ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2019年1月7日】新学期突入!&「ブレグジット EU離脱」

[Monday] 

長く感じたクリスマス休暇が終わり、語学学校はついに新学期突入。
新年から新しいクラス(Upper-intermediate)になるので、クラスメイトも変わります。

ですが、休暇明けは学校も生徒が少ないと思っていたせいか、クラス分けの掲示を見に行くと、最上級のクラスと合併されていました。

案の定、教室には普段多くても8人程度集まるところが、生徒が20人以上ごった返して椅子もスペースも足りない状態に。

結局、この日1日だけは大所帯での授業で、火曜日からは通常どおり上級と上中級のクラスに分けるよう調整してくれることになりました。

 

新しい先生はステフ。入学したての半月間でお世話になった先生です。

彼女はフレンドリーな先生ではあるのですが、教科書に忠実すぎるのとボードに書く分量が多いのが欠点。

前の先生=サラの時にはカードを使ったゲーム的な授業やクイズもあったりしたので、それに比べると「学校の授業」度が強い。

前述の通り、この日は上級クラスも一緒だったので、新しく用意した教科書の勉強ではなく、配られたプリントで授業が進みました。

 

この日の内容は(今そのプリントが見当たらないのでリーディングについては後で追記しますが)英語のフレーズ・ことわざを学んで、内容に賛成するか話し合うもの。

① A change is as good as a rest
② She had a change of heart.
③ He's changed his tune.
④ A leopard can't change its spots.

つまり、自分に当てはまるかどうかということです。
すべて「変化」に関するフレーズですね。
これらのフレーズと自分の経験した勉強・仕事・環境・関係等の変化を語り合います。
意味を知らない方は是非調べてみてくださいな!

この授業では上級コースのキョウコさんという日本人の方と知り合いました。

放課後はバスでコヴェント・ガーデンあたりに向かい散歩してから帰宅。

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バスから見た、老舗の傘屋 "James Smith and Son"

 帰宅後はチャンネル4で後に日本でも放送されたベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマブレグジット EU離脱を見ました。

ベネディクトは後にボリス・ジョンソンの上級顧問となるドミニク・カミングスを演じていて、彼が2016年に行ったEU離脱のキャンペーンの舞台裏を描いています。

今では名前を聞くことも多くなりましたが、当時はドミニク・カミングスはそれほど有名ではありませんでした。

英で新年にブレグジット・ドラマ放送、カンバーバッチ主演 タイミングで議論も - BBCニュース
【解説】 英首相の上級顧問、ドミニク・カミングス氏とはどんな人物か? - BBCニュース 

あのSNSでやたら見かけた「NHSに資金を!」と書かれた赤いラッピングバスも登場。
(実際には離脱後のNHSは予算が削られ、全くのデマカセだったことが分かりますが)

対する残留派の報道責任者クレイグ・オリヴァーロリー・キニアが演じていて、はじめのうちは残留が強いと思われていたにもかかわらず、カミングスの暗躍で次第に不利な状況に追い込まれていきます。そんな中、残留派のジョー・コックス議員が殺害されたというニュースが報じられ、再び先行きは不透明に。

現実の物語でありながら、劇的に一進一退の攻防が続いていきます。

ジェイムズ・グレアムは政治劇が得意な劇作家、監督は「ドクター・フー」でも名前をよく見るトビー・ヘインズ

ボリス・ジョンソンナイジェル・ファラージが憎たらしくも似ていて笑っちゃいました。

そして、後で見直したら私の好きなマーク・ゲイティスも出演していて…

マークは同じくジェイムズ・グレアム作のドラマ”The Coalition”でピーター・マンデルソン役で出演していたので、今回もマンデルソン役。今後マンデルソン俳優として定着していくのかもしれないです(笑)。

↑これはのちに出た新聞記事。

 

https://m.media-amazon.com/images/I/61JzDXuiI6L._AC_UL320_.jpg

ブレグジット EU離脱 [DVD]

風呂上がりは、マークとジャーナリストのマシュー・スウィートが007シリーズについて語り合う番組"Premium Bond"の再放送を途中から視聴。

www.youtube.com 

この日の夕食はマクドナルドと近所の店の6本入りスパイシーチキン(£1)。
肉が欲しい(貧血気味の)時はフライドチキンだのみになってきました。安いし。

 

 

【2019年1月6日】牡蠣の町、ウィスタブルへ

[Sunday] 

言語交換友達のヴィクターが、またどこにも出かけていない私のために車を出してくれるというので、お昼に図書館で待ち合わせ。
図書館では、ヴィクターが待ち合わせの時間まで広東語の個人指導をしています。

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無事に落ち合った後、この日はヴィクターがよく行くというケント州の港町ウィスタブルへと案内してもらうことになりました。

車の中では日本語の童謡を歌いながら、動物を日本語で勉強。
今考えると、男性と2人で遠出するのは危険な気もしますが、
車内ではきつねやたぬきの話をしていたので、そんな緊張感はありませんでした。
繰り返し会って、信頼出来る相手か見極めるのが大事ですね…。

14:15 

ウィスタブルに到着。
街の駐車場に車を停めて、海に向かうと、
港に小さなキッチンバーを兼ねた魚屋さんがありました。

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真冬だけど、散歩している人が結構います

お昼を食べていなかったので、ひとまず何かつまむことに。
中に入ると、氷の上に並べられた魚、その前に注文カウンター、
部屋の脇の通路に食事用のテーブルが並べられています。

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イギリスといえばフィッシュ・アンド・チップス
揚げる魚はタラ(cod)を使っているのをよく見かけます。
ここにもタラとチップスの組み合わせがありましたが、
扱っている魚介類が多いと、エビやイカも出してくれるんですね。
私は、タラだと多すぎるので、ヴィクターが提案してくれたエビ(prawn)とチップスを注文しました。これならおつまみ感覚でいただけます。

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プラウンアンドチップス!出来立ての熱々!
(エビを少し食べた後に撮影してます)

プリップリのホックホク!
この量ならF&Cの時のように量の多さにげんなりしなくて大丈夫!
港の調理場で作ってもらっているせいか、他の場所で食べたF&Cより美味しく感じましたが、猫舌なので、食べるのに時間がかかってしまいました。

