ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2019年7月12日】ペニー・レインやジョン&ポールの家を見にウールトンへ!+マンチェスター【リバプール2日目】

リバプール2日目は中心地から離れて、さらにビートルズゆかりの地巡り!

ドジを踏んだ場面がいろいろあったのですが、まずはビートルズ・ファンにはお馴染みのペニー・レインに向かいました!この日はあちこち乗り降りする予定だったので、バスの一日券を購入。ペニーレインは私の宿泊先からバスで10分ほどで行けました。

※この日に巡った場所の位置関係は↓の地図を参照ください!

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世界一有名な道の一つ。だけど、実際はなんの変哲もない英国の住宅地
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近くのホテルもワインバーもペニーレインを冠しています

行ってみると、よく見るイギリスの道と変わらなくて、本当にここがペニー・レインなのか?と不安になるくらい。でも確かに標識はペニー・レインになっています。

私はバス停のあるスミスダウン・ロードから入って行ったのですが、そこにポール・マッカートニーが書いた歌詞に出てくるラウンドアバウトや銀行や床屋さんがあります。しかしながら、下調べが浅くてそこはすっかり撮り忘れてしまいました(汗)。次の場所に行くバスの車窓から肉眼で見た時に「あっ!」と思い出す始末…。

バス停からペニー・レインに入り、南西へ線路の上を超えたりしながら緑豊かで静かな歩道を歩いて行くと、遠くに人だかりが見えてきました。

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ビジターセンターのある公園にはビートルズの壁画。カタカナで書かれた部分も

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観光客とツアーバスが見えてきました

はじめは「本当にこの道なのか?」と不安がっていましたが、この人が集まっているのを見て、「やっぱりペニーレインだ」と確信しました。どうやらツアーバスはまっすぐ標識のあるところまで来てお客さんを下ろしてるみたいですね。みなさん記念撮影しています。

この標識は2018年にポールが"The Late Late Show"のカープール・カラオケに出演した際にサインを残していった場所です。

↓↓↓これがその動画。


Paul McCartney Carpool Karaoke

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これがその標識!

どうでしょう? ポールのサイン、見つけられますか? 

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サインが書かれてから落書き防止でガラスカバーされたそうです


私が到着した頃にはバスツアーのお客さんは次の場所に移動しようとしていて、残っていたのはタクシーツアーでやってきた4人ほどの観光客だけでした。そのガイドのおじさんの話を盗み聞いて、サインの場所を確認した私。

写真撮影の順番を待っていたら、そのおじさんが「標識と一緒に写った写真を撮ってあげるよ」とシャッターを切ってくれました。リバプール訛りは聞き取るのが難しい。

 

そしてその後はさらにウールトンという地域に移動し、「ポールが初めてジョンに会った場所」と言われているセント・ピーターズ教会へ。

ところが帰ってきてから気づいたのですが、それがセント・ピーターズ教会ではなく、セント・メアリー教会だったことが発覚。通りでエリナー・リグビーのお墓がないわけだ! なので、これは省略します(涙)。雨が降っててしんどい中、彷徨い歩いたんだけどなー。だからテンパって気づいてなかったんでしょうね…。ありえないけど、やらかしました。

お次は教会から一旦戻って、ジョン・レノンが通ったクオリーバンク高校を見に行きました。

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現在はカルダーストーンズ・スクールという名前に変わっています。中は見られるのかわかりませんが、今回は遠くから外見だけ。

学校の近くにはカルダーストーン・パークと言う公園があり、その公園を歩きながらストロベリー・フィールドに向かいます。ジョンが遊びに行った孤児院があった場所です。

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公園に乗馬教室があって馬が間近で見られました。騎馬警官も園内をパトロール

ジョンもこの中を歩いたかなーなんて想像しながら公園を突っ切って歩いたら、ストロベリー・フィールドはもうすぐ近くです。こちらも人気スポットなので、記念撮影は順番待ち。邪魔にならないように写真を撮るだけでもタイミングを探るのが大変。

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ストロベリー・フィールズの真っ赤な門

ここは2019年夏から内部公開出来るように再開発中だったと思うのですが、私が行った時はまだ中には入れませんでした。

ストロベリー・フィールズよ永遠に──あのビートルズ聖地が復活へ | ワールド | for WOMAN | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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ジョンがここによく遊びにきていた、ということは、ジョンが住んでいた家もこの近くにあります。徒歩で10分もかかりません。

 

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ここでも家の前にツアーバス発見。誰も降りてきませんでした

ジョンの育った家の前は思ったよりも大きな車道で、車通りは多いけれど静かな住宅地。

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ブループラークもあります!

