかっていたので、ご好意に甘えて連れて行ってもらいました。

車のグローブボックスに、METROに載ってるマクドナルドのバウチャーや、ファストフードでもらえるナプキンがいっぱいキープしてあって、「私と同じじゃん!」と安心した記憶があります(笑)。

車内では、私のホームステイ先の愚痴を聞いてもらったり、ヴィクターがいつも車の中で聞いてるという日本の童謡を解説?してあげる。
「げんこつやまのたぬきさん」とか「大きな栗の木の下で」とかおもちゃのチャチャチャとか… 手遊び付きの歌はこんな風に習ったよ、と教えてあげました。
「こぶたぬきつねこ」のように、童謡は動物の歌が多いので、動物の名前はすぐに覚えることができたらしいです。でもヴィクターは「うみ」が好きだと言ってました。

15:50

そして、たどりついたのがケント州のセブノークス(Sevenoaks)という場所。

「7本のオークという意味だよ」

セブノークスという地名はもともと、西暦800年頃にクリケット場の7本のオークの近くにあった礼拝堂につけられた名前にちなんでいるそう。 

アインスフォードという村の近くにあるレンガのアーチ陸橋(Eynsford Viaduct)の眺めは壮観でした。英国指定建造物のリストにも入っている。

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https://www.kentrail.org.uk/Eynsford%20Viaduct.htm

橋を眺める並木道も素敵なんだな。

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16:00

その後、さらに車でラリングストーン城へ。

1497年に建てられたエドワード3世の子孫であるハートダイク家の屋敷で、エドワード3世だけでなくアン女王も訪れたとか。20世紀のラリングストーンはシルク農場の本拠地で、そのシルクはエリザベス2世の戴冠式のローブやウェディングドレスにも使われたらしい。

Lullingstone Castle & The World Garden

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入口の門と案内

この日は冬だったので公開はされていませんでしたが、4月から10月までは庭の植物園も見られるみたい。

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入り口から屋敷を覗き見しました

自然豊かでガーデニングも有名なイングランドですが、冬はひたすら春を待ち望むのみ。

「春のケントならラベンダーが咲いて綺麗なんだけどねー。
 また春に連れてきてあげるよー」

ただ、止まらなかった私の咳は、ケントをめぐるうちにかなり回数が減っていました。

「咳にはNight Nurseが効くよ。ロンドンに帰りがてら薬を探しに行こう」

とお勧めされたので、帰る途中にセブノークスのでっかいSainbury'sに寄り、
飲み薬のNight Nurseを探しに行きました。

Night Nurse Liquid 160 ml - Boots

17:00

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郊外だからロンドンと全然規模が違う!

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Night Nurseは見当たらず

お目当てのNight Nurseは見つからず、いいよいいよー、美味しい空気吸ったら良くなったからー、と言っていたらヴィクターが店員さんに確認してくれたのですが、売り切れていた模様。仕方なく、ヴィクターが普通に日用品を購入。

せっかく大晦日なので、最後にはホテルのバーでカクテルを乾杯することになりました。

19:00

連れて行ってもらったのが、カナリーワーフの高層ビルが見える場所。

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おそらくロンドンで見られるとっておきの夜景の一つ!

酔わない程度の甘いカクテルを飲みながら、ヴィクターと信長に仕えた黒人の侍、弥助の話や、チョコレートの話から世界の侵略の歴史まで語り合いました。

(ガーナ系英国人のヴィクター曰く、「日本のガーナチョコレートは偉大だ!他の国で本当の生産国の名前を商品につけている会社はない!」とのこと)

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ヴィクターと別れた後は、ロンドン名物年越し花火を見るためにさまよい歩きました。

花火の話題はまた次回。 

 

【2018年12月30日】冬のキュー・ガーデンズ

 [Sunday]

風邪だからといって家に引きこもっているのはあまりにも寂しいので、
今まで行く機会がなかった王立植物園キュー・ガーデンズへ足を運びました。

ウェストミンスターからはテムズ川でリバーバスを使って来ることもできますが、
私は地下鉄ディストリクト線を使ってキュー・ガーデンズ駅で降りました。

 

12:50

おそらく同じ目的で下車する人多数。
駅の周辺は小さな店が並んでいて落ち着いた雰囲気です。

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キューガーデンズ駅

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駅周辺に並ぶお店が素敵!