 

30分ほど食事をした後は、食後のお腹を落ち着かせるために港を散歩。

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ウィスタブルは牡蠣の産地で特に有名。港でも牡蠣が売られています。

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が、ヴィクター曰く

「今は季節じゃないし、輸入物で新鮮じゃないだろうから食べなくていいよ」

とのことで、牡蠣が名物なのに食べませんでした。
でも今考えると、牡蠣の旬って冬なのでは…。
エビが美味しかったからいいけどね。
(実はお腹が弱いので牡蠣にあたらないかちょっと怖かった。)

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海岸も砂や砂利ではなく、牡蠣の殻で覆われている!!
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夏ならばもっと爽やかで、オイスター祭りを楽しむ人たちで賑やかなのでしょうが、
この日の冬の海岸は、風も強くなく穏やかで、
集まる人たちがそれぞれの時間を過ごしている様子を眺めると落ち着きました。
いかにも英国の冬の海岸といった、淡く静かな時間。

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赤と青の船が並んで、絵になる港

一通り歩きまわった後は、店の前で黄色いカッパを着たおじさんと記念撮影。

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ナマズシェフ(左)と顔の白い漁師のおじさん(右)

15:30

ロンドンへ戻る前にウィスタブルの街も歩きました。
ハイストリートはおしゃれなアンティークやブティックの店が並んでいて、
歩いているだけで楽しい気分になります。

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可愛いワンピース!

程なくハイストリートの三叉路にある建物の前でヴィクターが立ち止まり、
歴史ある建造物であることを教えてくれました。

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Duke of Cumberland Hotel

現在は、デューク・オブ・カンバーランド ホテルが営業しているこの建物、
1747年までは"Noah's Ark"というパブで、その後、カロデンの戦いでスコットランド兵を鎮圧したカンバーランド公ウィリアムにちなんで「デューク・オブ・カンバーランド」と改名され、牡蠣漁師の本部としても使われたそうです。

DUKE OF CUMBERLAND Pubs of Whitstable

 

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素敵な街を歩きながら、
ヴィクターから香港に住んでいた頃の話も聞きました。
カンフーの腕を上達させるために香港に渡った彼は、外国人にもかかわらず流暢な広東語を話すので珍しがられて、俳優として何本か映画に出演したらしい。

ジャッキー・チェンマギー・チャンにもあったことがあるとか。

すげー!

それでも、俳優として香港に住み続けることは諦めてロンドンに戻ったらしいけれど、
その時に学んだ広東語を使って仕事が出来ることを誇りに思っていると話していました。

寒さと長く悩まされている風邪ですっかり気落ちしていた私でしたが、
外国語を習得した先輩の言葉は、私に少しばかり元気をくれたのでした。

 

19:50

ウーリッジの中華料理屋で夕食。

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試しに注文してみたあんかけ焼きそば。ヴィクターはカレーでした。

7日は月曜。語学学校は新学期に突入です。
 

 

【2019年1月5日】ブレナム宮殿〜記念碑と静寂の湖と香水と【その2】

ブレナム宮殿、続き。

notfspurejam.hatenablog.com

 

⬇︎宮殿周辺の地図はこちらから見られます⬇︎
https://www.blenheimpalace.com/assets/files/downloads/uk.pdf

 

14:50

内部を見終わった後は、まず外のテラスへ向かいます。
このテラスは9代目公爵がフランスの造園家アシル・デュシェーヌの力を借りて1925年から1931年にかけて造られたそうです。
ということは、宮殿が造られた当時は庭はそこまで整備されてなかったってことかー。

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アッパーテラスから見た宮殿

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1929年から1931年に作られたプール。普段は10代目の時代に作られた噴水も出ます

プールの水は「ロザムンドの井戸」から取られているそうです。ロザムンドとは、ヘンリー2世の愛人であったロザムンド・クリフォードのこと。
プールの四方はヴィーナス像に囲まれています。

 

階段を降りて下のローワーテラスに降りると、別のプールがあり、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの工房で作られ、スペイン大使から初代公爵に送られた中心のオベリスクは、ローマのナヴォーナ広場にある「四大河の噴水」を大理石で3分の1に縮小したものだそう。ドナウ川ナイル川、プラタ川、ガンジス川の神々が装飾されています。

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写真では片方ずつしか写っていませんが、左右対称に2つオベリスクがあって、左側のもう1つはやはり9代目公爵の時代に複製されて現在のように設置されたそうです。

左右対称というと、ローワーテラスで特に気になるのは、階段を降りてすぐに目に止まるスフィンクスの像。

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ヘンリー・ウォード・ウィリスによるスフィンクス

このスフィンクスの顔は、9代目公爵の2番目の妻グラディス・ディーコンがモデルになっているとか。

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噴水(左)、反対側のスフィンクス(中)と男性の像(右)
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画像だと見えにくいですが、アッパーテラスを支えるJules Visseaux作のカリアティード(女性像)

15:10

次は、宮殿からテラスに向かって左側から、サウスローン(南側の芝生) を通って庭を歩くことにしました。
宮殿の地図でいうと、"Formal Gardens"というコースを歩きます。

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サウスローンから見た宮殿のパノラマ

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宮殿の裏側にある、初代公爵のライバルだったルイ14世の胸像
(戦争中に盗んできたものらしい)

途中、ひときわ目を引く巨大な木を発見!

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下から眺める人との、この大きさの差!
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中はこんな感じ

15:20

ブレナム宮殿は1950年4月に一般公開するようになったそうなのですが、10代目公爵が、もっと来場客が庭を楽しめるようにと、「プライベート・ガーデン」として庭の手入れを始め、10代目の死後は一時荒廃してしまったそうですが、11代目が再整備し、妹の手で2004年に一般公開されたそうです。割と最近ですね。

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私が訪れたのは冬なので、画像の見栄えはあまり良くないですが、暖かい季節は素敵な花が咲くんでしょうね。

 

15:30

そして"The Temple of Health"
これは1789年に4代目公爵がジョージ3世が病気から回復したことを祝って、建築家のジョン・イェンに建築依頼をした神殿。
こんなところでジョージ3世に関わるものと出会えるとは!