中までは見られませんでしたが(事前にナショナル・トラストに申し込みが必要なようです)、映画「ノーウェアボーイ」で見たままの外装でそれだけでも満足でした。ここからミミおばさんに見送られながら、ジョンは遊びに飛び出して行ったんですねー。

 

そして今度はポールの家へ!

Googleマップが提案してきた徒歩ルートで、ゴルフ場の横の細い道を歩いて行きました。

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…本当にこの道で合ってるのか(汗)?

歩くほどに獣道みたいになっていく…。でもジョンももしかしたらポールに会いにこの道を歩いて行ったかもしれないじゃないか!

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色とりどりの綺麗な紫陽花も見られたし

ポールの家は集合住宅地の中にあります。ジョンとミミおばさんの家のように2世帯ずつ生垣に囲われていないので、こじんまりして見えます。周辺を、自転車に乗ったサイクリング集団がいた以外は人気もあまりなく。住宅地の中に広場があったので、休日は子供達の遊び声が響いてるかもしれませんね。

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なんだか、ウールトンのあたりはロンドン郊外の住宅地とそんなに変わらないし(そしてロンドンより清潔な気がする)、歩いているとどんどんジョンとポールが身近な存在に感じられます。

今回道路標識や建物の入口の前で慌てて集合写真を撮って走り去っていくバスツアーの人たちを見ながら、それって本当の意味でのビートルズ巡りになってるのかなーと考えていました。

今でこそ世界でもっとも有名なバンドですが、彼らも昔は英国の普通の少年だったわけで、「こういうところで遊んだんだー」「この道も歩いたのかもしれない」と想像しながら歩くと、目の前にジョンが枝を振り回しながら歩いているような気がしてくるんですよね。時間がなければバスツアーもいいけど、もし1日時間があるなら、そんな幼かった彼らの歩いた道をたどった方がずっと楽しいんじゃないかなー。

同時に、アルバート・ドックから海を眺めていると、ロンドンやアメリカ、外の世界に憧れる彼らの気持ちもよくわかったりするのでした。おそらく彼らが若かった戦後間もなくの頃は決して産業革命時代ほど栄えている街ではなかったはず。その鬱屈した環境が、彼らの音楽への情熱にさらに火をつけたんじゃないかなと思えるのです。

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ウールトンを歩いた後、電車でマンチェスターに向かい、バリーに住む友人と会ってきました。リバプールからマンチェスターまでは約1時間20分。

マンチェスターは7年前に一度寄ったことがありましたが、その時はマンチェスター・ヴィクトリア駅から産業博物館の方面しか行きませんでした。

今回待ち合わせしたマンチェスター・ピカデリー駅の方は、ロンドンでいうとオックスフォードストリートやリージェント・ストリート周辺のように賑やかで、人出も多かったです。

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ピカデリー駅周辺。トラムも行き交います

ここでお茶した後、SHORYUでとんこつラーメンを食べました。実はSHORYUでラーメンを食べたのは初めて。ロンドンにもたくさんお店はあるんですけどね。

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個人的には金田屋のラーメンの方が好み。でも2人で喋るのも忘れてあっという間に平らげてしまいました。

私は英国を離れてしまうので、今秋出産を控えている友達と赤ちゃんの成長を近くで見守りながら過ごせないのが悲しい…。それこそ、ジョンやポールのように、一緒に同じ景色を見てきた友達なので、言葉に出来ない切なさがあります。

友達と別れた後は、リバプールに戻って、残りの時間でジョン・レノンが訪れたというパブ巡り(外観のみ)をしました。疲れて集中力がなくなり、バスの一日券もこの頃に紛失。「乗せてくれませんかぁー」と運転手さんに泣きついて、宿泊先に戻りました(苦笑)。

 

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初代マネージャーが開店したジョン、ポール、スチュアート・サトクリフがよく訪れた、スレーター・ストリートの"Jacaranda"。

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若い頃のジョンが気に入っていたホープ・ストリートの"Philharmonic Dining Rooms"

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アートスクール時代にジョンが通った、ライス・ストリートの"Ye Cracke"

【2019/8/14 21:52 記事投稿】