駅から入口(ヴィクトリア・ゲート)までは徒歩10分弱であっという間。
入口は幾つかあり、リッジモンド駅から来た場合はライオン・ゲート
水上バスで来た場合はエリザベス・ゲートが最寄りになります。

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チケット売り場(ヴィクトリア・ゲート)

クリスマス・シーズンはライトアップイベントChristmas at Kewがあり、
通常の日中の入場とイベント時間の入場が分かれています。
日中は3:30pmまで、夜間は4pmから10pmまで。

Christmas at Kew | Kew

夜間まで待つと帰りが遅くなってしまうので、日中のチケットを購入しました。
一般で£14.50(当時)。学割(国際学生証の提示)は£6.00程のはず。
(私はNUSを作っていませんでした。それほど活用できると思っていなかったので…)

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キュー・ガーデンズは、ジョージ3世の母君プリンセス・オーガスが庭師に作らせたのが起源の王立植物園。
私が秋に見に行って、このブログでもなんども触れてきた舞台「英国万歳!」にもジョージ3世の療養先として登場します。

(その屋敷であるキュー・パレスは冬季は閉鎖されているので、今回は訪れていません。春に再度来た時に見に行ったので、今度また触れることになります。)

 

実際行ってみてよくわかりましたが、とにかくキュー・ガーデンズは広い!
1日で全てを見て回ることは難しいです。
キュー・エクスプローラという巡回バスが走っているので、
うまくつかまえれば効率良く見て回ることも出来ますが、
時間が限られている場合は、行きたい場所をピックアップして、
どの門から向かうか準備しておいた方が良さそうです。

Map of Kew Gardens | Kew

 

私はひとまず、ヴィクトリア・ゲートから一番近いメインの温室、
パーム・ハウスに向かいました。

13:00

ゲートから北に向かう道。

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途中でひときわ大きな樹を発見。

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よく見ると、巨大な松ぼっくりがぶら下がってる!!

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こんなに大きな松ぼっくり見たことないかも!! 落ちてきたら怪我しそう(笑)。

パームハウスの近くには、日本語の立て札のある幹がありました。
日本から送られた八重桜だそう。

 

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「深めよう日本と英国との友好の絆」

植物園には、1980年(昭和55年)に日本花の会から贈られた松前[注 1]八重桜53本が植樹されている[1]。また1993年(平成5年)には、多くの松前系の八重桜を生み出した浅利政俊から58品種の桜がウィンザー大公園と共に贈られて植樹され、このうち56品種が活着している。そしてキューガーデンやウィンザー大公園が起点となって、これらの桜がイギリス各地に広まっている。これらの品種のうちベニユタカ(紅豊)リュウウンインベニヤエザクラ(龍雲院紅八重桜)など19品種は王立園芸協会ガーデン・メリット賞に選ばれている[2][3]

ここから全国に桜が広がっているということは、
今までロンドンの街角で見た桜はここから巣立っていったものかもしれませんね!

13:15

そしてパーム・ハウスに到着。

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温室「パームハウス」

名前の通り、ヤシの木や熱帯植物が展示されています。
デシマス・バートンが設計し、エンジニアのリチャード・ターナーによって
1944年から1948年に建てられたこの温室。

ひっくり返った船のように見えるのは、
それまでここまで大きな温室が作られたことがなかったために、
造船の技術を取り入れているためだそうです。
見た目の美しさだけが理由じゃなかったんですねー。

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昔は、中の植物を守るために緑色のガラスで覆われていたそうなのですが、
逆に植物に悪影響を与えてしまったために、現在のガラスに替えられたそうな。
使われているガラスは約16,000枚

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天井まで伸びるソテツの木

写真だけではわからないかもしれませんが、温室だけに外は寒くても中は暑い!
メガネが曇る! 肺の奥まで熱帯の湿った空気が入り込む感じ。
風邪で弱り切ったこの体を癒すために、この中に住んでしまいたい! 

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パーム・ハウスは螺旋階段を使って2階に上ることも出来ます。

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植物を上から見られるのも楽しいですが、美しい曲線を描いた温室の天井も見所。

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名残惜しくも外に出ると、南側に泉が広がっています。

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パーム・ハウス正面から見た、レストラン "The Botanical"

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ヴィクトリア・ゲート方面

限られた時間の中で、次はどこに行こうか…。
近くにもう一つ温室があるので(暖まりに)そこに向かいましょう。

すると途中で五重塔を発見。

 

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後で近くまで行ってみよう。

13:40

そしてパーム・ハウスの西側にあるテンペレート・ハウスへ。

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テンペレート(温暖な)・ハウスもデシマス・バートンによる設計で1862〜1899年に建てられていますが、実はパーム・ハウスより2倍広い面積

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生息地のエリアごとに分かれています

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当初は霜に弱い植物のための温室でしたが、改修を経て現在は世界の温帯地域の植物を1,500種、1万本以上の個体を育てています。中には絶滅危惧種リストに入っているものも。

パーム・ハウスは大きな熱帯植物の存在が目立ちましたが、こちらは草花の展示が目を引きました。鮮やかでかわいい花々にたくさん出会えます。

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この温室では有機栽培にこだわって農薬を使わずに有益な虫や菌も取り入れているとか。さすがガーデニング大国ですね。