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ジョージ3世の回復を神に感謝し大理石のメダルを奉納することがラテン語で描かれている

 

庭には3か所神殿があり、もう1箇所 "The Temple of Flora"は見に行く時間がなかったのですが(どこにあるのかわからなかった…)、もう一つの"The Temple of Diana"は近くにありました。

狩猟の女神ダイアナに捧げられたこの神殿は1773年に4代目公爵の主催により、英国の建築家ウィリアム・チェンバーズによって建てられました。"The Temple of Flora"もチェンバーズの設計だそうです。

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縁のあるダイアナ元妃の神殿なのかと思ってた

中央の楕円のメダリオンの中にはダイアナに花を捧げるヒッポリュトス、
両側のメダリオンには、エウリピデスの詩が書かれています。
詩が書いてあるのは4代目公爵の家庭教師だった考古学者ジェイコブ・ブライアントが選んだのではないかとのこと。

"The Temple of Diana"は、"Churchill Memorial Garden"の中にあります。

ブレナム宮殿が生家のチャーチルは、1908年8月11日にこの"The Temple of Diana"の前で妻となるクレメンタインに、雨宿りの最中にプロポーズしたらしい。
ロマンチックだけど、狩猟の女神の前での求婚… 
なんだかはじめから狙ってたんじゃないですかね?

この庭には大きなチャーチルの胸像も立っています。

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すごい迫力…

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15:40

テラスに戻ってきました。

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もう一度、階段の下に降りて宮殿を囲う池「グレートレイク」を眺めました。

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下手に小さなボートハウス。

とても静か。聞こえてくるのは、鳥のはばたく音だけ…。

9代目の公爵は静けさを好み、当時はテラスに噴水も作らなかったそうですが、
この場所に立ってみるとその気持ちがよくわかります。
ロンドンやその他の英国の観光地では出会えない静寂。
心の隅々までその静けさが沁み渡っていくような気分です。

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しばらくは、ただひたすらこの景色を満足するまで眺めていました。

 

 

16:00

宮殿の正面、グレート・コートに戻ってきました。

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馬小屋の前に看板が出ていたので、中の様子を覗いてみると、
お子様向けに王子様&お姫様になって写真撮影出来るスペースになっていました。

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馬のいるスペースが着替えスペースになってます
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 16:10

最後に宮殿の北側にある記念碑 "The Column of Victory" まで歩いてみることにしました。初代公爵の死後、夫人のサラが夫を称えるために英国の建築家ロジャー・モリスとハーバート卿(どのハーバート卿なのか不明…)に依頼し、公爵の死後9年後の1730年に完成しています。

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見ての通り、宮殿からだいぶ遠くにあります

向かって左側は先ほど見たグレート・レイク。右側はクイーン・プール。

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英国の建築家ジョン・ヴァンブラによるグレート・ブリッジ。
テラスのファサードや正門、先ほど見た宮殿裏側のペディメントもヴァンブラの作品

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やはり静かな湖面が心を落ち着かせてくれます。

しばらく歩いてから振り返ると、記念碑が高い丘の上に立っていることがわかります。

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宮殿がずいぶん遠くに見える

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16:20

柱のてっぺんの像が見えてきました。
像はもちろん初代公爵がモデルですが、ローマの将軍の格好で、足元には鷹、
手には勝利の翼を持っています。

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鷹の姿も見えますね!

16:25

そして、やっと足元まで到着!
高さ41メートル(134フィート)なので、ここまでくると、逆にてっぺんの像の全体が見えにくくなってしまいました。

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高すぎてフレームにおさめるのが難しい!

柱の四角い土台には4面それぞれに碑文が刻まれていて、1面には初代公爵の戦いの詳細を記した墓碑銘、残りは公爵の子孫に領地を与える議会法の抜粋が刻まれています。

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でも、歩き疲れてとても隅々に目を凝らす気力が残っていない…。
ここまで歩いてくるのは大変だった…。時間はそれほど経ってないけど、
坂道だったせいでしょうか。

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橋のところは低くなっていて、記念碑のところまでくると宮殿の高さまで戻っている

歩いているうちにだいぶ暗くなってきたので、羊の姿を眺めながら、元来た道を戻ります。

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記念碑の周辺は、羊が逃げないように柵で囲われています。

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 16:45

宮殿に戻りました。すっかり暗くなってイルミーネーションも点灯。

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パノラマで撮影

16:50

最後に残された時間でギフトショップを見ていきました。

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夜のチケット売り場前
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絵葉書や食器類

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家庭用品も充実してる

ギフトショップにはペンハリガンの香水コーナーもありました。
そこで思い出した香水ブレナム・ブーケの存在。

探したら、このコーナーにちゃんと「ブレナム・ブーケ」がありました!

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これが「ブレナム・ブーケ」!

正確にはブレナム宮殿をイメージして1902年に作られた香水なので、9代目公爵あたりが依頼したのかもしれないですね。テラスの件といい、9代目は宮殿のイメージ作りに奮闘してたんですねー。
チャーチルもこの香水を愛用していたそうです。
試してみると、確かに男性向けっぽい爽やかなシトラスの香り。
男性のコロンのようなキツいものではなく、スッキリとした匂いです。

ペンハリガンのお店はロンドンにもありますが、せっかくブレナム宮殿に来た記念に、
このギフトショップで購入することにしました!

お値段は£75。いつも安い香水ばっかり買ってるからかなり悩みましたが(笑)、
これほど自分へのお土産にふさわしいものはありませんからね!!

