ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2019年7月11日】アルバート・ドック、マシュー・ストリートを行く!【リバプール1日目】

ブライトンから戻った翌日は、マンチェスター近郊に住む友人に会いに行くついでにリバプール観光をしてきました。実は、高校時代からザ・ビートルズの大ファンだったのですが、大人になってからはシャーロック・ホームズの方が好きになっていたので、リバプール観光はずっと後回しになっていました。今回ついに遊びに行くチャンスが巡ってきたのです!

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駅を出ると目の前に立派なセント・ジョージ・ホールの外観が

ロンドン→リバプールの行き方

リバプールまではロンドン・ユーストン駅からVirgin Trainで2時間、West Midlands Trainで4時間ほど。私は後者を選びましたが、4時間は思った以上に長くて、しかも車内に携帯充電用のソケットなし。しかし運賃は片道£12程度とリーズナブルです。

昼過ぎにLiverpool Lime Street駅に到着し、チェックインのためバスで宿泊先に向かいました。

バスは片道£2.30。一日券は£4.80なので、三回以上バスに乗ることが決まってるなら一日券を買った方がいいですね。どちらも運転手さんから購入出来ます。

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リパプール中心部の街並み。バスはロンドンと違って水色

 

テート・リバプール

チェックイン後は友達が薦めてくれたアルバート・ドックへと向かいました。ユネスコ世界遺産に登録された区画に含まれる世界初の完全耐火倉庫で、現在は美術館やレストラン、ショップなどが入居しています。

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道すがら見えた風景。カンニング・ドックを挟んだ向こうにリバプール博物館が見えます

アルバート・ドック内にある美術館、テート・リバプールはロンドンでもおなじみのテート・モダンやテート・ブリテンと同じ系列の現代美術館で、テート・コレクションの中から各美術館で展示物を周回しているとか。前々からテレビでも見たことがあったので、今回のリバプール滞在中に一番行きたかった場所でした。

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テート・リバプールの外観

私が行った時にはキース・ヘリングの特別展が開催されていたのですが、時間があまりなかったので断念。

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キース・ヘリングのグッズ売り場

特別展は最上階で常設展?は3フロアに分かれていますが、それほど広くはなく、ほんの1時間くらいあれば見て回れる規模なので、日帰りで時間がそれほどない人にもオススメですよ。

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美術館内部

テート・モダンだとあまりに先鋭的なものを大量に展示しているので、摂取過多で疲れちゃうこともあるのですが、展示もコンパクトでかつアンディ・ウォーホルピエト・モンドリアンといった誰もが見たことがある作家の作品もあるので、現代美術はちょっと難しいという人のための現代美術館入門的にも見やすい場所だと思います。

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ウォーホルの自画像と、デミアン・ハーストのドット

美術館の後はアルバート・ドック周辺を散歩。よく旅行番組で見かけたジェリービーンズ製ビートルズの絵も発見!

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散歩中は雨が降ったり止んだりの英国らしい空模様

 

ビートルズ・ストーリー

ドックの周りをウロウロしていると、ビートルズの歴史を辿れる博物館ビートルズ・ストーリーの入口に行き当たりました。

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ビートルズ・ストーリーの入口はアルバート・ドックの外側にあります

グーグルマップには午後5時までと書かれていたのですが、まだ営業していたのでそのまま入場してみました。オン・ピークの日は夜8時まで営業してるみたい。チケットは大人£17、パンフレットは£2.50です。事前にオンラインでも買えますが、私が行った時にはチケット売り場はそれほど混んでいなかったので平日の夜なら直接でも問題なさそう。オーディオ・ガイド(日本語あり)も込みです。

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スタジオの再現とサージェント・ペパーズの衣装レプリカ

博物館はジョンとポールの出会いから始まり、例えばハンブルクのクラブやアビーロードスタジオを再現したコーナーを巡っていきます。ファンとしては彼らの歴史自体は知っていることも多かったのですが、メンバーの直筆サインだけでなくブライアン・エプスタイン(マネージャー)やジョージ・マーティン(プロデューサー)のメモや手紙等、貴重な展示もあります。写真撮影可なので気になった展示はためらわずに撮影しておきましょう!(私は入口で確認するのを忘れたので、最初の方は撮影していませんでした。)

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「イエスタデイ」ストリングスアレンジの楽譜/最年少ファンクラブメンバーへ送られたサイン
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エプスタイン氏のアウトフィットとジョン・レノンのジャケット
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ファンクラブ向けのレコード/有名なアメリカ版のジャケット

中にはジョン・レノンビートルズで来日した際に日本テレビのプロデューサーからプレゼントされて着用していたサングラスも展示されていました。レンズは彼の死後に外されたとか。来日の時にサングラスかけてた印象があんまりないけどなあ。

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後半は各メンバーに振り分けられた解散後の活動についての展示部屋があります。

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そして最後はジョンの「イマジン」部屋。

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ここにはジョンとヨーコの結婚証明書も。

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もちろん博物館にはカフェとグッズ売り場も併設されています。

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グッズに関しては、ロンドンのビートルズ・ショップよりも品揃えが多いかなーくらいの印象でした。私が買ったのは道路標識がぶら下がったチェーンのマグネットとサージェント・ペパーズのワッペン。これもロンドンで買えそうなものですけどね。

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ピアーヘッドにあるフェリー乗り場にもグッズ売り場はありますよ

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ビートルズ像も忘れずに!

 

マシュー・ストリート

ビートルズ・ストーリーの後は、ロンドンでもよく見るレストランやショップが立ち並ぶロード・ストリートで腹ごしらえをして、ご存知、ビートルズが結成初期に活動していたキャバーン・クラブがあったマシュー・ストリートへ。

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マシューストリートの角にはハードデイズナイトホテル。4人が道行く人を見下ろしてます。
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老舗音楽クラブEric'sに、ビートルズも立ち寄ったというパブ Grapes

さすがミュージッククラブの集まる道だけあって、すぐにあちらこちらからバンド演奏の音が聞こえてきます。(個人的な印象ですが、リバプールはカラオケパブが多い気がします。音楽を愛する街というイメージ)

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キャバーン・クラブの外観と向かいにあるジョンの銅像

キャバーン・クラブは正午までは入場無料。それ以降はチャージ料が必要になります。曜日によって違うので、↓のリンクでチェックされたし。

Opening times and prices - Cavern Club

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私は20時頃から行ったので、すでに観客でいっぱい。クラブの中には今まで出演したバンドにちなんだ展示もありました。

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アデルやビートルズの前身バンド・クォーリーメンのサイン

個人的に興奮したのはビートルズのパロディ・バンド、ラトルズのコーナー。

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もちろんビートルズの写真も。

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ちょっと雰囲気を味わってすぐ出て行くつもりが、結局1時間ほどハーフパイントのサイダーを飲みながらバンド演奏を楽しんでしまいました。演奏はビートルズやオアシスのコピーでしたが観客が熱唱していて、ライヴを聞きに来るというよりは全員参加のカラオケパーティーのような雰囲気。

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今のキャバーンは再建された場所なので、当時の入口は別場所にあります

ビートルズが活躍していた当時とは雰囲気も客層ももちろん全く違うでしょうけれど、音楽とビートルズが好きな人たちが集う場所という意味では変わりないかもしれませんね。

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隣のバーの店先にもビートルズ

2日目は中心地から少し離れたビートルズ所縁の地を歩きます。

【2019/7/30 8:56:26 投稿】