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冬はボイラーで10度以上になるように温風を吹き込み、夏は窓を開けて温度を自動調節するそうな。

涼やかな滝を見ていると冬であることを忘れそうです。 

 

14:00

次は、途中で見かけた塔へ向かいました。
五重塔じゃなくて十重塔でしたね。グレート・パゴタ(仏塔)です

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このパゴタは、プリンセス・オーガスタへの贈り物として、1762年に東アジアを旅して建築物を研究していたウィリアム・チェンバース卿が設計。

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龍?麒麟?の装飾が美しい

普段は塔を登ってロンドンの風景を眺めることも出来るそうなのですが、
この日は冬季で閉鎖中。やっぱり春に出直さないとダメだなー。

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中に入るためにはキュー・ガーデンズの入園料と別にパゴタのための入場料が必要らしいですよ。

Climb the Great Pagoda | Kew

 

14:25

パゴタを後にして北へ歩き、ジョージ3世の王妃シャーロットのコテージへと向かいました。時刻を見てもらうとわかる通り、パゴタからシャーロット王妃のコテージまで徒歩約30分。地図で見てもちょっと分かり難い場所にあります。

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ひっそりと建つコテージは王妃が静かに過ごすにはピッタリだったでしょうね。
で、お察しの通り冬季は閉鎖中。怖いくらいに周りに誰もいない。

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春になると、周りはブルーベルの花畑になるみたい。ここも春に出直すことになります。たどり着くのに苦労しただけにさすがにがっかり。

 

14:35

思いついたまま冬にきてしまったことを後悔しながら肩を落として歩いていると、
道の真ん中を孔雀が優雅に歩いていました。

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すぐそばで孔雀を見られる機会なんてあまりないので写真を撮っていると、
近くにいたスタッフが声をかけてきました。

(黙って写真撮ってたから怒られるのかな…)

と思ってビクビクしていたら、
「餌あげたい?」
とマカデミアのようなナッツを手渡してくれました。さらに、
「写真撮ってあげようか?」と手を差し伸べてきた。
怒られると思ったら、むしろ写真大歓迎でした(笑)。

そしてこれが、スタッフのおじさんがスマホで撮ってくれた、餌をあげる私。

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施設の閉鎖が多い冬のキュー・ガーデンズでも、いい思い出ができちゃった!

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お子さん連れとみんなで孔雀と交流

14:40

パゴタの方まで戻ってくると、日本庭園を見つけました。
このエリアはアジアがテーマなのかもしれませんね。

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勅使門

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石庭

枯山水はどんな季節に見ても心が落ち着きます。

キューのサイトでは「大阪大学の福原教授によるデザイン」と書かれていて、
「福原教授って誰だよ(フルネームじゃないんかい!)」と突っ込んでいたのですが、
正しくは大阪芸術大学福原成雄教授」が正解みたい。
この庭だけでなく、福原教授はチェルシー・フラワーショーで日本人初の金賞を受賞してるんですね。すごい!

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右側にはパゴタも見えます

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上の写真の説明書きには、日本語でこのように書かれています。

この庭園は勅使門を中心にした回遊式の枯山水庭園であり、勅使門と合わせて日本の桃山時代の庭園様式に基づいて作庭されたもので、1995年8月に着手し、1996年10月に竣工した。
入口部の露地は「静寂」をテーマに、灯篭と蹲が置かれた中を延段や、飛び石を歩きながら心を静める場であり、石畳の広場は勅使門を正面にして力強い広がりのある空間を作っている。勅使門の南面にある枯山水は「躍動」をテーマに石組みで滝・山岳・島・海洋の雄大な自然風景を表現している。
枯山水は、実際には水を用いることはないが、あたかも水が落ち、流れ、満々と湛えた様子を石や砂で表現したものである。

勅使門は天皇もしくは天皇の勅使のみが通ることの出来る門のこと。
今まで外国で見てきた、日本語で書かれている説明書きの中で一番自然な文体で書かれてます。ここも福原教授が書いたのかな。

15:00

閉園時間まで残り30分。
だんだん暗くなってきて、イルミネーションも点灯しはじめます。

 

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ヴィクトリアゲート近くまで戻り、パーム・ハウスに近い場プリンセス・オブ・ウェールズの温室にたどり着きました。

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故ダイアナ妃によって1982年に建てられた温室で、サボテンや睡蓮が展示されています。
が! 閉園30分前で早々に追い出されてしまいました。時間が足りなすぎる!