 

www.penhaligons.com

www.takashimaya.co.jp

 

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女性向けのアルテミジア(左)や
当時発売されたばかりの「ヒドゥン・ロンドン」シリーズ(右)も気になった

17:30

香水と絵葉書を買って、やっと宮殿を出ました。
めちゃくちゃ時間掛かってしまった…。

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閉館間際のお土産売り場と正面玄関(左・中)
夜のウッドストック

来た時に入ったメインエントランスに向かいましたが、門が閉まっていて…

売店の女の子と一緒に宮殿の正面入口まで戻って、街のあるウッドストック側の門に連れて行ってもらい、係の男性が来て、門を開けてくれました。

そこからウッドストックの街の中のバス停に案内してもらったのですが、私は助けてもらったのが嬉しくて、(珍しく)英語の勉強をしにロンドンで滞在してて…とか自分の話をペラペラ話してたのですが、バスに乗った後はそっけなく彼女が降りて行ってしまったので、親切心に喜んで盛り上がったちょっと恥ずかしかったです。

だいたい暗くなったんだから早く帰れよお前!って話ですよね。 

 

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夜のオックスフォード

売店の子のおかげで無事オックスフォードまでたどり着き、
ロンドン行きの列車に乗ります。

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今回のイベントのポスター(左) お世話になった500番バス(右)

18:55

オックスフォード駅を出発。

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19:55

パディントン到着。
帰りは暗いから車窓の景色も楽しめずつまらん!

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当時駅に掲示してあったテロ防止キャンペーン"See it. Say it. Sorted."のポスター

帰りにパディントンの駅にあるパディントンベアのグッズ売り場をちょっと覗きました。 

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売り場の中のパディントン

遅かったし、疲れてたのでゆっくり見られなかったけれど、ちょっと癒された。

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そんなわけで、たっぷりブレナム宮殿を堪能した一日でした。

宮殿の中を見学する経験は何度かありましたが、ただ見学するだけじゃなくてテーマに沿った装飾がされた宮殿を巡るのは初めてだったので本当に楽しかったです。

しかもシンデレラのような童話がテーマだと、名所に来ているというより、絵本の中に入り込むような気分で、忘れられない体験になりました。

そして、テラスから望む湖の静けさ。
あの心が澄んでいくような感覚も、時間が経った今でも鮮明に思い出せます。

思い出深い訪問場所の一つになりました。

 

次回は、港町ウィスタブルを歩きます。

 

【2019年1月5日】ブレナム宮殿 "Cinderella's Fairy Tale Palace"イベント【その1】

[Friday] 

夜スーパーで買い物する以外は外に出かけず。

 

[Saturday]

木曜に見た映画女王陛下のお気に入りの中で、アン女王がモールバラ公ジョン・チャーチルに贈ったブレナム宮殿へ行ってみることに。

notfspurejam.hatenablog.com

ブレナムという名前は、ジョン・チャーチルスペイン継承戦争フランス軍に勝利したドイツのブリントハイム(ブレンハイム)での戦いにちなんでいます。
前回の記事で触れたように、ブレナム宮殿は冬季も開館していて、
ロンドンからも遠くないのでこのホリデーのうちに訪れることにしました。

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イカーストリート駅で乗り換えてパディントン

10:52 パディントン発オックスフォード行き。
電車代は手数料込みで£28.15。
当日ギリギリに購入したからちょっと高いかも。
(余裕を持って購入するほど安いチケットが手に入るのだ。)

いつもそうとは限りませんが、この時のグレート・ウェスタン・レールウェイの車両はとても綺麗で、普通なら使いたくない車内トイレも非常に清潔でした!びっくり!

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飛行機より綺麗だ!

 

11:50 ほぼ定刻通りオックスフォードに到着。パディントンから1時間。

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実はオックスフォードも今まで来たことがなかったので、止まってゆっくり見て回りたいところでしたが、それはまた次の機会に。今回はあくまで宮殿を優先します。

オックスフォード駅から宮殿まではバスで移動。ここからまた1時間。

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使った路線は500番。往復£5のチケットを運転手から購入
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ロンドンのバスより綺麗

直行バスではないので、1時間ともなると行くと停留所20か所以上止まり、
かなり遠く感じます。辛抱が必要。

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宮殿が近づいてくるとオックスフォード国際空港が見えます

12:50 やっと宮殿の門まで到着。

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外の門から宮殿前の入り口までも歩いて10分かかりました。

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正面入口

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この地図だと、左側33番の門から並木道を通って正面玄関にたどり着いたところ

チケット売り場で入場券を購入。

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寄付申請すれば1年以内の再来場が無料になるパスポートに替えてもらえるらしいのですが、1年以内にまた来れるかわからなかったので、そのままのチケットで先に進みます。すると…

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おおー!!見た事あるこの風景!!

そう、実はブレナム宮殿は映画の撮影場所としてもよく使われているのです。
私の好きな作品だとミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」とか…


www.youtube.com

「007 スペクター」にもスペクターの会合場所として登場!


www.youtube.com

他の作品はこちら↓をご覧ください。
www.blenheimpalace.com

あー、ボンドがスペクターの会議に忍び込んだのはこのあたりだったかなー、
と外観を楽しみます。

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さて、当時宮殿で開催していたイベントは"Cinderella's Fairy Tale Palace"
シンデレラをテーマにした装飾を楽しみながら室内を見学出来るホリデー・イベントです。

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フラッシュなしなら撮影OK!

ちなみにウィンストン・チャーチルマールバラ公の子孫であり(祖父が第7代マールバラ公爵)、ブレナム宮殿は彼の生家なので、チャーチルに関する展示室もありますが、この日は見られず。 1階のみ見ることが出来ました。

荷物検査を済ませて中に入ると、すぐに晩餐会の食卓が!

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目にも眩しい晩餐!

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テーブルの上には正しく並べられた食器だけでなく、イベントにちなんだ装飾が乗っています。

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シンデレラの物語が本から飛び出したように切り絵で表現されてる!
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クリスマスなので、食器の他にクラッカーも置いてありますね
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ルートに従って、ページをめくるように、シンデレラの物語をたどっていきます。

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玄関奥の通路

通路の途中には、公爵家代々の肖像や所有の小物が飾られています。

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玄関正面にあるフレームにおさまりきらない初代マールバラ公の肖像画
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ケースの中に兵隊の人形が
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あちこちに公爵家のご先祖の絵が飾られています

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劇中にこの階段も出てきた気がする
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見事なお皿のコレクション
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ケースの中にもあちこちにハツカネズミたちが。かわええ

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暖炉にかぼちゃが並んでいる!

そして人生一生分かというくらい贅沢に飾られているクリスマスツリー。

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まるでシンデレラのドレスのようなクリスマスツリー!

