【2019年7月9日・10日】ロッティングディーンでウィッシングストーンを探す
学校が終わってからは、友達を尋ねつつ近場の場所を観光することにしていました。
まずは学校が始まる前に訪れたブライトンへ。
およそ10ヶ月ぶりのブライトン。今回の旅の始まりの場所なので、締めくくりには絶対寄らなければ行けない街です。到着したらすぐに海の近くの宿泊先に向かい、海外沿いを少し散歩しました。
実は前回ブライトンに行った時に忘れていて行けなかった場所があったので、今回はそこに行くことにしていました。ロッティングディーンと言う街なのですが、ここにウィッシング・ストーンという「願いを叶える石」があります。
私の好きなコメディ・チーム"The League of Gentlemen"がテレビで有名になる前、ライヴ・ツアーでブライトンに訪れた際に立ち寄り、ツアーの成功を願ったところ、ツアー後にBBCで番組を作ることになったという話がずっと記憶に残っていたのです。お願い事をしたいと言うよりは、ファンの巡礼的な意味もあります。
ブライトンの中心部からロッティングディーンまではバスで２０分ほど。往復料金は£５です。私は運転手さんからチケットを買いましたがBrighton & Hoveのアプリを使っても乗れると思います。ロッティングディーンはブライトンの東に位置していて、海沿いをずっと走っていくので眺めも最高です。写真は撮れなかったけど、海の反対側には丘の上に風車も見えます。
到着後は、早速ウィッシングストーン探しへ向かいます。（参考にした動画があったのですが、日本では再生不可みたい…残念）
今回は街歩きが目的ではありませんでしたが、こじんまりして家並みも美しい街ですぐに好きになりました！
パブを右手に見ながら車通りの多いハイストリートを行くと、左手に池、右手に教会が見えてきます。
そのまま進んでいくと小さなバス停と石で出来た塀の前に何台か自動車が駐車してあるスペースがあり、そころよくよく見てみると…。
あったー！これです！この顔！笑
ちょっと怖い顔ですが、間違いなくこれが噂のウィッシング・ストーンです。
この顔の鼻に指を２本突っ込んで、目を瞑りながら時計回りに三回回って、その場で目を瞑ったままお願いをします。
願い事をした後、内容は誰にも行っちゃダメ、というのが決まりごと。石の前に駐車されている車に人がいたので、ちょっと恥ずかしかったですが、無事に見つかってよかったです。この辺りも車通りが激しいので、戻る時も注意が要ります。
来てみて知ったのですが、詩人のラドヤード・キップリングがこのロッティングディーンに５年ほど暮らしていて、池のすぐそばにある彼の住んでいたカントリーハウスThe Elmsの庭はキップリング・ガーデンズと言う名前で一般公開されています。
その後は、"The League of Gentlemen"のスケッチ(コント)のネタになったおみやげ屋さんを探すことに。
前述のツアーでロッティングディーンを訪れたメンバーたちが、とあるおみやげ屋さんに立ち寄って商品を物色していたところ、店員の女性がまるで彼らに襲われるんじゃないかとでもいうように疑わしげに見ていたことから、「よそ者を忌み嫌う店員」のスケッチを書き、それがイギリスの有名なスケッチの一つとなったのです。
ただ、残念なことにこのモデルになった店は先ほどのパブQueen Vicの並びにあったのですが現在は閉店していて、おそらく普通の住居として使われています。
街の案内板を読んだら、ロッティングディーンは海に近いことから密輸業者が住む街でもあったようです。この建物はOld Customs Houseと呼ばれていますが、Custom house つまりかつては税関として使われていたみたいです。街に歴史ありですね。
一通り街の中を散策し、バスの時間を待つ間、海岸の様子も見に行きました。ブライトンほど人出はありませんが、何人か海で泳ぐ姿が見られます。セブン・シスターズほどではないけど、白亜の断崖がずっと続いていて、なかなかの景色。
ブライトンに戻ってからはTK Maxxで格安の水着を買って（サイズを間違えて後で交換してもらう羽目に。）翌日その水着で海に入りました。海で泳いだのなんて何年ぶりだろう…。海水に浸ると不思議と体が温かくなるんですよね。
そして去年(2018年)にブライトンに来た時に知り合った地元のおじさんフィルと再会。彼から折りたたみ自転車を借りて、おなじみのカフェまでサイクリングを楽しみました。
【2019/7/26 10:04:07投稿】