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冬は日が短いから余計に1日があっという間に過ぎてしまう。
温室以外は寂しい景色だし。

15:10

帰り道で別の針葉樹を発見。

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Monkey Puzzle、日本語だと塵松(チリマツ)と言って、
チリやアルゼンチンにだけ生息し1000年近く生きる、古代から存在する植物らしい。

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葉の先に立派な実が付いています。 

15:20

購入したチケットは日中のものでしたが、
帰りがてら夜のイルミネーションの雰囲気は少し味わえました。

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やっぱり冬は外の草花は楽しめないし、こういう来場者が楽しめる工夫が必要ですよね。

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寒い冬でも入場している人はたくさんいるし、長期でロンドンにいる人は、冬に温室の熱帯植物をじっくり観察して、春は外の草花を堪能するといった感じで、季節に合わせた楽しみ方をするのがいいかもしれません。

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この日はヴィクトリア・ゲート周辺と、西側だけ見て回りましたが、
4月に再度見られなかった場所を見に行きました。
春の景色が楽しめたので、将来の投稿をお楽しみに…。

 

次回は大晦日のケント州とロンドンです。

【2018年12月28日・29日】「山小屋」のラーメンを食べながら言語交換

[Friday] 

この日、11月にノッティンガムで見た舞台「英国万歳!」が
日本でも映画館上映されることが発表されました。

地方公演だったので、NT Liveとして上映される期待はしてなかったので、
嬉しい誤算。

現地で見た時の記事はこちらで、

notfspurejam.hatenablog.com

英国で映画館上映された時の日記はこちら。

notfspurejam.hatenablog.com

と言っても、日本での上映期間は私の帰国前で見られないので、
ひたすら出演者のファンとして告知に徹することに。

 

この日の夕食はすっかり定番になった近所の店で買うフライドチキン。 
Sainsbury'sやTESCOでは売っていない外国のブランドのオレンジジュースを
セットで注文。味はまあまあです。

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[Saturday]

意味深なツイートw

この日は、夜6時に新しい語学交換の相手と待ち合わせしていたので、早めにレスタースクエアへ。

映画館のODEONはメリー・ポピンズ リターンズ」の桜の木の装飾がされていました。

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桜の木には、続編でも重要な役割を果たす凧も貼り付いてます

メリー・ポピンズ リターンズ [AmazonDVDコレクション]

 

レスタースクエアで、待ち合わせ相手と落ち合った後、
ウォーダーストリートとシャフツベリーアベニューの交差点にあるラーメン屋
山小屋に入ってみました。いつも近くを通るたびに気になってたんですよね。

レジで注文してから、フードコートのようにブザーを受け取ってテーブル席で待ちます。来る迄にかなり時間が掛かったし、味もごく普通だったな。

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山小屋ラーメン

今回会った相手は、ブルガリアの男の子で、
日本のアニメや映画を見て日本語を勉強しているという子でした。
(彼はラーメンを食べる勇気がないらしく、丼物を注文。)
何でも屋のような仕事をしているらしく、現在は友達の部屋を借りているけれど、
近いうちに中古のボートを買ってそこで生活する予定だと教えてくれました。

積極的におしゃべりする子で、話している内容は共通の趣味だし、
面白くて盛り上がったんですが、
日本語も英語も聞き取りにくく、コミュニケーションが大変で、
困ったなーと思いながら話していました。
アクセントの問題ではなく、文法の問題で。
せめて彼が英語がもう少しわかるか、
私がブルガリアの言葉がわかればもっとスムースに話せるんでしょうけど…。

そのブルガリアの子とは1時間半ほど話した後、
友達と待ち合わせてるからと、店を出た後すぐにわかれました。
今までは割とのんびり相手と会うことが多かったので、
ひとり取り残されたような気分になった私。

19:40

30分ほど夜のピカデリーサーカス周辺を散歩して帰りました。

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リージェント・ストリートのイルミネーション

ピカデリーサーカスのシンボル、エロス像は、クリスマス・シーズンになるとモニターに囲われます。人がいつも以上にたむろするのを防ぐためかな?

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クリスマス・シーズンのエロス像

昔は、さらにエロス像を球体で覆って、スノードームのような状態になっていましたが、一度その球体が強風で割れてしまってから、ドームは作らなくなったみたいです。

当時の記事はこちら。

www.bbc.com

私が見た2013年12月のエロス像の記事はこちら。

blog.goo.ne.jp

家にいる間は落ち着いていた咳は、外に出るとぶり返してしまう。

 

 

おまけ。
マイケル・ペイリンがナイトの称号を受けることに。
コメディアンとしてではなく、ドキュメンタリー番組の作家・プレゼンターとしての活躍を評価されての授与。
留学中に北朝鮮を旅するドキュメンタリーも放送されてました。

 

 

 

 