控えの間に入ると、登場人物ごとにテーマが分かれています。
はじめは王子からの舞踏会の招待状をシンデレラの分だけ破ってしまう「意地悪な継母」の部屋。

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なぜかにゃんこの旅の写真が飾られている机
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部屋の肖像画も誰が誰なのか確認したいけどちょっと遠い!

この部屋に公爵夫人サラ・ジェニングスの肖像がありました。

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映画ではレイチェル・ワイズが演じています

次の客間のテーマは「義姉」。

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舞踏会の支度に余念のない継姉のテーブルかな?

 2人のお姉さんを思わせる人形が迎えてくれます。

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義姉らしく、ちょっと意地悪な顔つき(笑)
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こちらも立派な家族の肖像画が目を引きます

その次の控え室は「シンデレラ」。
招待状もドレスもない可哀想なシンデレラのために、小さいお友達が奮闘しています。

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シンデレラの部屋のためか、ツリーも柔らかい雰囲気

 

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部屋の壁一面に広がる、立派なタペストリー!
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小さいネズミがドレスを仕上げてる!
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ツリーの飾りつけも!

ネズミたちとシンデレラのドレスの後ろには、初代モールバラ公の肖像画が飾られています。

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説明書きはないけど、これは知ってるぞ!

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窓側も美しいんです!
燭台が「美女と野獣」のルミエールみたいに見える!

 そして大広間へ…。

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シンデレラは変身する事が出来るかな?

 大広間(グレートホール)に足を踏み入れると、広くて高い天井いっぱいに描かれた壁画に圧倒されます。まるで聖堂のよう!

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入り口も大理石?!

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なんと天井画!

この壁画はセントポール大聖堂の天井画も手がけたジェームズ・ソーンヒルによって1716年に描かれたもので、テーマはやはりブリントハイムの戦いがモチーフになっているそうです。こういった天井画は欧州の画家が得意なイメージですが、ソーンヒルは英国人で、英国人が英国の建築の天井画に携わるというのが当時大きな意味を持っていたみたいですね。

イベントのことは一時忘れて、すっかり見入ってしまいましたが、シンデレラのストーリーの方も大きな見せ場!
フェアリーゴッドマザーの力で、かぼちゃに魔法が掛けられて馬車に変身!

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かぼちゃの馬車

下の動画のようにモニターに映る魔法使いの魔法が光になってかぼちゃに向かっていく演出。

シンデレラの世界とは似つかわしくない私もセルフィー撮ったり、他のお客さんに馬車も入れて写真を撮ってもらったりしました。

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続いて、次の控えの間は「王子」の部屋。  

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王子の部屋

ちょうど戦場にいる公爵のタペストリーが飾られていて、王子様の書斎のような雰囲気。

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部屋の中には王子が書いた招待状が山のように飾られていますが、
その机に、初代マールバラ公が書いた 本物の手書きの手紙も展示されています。

  

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顔の装飾の付いたカトラリー。ちょっと怖い(笑)
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 「ミッドナイト」の部屋には、時計をモチーフにしたツリーが飾られていました。 

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どの部屋にもテーマに沿ったツリーがあるのがすごい。特注なのかな
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こちらは本物の時計

 最後の広間、グレートギャラリーに入るとすぐにアン女王がいらっしゃいました。

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グレートギャラリーにあるアン女王の彫像
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女王の像から見たグレートギャラリー
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アン女王と初代モールバラ公の肖像。高いところにあるのでうまくピントが合わず

シンデレラの物語もついにクライマックス!
パーティー会場のようにワルツが流れる中、ギャラリーの中心では、ガラスの靴がシンデレラを待ち受けています!

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ガラスの靴とご対面!

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絵本の中にいるみたいだ!

いやー、私は子供の頃に「お姫様になりたい」なんて思わないタイプの女の子でしたが、なんだか本物の宮殿の中に入った途端、シンデレラの世界に迷いこんだみたいで、終始ウットリしてしまいました。
公爵家ともなると、夢のような物語をここまで現実化してしまえるんですねー。いや、ある意味、本物の王子様&お姫様の世界ですもんね。

宮殿の内部を見学することだけでも興味深いですが、さらにシンデレラの世界を重ね合わせてその世界を垣間見れて、心底楽しめました。
今でも思い出すと、英国の冬の中を風邪をひいて辛い中、一時の夢を見たような、シンデレラというよりマッチ売りの少女のような(笑)、暖かい気持ちになれます。

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公爵の家ともなるとパイプオルガンもあるのだ!
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舞踏会の観客?がカラフルな亡霊っぽい(笑)

 外に一度出て、別棟に入ると、公爵家のチャペルがあります。
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ここには初代マールバラ公と公爵夫人のサラを始め、一部の公爵家の家族が埋葬されています。 

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礼拝堂のデザインは公爵の友人である初代ゴドルフィンシドニーゴドルフィン(息子が公爵の娘と結婚している)、巨大な墓のデザインは建築家のウィリアム・ケントによるもの。

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墓の底部には公爵夫人サラの依頼で、ブレンハイムの戦いで敵対したフランス、ブルボン朝の貴族タラール公カミーユ・ドスタンが降伏する様子が描かれてるとか。

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細部の彫刻も美しい

サラも墓の完成を見ることはなかったそうだけど、その後一時ウエストミンスター寺院に安置されていた初代マールバラ公とともに埋葬されている。


映画女王陛下のお気に入りでは、サラが宮廷を追われ、マールバラ公も司令官を罷免され、ヨーロッパへ逃れることが示唆されて終わりますが、アン女王亡き後、スペイン継承戦争でともに戦ったジョージ1世から招かれ公爵は将軍へと返り咲き、サラも王室との良好な関係を取り戻しました。

この宮殿が今でも人々の目に触れて生き続けているのは、映画の後の夫婦の復活劇があってこそかもしれませんね。それこそ、チャーチルやダイアナ元妃にまでその血が受け継がれているわけですから、シンデレラの物語どころか、現実の英国の歴史がここに残っていると言っても過言ではないわけです。

ちなみに、私が帰国した後の2020年にチャペルは水漏れが原因で60万ポンドの改修工事が行われたそうです。維持するのも大変だー。

www.bbc.com

次回は宮殿の周辺を散歩します!