次回、日曜は、冬なのに緑あふれる場所に向かいます。

【2018年12月27日】映画「メリー・ポピンズ リターンズ」を見に行く

[Thursday]

風邪を引いて猛烈に飲みたかったフリーズドライの味噌汁が日本から届きました。

以前も書きましたが、ロンドンでも味噌汁は手に入るけれど、特に豆腐の味が全然違うのです。
なので、日本で作られた味噌汁がどうしても欲しかった!
日本にいる時にはそれほど味噌汁が好きなわけではなかったのに、
疲れていると体が欲するみたい。やっぱり日本人だからか。

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父からのクリスマスカードも入ってた。マントルピースに飾りました

15:45

夕方から久しぶりに外出。地下鉄に乗ってロンドン中心部に向かいます。

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16:20

クリスマスのレスター・スクエア〜コヴェント・ガーデンあたりの雰囲気を味わいたくて散歩。

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いつもよりは人気が少なくて静か。気持ちが落ち着きます

フォイルズに寄ったりしながら、のんびり町歩き。

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ウィンドウに飾られてたイカしたプリントのTシャツ(左)
オペラハウスの外観。じっくり見たのは初めてだー(右)
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パレス・シアターで上演されている「ハリー・ポッターと呪いの子」(左)
フォイルズの本棚。犯罪小説かSFか。どっちも好きです。(右)

19:00

学校近くの映画館でメリー・ポピンズ リターンズ」を見るため、
地下鉄で学校の最寄りまで戻り、itsuで食事。

何故わざわざ学校の映画館まで戻るのかというと、日本と違い、英国の映画館は同じチェーンの映画館でも場所によってチケットの代金が異なるから。

ロンドン中心部だと大人1枚2,000円以上かかりますが、少し離れると1,000円くらいで見られる!

ステイ先の近所にも映画館はありますが、「メリー・ポピンズ…」は上映していないので、行き慣れている学校近くの映画館にしたというわけです。

 

暖かいスープを食べたい時にitsuに行きがち。
なんとなく風邪に効きそうな味付けだし。

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itsuの年末の営業時間

チケットは食事中にネットで購入。
これも映画館によってですが、オンラインで購入した方がチケットが安くなることがあります。

 

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メリー・ポピンズ」は私にとっても子供の頃から大好きなミュージカル映画の一つ。
特にシャーマン兄弟の音楽が大好きで、彼らが作曲を手がけているシンデレラの実写ミュージカル映画"The Slipper and the Rose"も、もう一つの大好きなミュージカル映画でした。

「ピーターパン」や「メリーポピンズ」に出てくるロンドンの風景は、子供の頃から憧れだったので、まさにその場所で続編を見られるなんて幸せですね。

結果、期待が大きかったせいか、続編はまあまあの印象でした。
ただ、ミュージカル「ハミルトン」で一躍スターになったリン・マニュエル・ミランの存在がひときわ輝いていて、彼を見るだけでもお金払った価値がある気がします。

他のキャラクターは、原作にいる人物を基調としているのに対して、LMミランダのジャックは現代にアップデートされてて、明らかに彼が演じる前提で曲も書かれていそうなところもひときわ目立つ理由かと。

 

個人的には、ベン・ウィショーが大きくなったマイケル役で登場するのも楽しみの一つでした。

ベンも歌うんだー?と思ったけど、よく考えたら「テンペスト」でも歌ってたなー。

インタビューに答える姿も、本当の姉弟みたいです。

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メリー・ポピンズきっかけのインタビューで他の作品のエピソードが出てくるのも嬉しい。

メリー・ポピンズ リターンズ」は他にも、前作のバート役ディック・ヴァン・ダイクをはじめ、メリル・ストリープコリン・ファースアンジェラ・ランズベリーデヴィッド・ワーナーなど脇役も豪華。

スプラットことジェレミー・スウィフトはフィデリティ信託銀行の銀行員グッディング、クリス・オダウドはアニメパートの御者役でした。

結局実写版「ダンボ」は見に行かなかった…。

後日、英国のヘッド(プレミア)館に当たるODEONに行ったら、「メリー・ポピンズ リターンズ」仕様の装飾がされていて綺麗だったのですが、それはまた後日。

 

メリー・ポピンズ リターンズ [AmazonDVDコレクション]

22:40

地下鉄で帰路につく。
次に映画館に行くのは女王陛下のお気に入りを見に行く時でしょうかね。
それまではまたテレビ三昧。

正月には「ジョン・ルーサー」の新シリーズが放送されるし。

 

ちなみにこちらはRadioTimes誌の選ぶ2018年のテレビ番組トップ10。

 

1 「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」A Very English Scandal, BBC1
2 「キリング・イヴ」Killing Eve, BBC1
3 「ボディガード 守るべきもの」Bodyguard, BBC1
4 「彼らは生きていた」They Shall Not Grow Old, BBC2
5 This Country, BBC3
6 「パトリック・メルローズ」Patrick Melrose, Sky Atlantic
7 「オザークへようこそ」Ozark, Netflix
8 Mortimer and Whitehouse: Gone Fishing, BBC1
9 The Cry, BBC1
10 「9から始まる奇妙な物語」Inside No9, BBC2

この豪華なラインナップの中でInside No9が食い込んでくるのはすごい!
5年の間にどんどん人気が高まっていくなー、私ははじめから応援してるけどね!!


【2018年12月25日・26日】寝まクリスマス作戦!

[Tuesday]

クリスマス当日、ですが、風邪の苦しみがピークでお家で寝まくりますデーです。 

おとなしくテレビでクリスマス特番を見ていました。
Film 4では「となりのトトロ」の英語吹替版。
引き続きホストファミリーが留守なので、気を使う必要がないのが嬉しい。

あまり英語吹替で見たことがなかったから新鮮。

camphorは防虫剤に使用される樟脳の意味。
樟脳ってクスノキの樹脂から取れるんですって! 知らなかった。

訳を確認すると、英語でもわかりやすく見られるように
置き換えの工夫が見られて面白いですね。

今思うと、具合悪いし学校もないし、
結構寂しさが堪えていたのかもしれません。

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ちょっとクリスマスっぽいこの日の夕食

 

英国の音楽好きなら必ず聞いたことがあるはずの音楽番組"Top of the Pops"。
バーミンガムの駅にレゴ像が置いてあったスレイドの曲も流れてました。

notfspurejam.hatenablog.com


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ボヘミアン・ラプソディーが公開された年の締めくくりにぴったりの番組ですね。

 

 


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9月に毎日のように通ったハマースミス・オデオンでの公演。 

 

年末にテレビを見ていて、Two Ronniesの番組が多いことに気づきました。 

"The Two Ronnies"とは、1970・80年代に放送されていた2人のコメディアン、ロニー・バーカーロニー・コーベット主演の番組。

日本人にとっては英国のコメディアンというとミスター・ビーン
もう少し詳しくなるとモンティ・パイソンを思い浮かべるかもしれませんが、
フェスティヴな時期にテレビで見るのは圧倒的にトゥー・ロニーズ。

ある意味、日本にとってのドリフやカトケン的な存在なのかもしれない。
ベタだけど、英国らしいナンセンスさにも溢れてて楽しい。

↓これは超有名な"Four Candles"スケッチ。

客の注文を聞いた店主が4本のろうそくを出してくるけど、
客が欲しいのは"fork 'andles"(干し草用のピッチフォーク)だったっていうジョーク。 

年末にかけてトゥー・ロニーズの番組があれば見るようになってました。

 

新作のドラマも気になる。

 

 

  

[Wednesday]

わかります。私も風邪じゃなかったら寂しさで死んじゃってたかもしれない。
でも具合が悪いと逆に生きることに集中するのに忙しくてそれどころじゃなかったりする。

おかげで体調はちょっとずつよくなっているみたいでした。

 

 

 テレビで見る映画は、以前も見て気に入っている作品を鑑賞しがち。

LEGOムービーも続編公開前に放送されていました。

何もない時は、英国の古典映画を放送してるTalking Pictures TVをつけておく。

 

ボクシング・デーの夜10時頃、ホストファミリー帰宅。
私の自由気ままなクリスマス生活もおしまいです。
…ほとんど部屋にいたけど。

家に帰ってからもホストマザーと息子の親子喧嘩は相変わらず。

引き続き寝込んで、2人の喧嘩声から逃れる。

とはいえ、少し体調もよくなってきたので、外に出たくなってきました。

【2018年12月23日・24日】ホームアローン!!/"The Dead Room"放送

 [Sunday]

風邪はますます悪化して、本格的に寝込み始める。

私としては週末までにイベントを終えた安心感があるし、クリスマスは外の店もお休みなので、家で静かに過ごす気満々。

(営業時間は店によっても違う。) 

日本の薬は海外の風邪には効かない、というのは本当だった。
菌の種類が違うのかもしれません。

 

ホストファミリーはクリスマスに祖父母の家に遊びにいく予定だけど、部屋にいるとホストマザーと息子が喧嘩する声が聞こえてくる。

私も正月なのに母親と喧嘩してふて寝したことあったなーなどと懐かしくなる。
そんなこともあるよね。でも親と喧嘩したこともいずれいい思い出になるよ。

 

一方私は、クリスマス・シーズンということで、毎年恒例、グラナダTVシャーロック・ホームズの「青い紅玉」を鑑賞。

金曜にロッドさんから教えてもらった歌にガチョウが出てきて、

(「青い紅玉」は帽子とガチョウの落し物から青いカーバンクルの紛失事件に関係していることがわかる物語なのです。)