 

参考:

Blenheim: Blenheim Palace | British History Online

【2019年1月2日・3日】映画「女王陛下のお気に入り」をついに見に行く

[Wednesday] 

新年パレードの翌日。
数時間外でずっと見学していたせいか、翌日盛大に体調を崩す。

英国に来てからはお腹の調子が良くてトイレにこもることもなかったので、
久しぶりに悶絶。
考えてみると、風邪が治ってないのに大晦日も遠出して花火見に行ったりしてたので、
かなり無理してたのかもしれない。

留学中だから日本では見られないイベントには無理しても行きたい気持ちが先走ってしまっていた。
しかもホリデー・シーズンだから、かなり我慢して安静にはしてたけど、家にいちゃいけないような強迫観念があった。
せめて元気になるまでは1日遊んだら1日休んだ方がいいかもしれない。

英語に囲まれた生活の中で、見る動画は日本のものになりがち。
でも、おかげでホームシックにならないのでありがたいです。

新しい年を迎えたので、毎年選んでる個人的映画ベストテンも決定。

ボヘミアン・ラプソディー」以外は日本で見た作品。
留学してからは節約しているので週1ペースではなかなか見られません。

映画といえば、「メリー・ポピンズ リターンズ」の衣装を「女王陛下のお気に入り」と同じサンディ・パウウェルさんが担当していることを知った。 

髪の短さは同じなんですけどねー。

 

[Thursday] 

1日休んで回復したので、待ちにまった映画女王陛下のお気に入りを見に行くことに。映画館は家の近くなので、万一具合が悪くなっても、電車に乗らず帰れる距離。

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チケット(左)。後日見に行った「レゴムービー2」の立て看板。

ロンドン国際映画祭でレッドカーペッド"だけ"見に行ったのはすでに1ヶ月半前。

notfspurejam.hatenablog.com

この作品を製作発表以降待ち焦がれていたのは、(今まで何ども触れていますが)私の好きなマーク・ゲイティスが出てるからなのですが、監督のヨルゴス・ランティモス作品も割と見ていたので、どんな映像体験になるのか楽しみでした。

THE FAVOURITE | Official Trailer | FOX Searchlight

www.youtube.com

(製作のニュースが流れてからの情報は以下をご参照ください。)

twitter.com

簡単なあらすじは、18世紀の英国を舞台に、アン女王(オリヴィア・コールマン)の女官として実権を握っていたサラ(レイチェル・ワイズ)が女王の寵愛を受けてのし上がっていく従妹のアビゲイル(エマ・ストーン)と女王の"お気に入り"の座を争うお話。

独特の仄暗さは照明を使わず自然光を使って撮影されているためで、
キューブリックの「バリー・リンドン」を思い出させます。

オリヴィア・コールマンが素晴らしい女優なのは「ブロードチャーチ」の名演やホット・ファズなどの多くのコメディ作品のコメディエンヌっぷりでもよーく分かっていたので、彼女とレイチェル・ワイズ、そしてラ・ラ・ランドの記憶もまだ新しかったエマ・ストーンの絡み(肉体的な演技の意味でも)というのが最大の見所でしたね。

私の好きなマークはレイチェル演じるサラの夫、初代マールバラ公ジョン・チャーチル役。サラがアン女王の寵愛を失うということは、彼の失脚も意味します。

実は、私が知っている英国史の知識はほとんどマークや見に行った演劇を通して知ったもの。彼が映像作品や舞台で時代物に出てくれると、その時代を調べる最高のモチベーションになります。

そしてそれがだんだん積み重なると、その知識と知識が繋がって発見になったりするのが面白い!

カツラのでかさも同じ時代の表れ。

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また、映画のロケ地や登場人物にまつわる土地も気になったりすることで、英国の名所を知るきっかけにもなります。

www.youtube.com

 ハットフィールド・ハウスは前から気になっている場所ですが、冬の間は閉館中。
(英国の自然豊かな施設は冬に閉館することが多いので注意が必要!)

調べたところ、ブレナム宮殿の方はホリデー中にイベントを開催中と判明!
これは期間中に行ってみよう!ということで、次回の記事はブレナム宮殿についてです。

 
女王陛下のお気に入り 2枚組ブルーレイ&DVD

 

ちなみに夜は引き続きテレビで「ジョン・ルーサー」 を鑑賞。

 

ハロルド・ピンターのシリーズ"Pinter at the Pinter"第5弾のチケットも購入。 

【2019年1月1日】ニュー・イヤーズ・デイ・パレード!

[Tuesday]  New Year's Day

年越し花火を見て一夜明けた次の日、元日はニュー・イヤーズ・デイ・パレードを見に行きました。

London's New Year's Day Parade – The World's Greatest Street Spectacular!

パレードの開始は12時から。グリーンパークから出発するので、最終地点のウエストミンスターあたりで見るならそれほど急がなくてもよさそう。

https://streetfoodmarkets.co.uk/wp-content/uploads/2019/12/lnydproute.jpg

London New Years Day Parade – 2020 – Tuesday 01st January – Streetfoodmarkets Ltd

ひとまず、ウエストミンスターからルートを遡って、見やすい場所を探すことにしました。

12:30

ホワイトホールに到着。ちょうど議会議員のバスやパレードの先頭が続々と到着してくる頃でした。

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セノタフと市長?のバルーン

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座ってみる観覧席は予約が必要

柵ごしには3列くらい待っている観客がいて、近寄って間近で見るのはちょっと難しそう。外務省前の柵に座って少し遠目からパレードを見物しました。

いろんな国や団体のパフォーマンスが次から次へとみられて正しくお祭り気分。

20分ほどしばらく眺めた後、別の場所でも見てみたくて、トラファルガー広場に向かってルートを遡ってみました。

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ホースガーズ前の人ごみはこんな感じ

どんどん混雑してきてバルーン以外はよく見えない状態に。

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トラファルガー広場方面

13:00

チャールズ1世像前まで到着。トラファルガー広場にも大きなモニターがあってテレビ中継の映像が流れています。

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アドミラルティ・アーチの前まで来ると、少し凹みになっていて、パレードを引きで見られるように。