 

[Monday]

「青い紅玉」だけ見るつもりが、他のエピソードも見たくなってしまった。

風邪は治らないけど、クリスマスの買い出しに出かけなければ。

 風呂に入りたいけど、ホストファミリーが入浴中。

 

14:00 

重い腰をあげて駅前まで買い物に出る。

ポケモンGOスマホの充電を食うのであまり遊ばなくなっていましたが、海外でたまにやると国によって出現するポケモンの傾向が違うので楽しいですよね。
ロンドンはルージュラの出現率が半端なかったイメージ。

買い物は普段あまりいかないスーパーLidlに行って、焼きたてのパンを山ほど購入。果物やビタミンドリンク、普段は食べられない冷凍食品を買いました。

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駅前で見た「女王陛下のお気に入り」のバス広告。もう直ぐ公開だー

家に帰った後は、テレビで続編の公開が近かった「メリー・ポピンズ」を鑑賞。
ホリデー気分にぴったりですね。

 

すると「ウォルト・ディズニーの約束」の"Let's Go Fly A Kit"が見たくなってくる。

すると動画で見た後に本編もボクシング・デーに放送することを知る。

 

22:00

ホストファミリーが出かけて、ついに家に一人きりに!!

 

26日までは誰かが風呂やトイレに入っているのをきにする必要もないし、
遠慮がちにキッチンを使う必要もないのだ!! やった!! 

 クイズ番組"Only Connect"や"University Challenge"、トナカイのドキュメンタリー"The Great Reindeer Migration"を見た後は、先日Q&A付きプレビュー上映を見に行ったドラマ"The Dead Room"。

プレビュー上映の時の様子はこちらの記事で。 

notfspurejam.hatenablog.com

ベテランラジオ番組プレゼンターが、怪談の朗読を収録している最中に彼しか気づかない奇妙な現象が起こり、次第に過去の封印した記憶が蘇ってくるお話。

この劇中でFoxと言うグループのヒット曲"S-S-Single Bed"が流れるのですが、

この曲を使うよう薦めたのは、マークのパートナーのイアンだったらしい。
この話はプレビュー上映の時にも出てこなかったかも。

舞台が古〜い静かなラジオスタジオで、クライマックスがホラーストーリーらしく視聴者をびっくりさせるシーンで終わるのですが、この"S-s-s-single Bed"が妙に陽気な曲なので、その対比が効果的。

プレビュー上映で見かけた、回想シーンに登場するジョシュア君を改めて見たら、
やっぱり美人さんでしたねー。

深夜はこれまた大好きな英国産ラブコメ「マン・アップ」も見ました。

 

 

風邪で熱はあるけどテレビがあるから全く寂しくないクリスマス。

(↑この冬に撮影したクリスマスツリー盛り合わせ!)

 

 

【2018年12月22日】ミュージカル"Hadestown"(ヘイディズタウン)観劇

 [Saturday]

クリスマス休暇の始まり。 

日中はのんびり過ごし、夕方は言語交換でお世話になっているロッドさんのお誘いを受けてナショナル・シアターミュージカル"Hadestown"を見に行きました。

 

17:00 

ナショナルシアターがクリスマスカラーになってた🎄

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ロッドさんと待ち合わせた後、館内の1階カフェで軽く夕食。

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トレーが可愛い(左)。幕間の飲み物もアプリで注文出来るみたい(右)

注文したのは、(名称は忘れたけど)薄切りしたトーストにアボカド、トマト、マッシュルーム、ほうれん草がトッピングされたメニュー、£9。量は控えめだけど美味しいです。

食事の間、ロッドさんが「これ知ってる?」と見慣れないコインを見せてくれました。
現在では流通していなさそうなコイン。するとファージングって言うんだよ」と教えてくれました。

ja.wikipedia.org

 

www.youtube.com

ロッドさんはこの「1ポンド=20シリング=240ペンス=960ファージングの計算をA4の紙を縦にして書き連ねてくれたのですが、途中で頭が混乱してしまいました。
もちろん、計算を理解させようとしたわけではなくて、クリスマス・シーズンに歌を教えただけなのですが。

日本だと価値的には「銭」や「」のような? ただ、5銭、10銭銅貨は1940年頃まで使われていたそうなので、それよりは最近まで使われていたことになりますね。使われなくなったタイミングだけでいえば、古い100円玉くらいの感覚かな。

ちなみに「四つの署名」の頃のワトソンの1日の年金が11シリング6ペンス、貸しボート屋の子供がホームズにねだったのは2シリング。 

19:00

夕食を済ませて、開演まで少し時間があったので、館内にあるWolfson Galleryで"Playing with Scale"という、舞台美術家による縮尺模型についての展示を見て回りました。私、舞台や劇場の縮尺模型を見るのが大好きなのです!