13:15

トラファルガー広場の向こう側(ナショナル・ギャラリーの方)や、広場の道に沿ってパレードを遡るのは人が多くて無理そうだったので、パレードの進路を一旦離れて、アドミラルティ・アーチをくぐり、ザ・マルに出ることにしました。

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アーチにある「鼻」もいつも通りチェック

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人ごみを避けてザ・マルを歩く

ヨーク公記念碑の階段を登り、今まで何度も訪れたカールトン・ハウスを横目にウォータールー・プレイスに出ます。 

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カールトンハウス・テラス前。ここにはチアリーダーのバルーンが

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ウォータールー・プレイスにはフードトラックが出ていました

13:00

パレードはクリミア戦争記念碑を囲む広場を曲がってポール・モールに進むので、
団体の全体を見るのに丁度いい場所だと気付き、
パフォーマンスもこの場所で立ち止まってやってくれることが多いので、
しばらくここで見物することに決めました。
建物の階段に登ってちょっと高いところから。

 

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カールトンハウスの向こう側に改修工事中のビッグベンが見えます

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まさにロンドンっぽい電話ボックス型バルーン

記念碑の後ろ側に大きなツリー、その後ろにカメラがあって、
生中継用にピカデリー方面からまっすぐ来るパレードを捉えるポイントの一つになってます。 

モーターバイクのパフォーマンスも。

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ラクションを鳴らしながら進むトラックも

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ただ、私のいる位置からウォータールー・プレイス全体を見ると、パレード参加者の背中を見ることになるので、写真が後ろ姿ばっかりになってしまうのが残念…。

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Heroes For Charityが扮するスターウォーズやマーベルのキャラも後ろ姿(涙)

でも参加者の姿はウエストミンスター周辺より見やすいですね。

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中でも圧巻だったのは、チアリーダーのパフォーマンス。
こんな大人数のチアリーダー見たの初めてかも!
(音が出ないトラブルのせいで、演技が始まるまで結構時間がかかりました。)

ロンドンのサンバ・スクールのパフォーマンス。

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アラバマのマーチング・クルー"Cotton Candies"のダンスも可愛かった。

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15:00頃

だんだんと人手が少なくなってきたので、塀から降りて、リージェントストリート・セントジェームスの道沿いに移動。やっとパレードを最前列で見られるようになりました。

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↓Mountain View High School Instrumental Musicの演奏

やっぱり遠くからとは全然見え方が違う!

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パレードの参加者から飴をもらいました!

Shree Muktajeevan Swamibapaパイプ・バンドの演奏。

シーブリーズ・ハイスクール Marching 100。アメリカの団体が多いな。

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最後はもう一度元の場所に戻って全体像を撮影。

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15:25 

パレードはひと段落したので、ザ・マルに降りて、セント・ジェームズ・パークを横切り、ウエストミンスターへ戻ります。

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キング・チャールズ・ストリート

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その脇にあるチャーチル博物館(内閣戦時執務室)。元日からやってるんだ!?

ホワイトホールまで戻るとすでに見物客はほとんどいなくなっていて、花吹雪やらスナック菓子の袋やらゴミ袋が大量に散乱してました。すっかり祭りの後…。
(留学してて思ったけど、ロンドンのイベント後の道路汚すぎ!)

日本の正月にわざわざ混んでいる神社まで行って初詣するのは、混んでるだけで正直疲れるだけですが、ロンドンの新年パレードは混んではいても3時間半ずっと途切れなく華やかな出し物が続くし、疲れも寒さも吹っ飛んでしまいます。

(その分、次の日が大変なのですが…詳しくは次回。)

そして、この日に実際に生で見に行ったおかげで、夏のプライド・パレードを見に行く時の予習が出来ました。

私の撮影した写真は後ろ姿が多かったので、もっと美しい写真はリンクからご覧下さい。 

www.bbc.com

londonist.com

omotgtravel.com

撮影した短い動画はまだあるので、整理したらまたこちらに貼り付けておきますね。

 

 帰宅後

元日はテレビも力入ってます。

元日のBBC Oneは「ドクター・フー」第12シリーズの最終話"Resolution"(邦題は「終わらない夢と新たな旅」)と、刑事ジョン・ルーサー第5シリーズ初回の放送日。

アレと言うのは、ドクターの宿敵の"マスター"のことなのですが、演じる役者が今までよく見ていた人だったのでビックリ。

かろうじて、ルーサーはリアルタイムで視聴しました。

「ルーサー」は英国らしいダーク・ミステリーで日本にいる頃から見てますが、
実際にロンドンに住んでいる時に見ると、つい近所で起こっている殺人事件のように感じられてかなり怖い。

しかも元日のエピソードではバスの2階で一人乗っている女性が襲われるシーンがあって、バスでいろいろ厄介な乗客を見てきた後に見ると、実際起こりそうでマジで怖い。

日本だろ元日に相棒スペシャル見る感覚に近いのかもしれないけど、
元日にルーサーや「SHERLOCK」や「ドラキュラ伯爵」や「ザ・サーペント」を放送するBBCは最強だと思うのでありました。

  

(次回はやっと見に行った、映画「女王陛下のお気に入り」についてです。)

【2018年12月31日】ロンドンの年越し花火、チケットなし&無料でどこから見るか?【その2】

[Monday] New Year's Eve

言語交換仲間のヴィクターとケント州をドライブして別れた後、 

notfspurejam.hatenablog.com

年越し花火を見るために、一人でロンドン・ブリッジ方面へと向かいました。

基本的にロンドンの年越し花火を良い場所で見るには入場チケットが必要です。

www.visitlondon.com

※2020/2021年の年越し花火のチケット販売はCOVID-19感染拡大で中止されました。

購入すると、割り振られたエリア番号の場所に入場して鑑賞することが出来ます。

https://i2-prod.mylondon.news/whats-on/music-nightlife-news/article15312788.ece/ALTERNATES/s615b/2_London-New-Year-Eve-map-The-Mayor-of-Londons-Office.jpg

が!

チケットの予約は9月までで、私は留学準備の忙しさでチケットを購入するのをすっかり忘れていました。

(その事実はロンドンに住んでいる友人のスヴィから後で教えてもらった。時既に遅し。)

はっきり言ってしまえば、年越し花火はBBCのTV中継で観るのが一番快適(ロンドナー談)ですが、チケットがないからと言って、外で花火が見られないかというとそうでもありません。

せっかくロンドンにいるんだから外で!肉眼で!人ごみに紛れて花火を見てみたい!
という場合に、どこで見られるのかを事前に調べてみました。

 

(例えばこんな記事があります:

①封鎖されていない橋で観る

当日はウォータールー橋からウエストミンスター橋まで封鎖されていますが、
その他の橋は平日と同じように解放されているので、橋の上から見る方法があります。
ブラックフライヤーズ橋ランベスなど。

ただし、もちろん同じ発想で橋に集まる人はたくさんいるので(後述します)、
歩道で立ち止まるのは危険ですし、警察が行き来しているので、状況によっては歩行者通行止になってしまいます。

②丘の上から見る

ハムステッド・ヒースプリムローズ・ヒルグリニッジ・パーク、アレクサンドラ・パレス、ヒリー・フィールズといった小高い場所から見る方法もあり。
遠くから見ることになるので、花火の大きさはかなり小さいけれど、他の場所で打ち上がっている花火も見ることが出来るので、ロンドン全体の年越しムードを味わうだけならいいかも。

③近くの穴場で見る

セントポール大聖堂近くのキャノン・ストリートや、ホワイト・ホールの裏のホースガーズ・ロードで見る方法もあるようです。もちろん激混みらしい。規制される可能性はあるかも。

 

主に以上の選択肢がありますが、私は外出先からの移動を考えて、ひとまずロンドン・ブリッジに行ってみて現場の状況を探りながら、見られる場所を探すことにしました。

ロンドン・ブリッジ(22:30)

ロンドン・ブリッジに到着。
駅からの人通りは多いですが、このあたりは混雑していません。
歩けず先に進めないということもありません。

そもそも、ロンドン・ブリッジからは花火が打ち上がるロンドン・アイ付近は見えなさそうなので、もうちょっと川沿いに西へと向かってみます。

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(花火とは関係ないけど)The Fishmongers’ Companyに置かれていた立派な馬車

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テムズに沿って隣のサザーク橋方面へ向かいます

キャノン・ストリートにも出てみましたが、建物に囲まれていてどこから花火が見えるのかわからず、結局川沿いに戻ってきました。

サザーク・ブリッジ(22:50)

20分後にサザーク・ブリッジに到着。
こちらの橋の上の歩道は人でいっぱい。座り込みしてる人も。

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橋の向こう側に渡る余裕もなさそう

警官が立ち止まらないように呼びかけていますが、橋の上に入ってしまったら動くこともままならなそうな状態。
ここにはとても居られそうにないなので、さらに西のミレニアム・ブリッジへと向かってみます。

するとサザークからミレニアム・ブリッジへ向かう途中で、テムズ川そいにクイーンヒザというクイーン・マティルダ(ヘンリー1世の妻)にちなんだ小さなドックを囲む小道がありました。
肩が触れ合うほど人通りは多くなっていましたが、22時台は縁にぴったりと待っている人も1列くらい。

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なんとかロンドン・アイのてっぺんが見える!

手前のビルが邪魔だけど、ここなら花火が上がった瞬間は目視できそう。

ここを候補場所としておいて、ミレニアム・ブリッジにもひとまず行ってみます。

ミレニアム・ブリッジ(23:00)

ミレニアム・ブリッジまで来ると、人ごみで前に進むのも困難に。
橋の下は座り込んだ人でいっぱいで、通行も不可能。

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ミレニアム・ブリッジ下の状況。
向こう側にセントポール大聖堂が見えます

とても上に上がっていくことが出来ないので、元来た道を戻り、先ほどのクイーンヒザで待機することにしました。

クイーンヒザ

先ほど写真を撮って確認した場所まで戻ると、それから人が増えていて、さっきまで1列程度だった立ち見の人数が2・3列に増えていました。
クイーンヒザにはモザイクの装飾があり、道とドックを隔てた塀のようになっているのですが、その塀にも人が乗り始め、足を放り投げて座る人も。
足の下はテムズ川なので結構危ない。

Queenhithe Mosaic | Telling The History of The City of London

私は塀の角のあたりで3列目くらいの場所に待機。
友達連れのグループも子供連れもいて、後ろから多国籍の言葉でガンガン人が押してきます。
時間が近づくにつれ、クイーンヒザも通行が難しい混雑ぶりに。
生きて帰れるだろうか…
そのうちに、周りがカウントダウンを始め、そして…

0:00

花火は一部分だけど、塀越しに待ち焦がれていたみんなは大盛り上がり。
一発一発上がるたびに歓声が上がっていました。

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チケットもなく見に行った割には好位置だったかも。
周りの嬉しそうな雰囲気につられて、満足感に満たされました。
ここまでたどり着いてよかったー!

しばらく年越しムードを楽しんだ後、花火の後は地下鉄が混むと聞いていたので、花火の途中で脱出。必死で人ごみをかき分け、駆け足で駅に向かいました。

(セント・ポール駅は閉まっていたので、バービカン駅まで向かうことに。
 新年深夜の大爆走!)

バービカン駅(0:20)

そしてキングスクロス・セントパンクラスでスムースに乗り換え。

ウッドグリーン駅(0:50)

地元駅へ無事に到着。

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…といった具合で、私の年越しイベントは終了。

この年越しについては、留学中に年越しするなら9月までに花火のチケットを買っておけ!が真の教訓ですが、
無料で花火見物をするなら「クイーンヒザが穴場」が私なりの結論
1・2時間以上前から待機していれば、今回私が撮影したくらいの花火が見られると思います。
もちろん、今後またビルが建ったりして景観が変わる可能性もありますけどね。

前もってテムズ川周辺を散歩しながらロンドン・アイが見られる場所を確認しておくのもいいかも。どこにも載っていない自分だけの穴場スポットが見つかるかもしれません。

孤独な年越しになるかと思ったけど、ドライブに連れて行ってもらい、一応花火も見られて、及第点の年末でした!

次回はニューイヤーデイズパレードの様子をお送りします。

 

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