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「間違いの喜劇」(2011, 左)と、"Exit the King"(2018, 右)の模型

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アンティゴネ」(2012)の模型

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アンティゴネ」(2012)に出演したジョディ・ウィテカーと
クリストファー・エクルストンのパネル。9代目&13代目ドクターだ!

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鉛筆を使った縮尺の対比

今回は見る時間が10分強ほどだったので、ここはまた後日見に行きました。
↓オンライン上でも展示された作品や制作者の動画を見ることが出来ます。

artsandculture.google.com

 

19:30

さて、"Hadestown"です。

 このミュージカルは、オルフェウスとエウリュディケの神話を基にした作品でオフBWで上演されたのちにこのロンドンでの公演も実現し、2019年のトニー賞も受賞しています。

私は当時、ナショナル・シアターでポスターは目にしていたものの、誘われるまではストレート・プレイかと思っていて、ミュージカルであることすらも知りませんでした。

劇場に来てロッドさんにギリシャ神話がモチーフになっていることを知り、キャストを見て、留学前に見ていたミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドン」でキム役を演じていたエヴァ・ ノブルザダがヒロイン役で出演していることも知りました。

 (ポスターになっているアネモネ花言葉「君を愛す」

 

Hadestown: The Myth. The Musical. (Original Cast Recording) [Live]

 

簡単なあらすじは、大恐慌時代のアメリカのような死にかけた街で、夢想家なミュージシャンのオルフェウスと孤独で貧しいエウリュディケが出会い結婚。オルフェウスは彼女に苦労させることはないと誓います。
春の女神であるペルセポネが夫ハデスの支配する地下の「ヘイディズタウン」へ戻ると地上は冬になり、オルフェウスエウリュディケの暮らしも厳しくなり、2人の心はすれ違い始めます。
そして、飢えたエウリュディケは、「ヘイディズタウン」の住民を探しに地上へ出たハデスと遭遇。「ヘイディズタウン」へと誘われると、過酷な労働を強いられることを聞き知っているにも関わらず、彼に付いて行ってしまいます。
後見人のエルメスからエウリュディケが地下に行ってしまったことを知ったオルフェウス。しかし、地下へ行く列車がないため、ヘルメスに抜け道を教わり、地下へと向かいます(ここまでが第一幕)

オルフェウスはなんとか地下にたどり着き、エウリュディケを見つけますが、ハデスが現れ阻まれてしまいます。絶望するオルフェウスが歌を歌うと、地下で働く労働者だけでなくペルセポネも感動し、夫のハデスを説得。その歌で妻への愛を思い出したハデスは、オルフェウスに1度きりのチャンスを与えます。
それはエウリュディケを従えて2人だけで地上に向かう許可だったが、道の途中でエウリュディケが無事についてきているか確認するために振り返ってはならない、と言うものでした。

 

結末は… 神話に詳しかったり、映画や舞台や映像作品をよく見ている人ならすぐわかると思います。

 

 ↓物語がアニメになっててわかりやすい!

www.youtube.com

"Hadestown"の劇中音楽はどれもパワフルで好きでしたが、特に狂言回し役のヘルメスと一緒にいる3人の女神がコーラス隊として歌うのがかっこよかった。
エウリュディケに地下世界に行くよう促す"When the Chips are Down"って曲が特にお気に入り。

当時、アメリカーメキシコ間の不法移民取り締まりのための「壁」を作ろうとドナルド・トランプゼロ・トレランス政策を始めていたので、もうハデスがトランプにしか見えない歌になってしまってました。

↓字幕設定をすると日本語訳の歌詞も見られます。

www.youtube.com

ところでハデス役は超低音ヴォイスのパトリック・ペイジが演じていたのですが…
本当に失礼を承知で書くのですが、どうも私は低音ヴォイスが苦手らしく、彼の歌声やセリフを聞くと、車に酔ったような気持ち悪さに襲われてしまうことに気づきました。
悪意は全くないのです。むしろ克服したいのですが、聞くたびに首の後ろが重くなるような嫌な気分になってしまって、なるべく聞かないようにしています。
本当に申し訳ない。ハデスでトランプを連想するせいかもしれないけど。

でも低音酔いなんてあるのかな… 楽器のベースの音やバスドラの音は好きなのに。自分でも不思議です。

そんなわけで、音楽的にはとってもとっても好みなのですが、気分が悪くなる部分もあったりする、自分にとっては複雑な作品でした。

↓作曲家Anaïs Mitchell自らが歌う"All I've Ever Known"。

www.youtube.com