帰国前にイギリスから日本へ荷物を送る方法
どの運送会社を使うのか?
帰国前にどうやって荷物を送るのか、どこの運送会社を利用したらいいのかというのは、留学時に迷うことの一つだと思います。
学校が終わってホームステイ先から別の滞在先に移る際に、私も残りの滞在中に必要ないものを送らなければいけなかったので、友達からメジャーな欧州の運送会社を教えてもらいました。
↓ここから各運送会社(DHL, TNT, dpt等)を比較できます。
が、結局日本人の留学生にとって一番メジャーっぽいヤマト運輸の国際宅急便(別送品)を利用しました。
https://www.yamatoeurope.com/japanese/bessouhin.htm
「別送品」は自分が帰国する前提で送る荷物で、帰国後に本人が受け取りしなければいけません。使い古した中古品は課税対象にならない点が一般品とは異なります。
私がヤマトにしたのは、送るギリギリまでどのくらいの重さになるのか分からなかったので「縦+横+高さの合計が160cm 以内、最大重量が25kgまで」と決まっているのがよかったのと、欧州の会社の集荷サービスの値段とそう変わらないとわかったためです。ちなみに一箱£130。
ダンボール、ビニールテープはどこで調達する?
次に気になってくるのは梱包用のダンボールをどこで入手するのかです。日本ならスーパーマーケット等で「ご自由にお取りください」とダンボールが持って帰れるようになっていますが、ロンドンではあまり見かけません。
引越しするならまとめて買うのもアリだと思いますが、1箱送るだけでまとめ買いはちょっと辛い。なので、私はスーパー(MorrisonsやSainsbury's、Tesco)や£99ショップ、Primark等の店でいらないダンボールがないか訊いて回りました。
だいたい店員さんに言われたのは「朝に来てもらえれば残ってるかもしれない」。ロンドンのスーパーって、ダンボールは使うとすぐに破いて捨ててしまうんですよね。大きめの箱がいいなら商品を開封する時に来いと。でも朝取りに行って学校にダンボールを持っていくのはちょっと…。
断れ続けて心が折れそうになった時、ショッピングモールの中にある靴屋のおじさんがダンボールを出してきてくれました!
「どのくらいの大きさが欲しい?このくらい?」「持ってくるからここに座って待ってて!」と、なんてことない雰囲気で奥から出してきてくれて泣きそうになりました。
その後、近所に住む友達にもキャットフードを注文した時の大きなダンボールをもらい、無事に大きめのダンボールを2種類確保!
あと必要なのは梱包用のテープ。
日本ではガムテープが主流ですが、英国で売ってるのは透明もしくは黄色や茶色いビニールテープ。布製のガムテープはまず売ってません。そして私が買ったのはWilkoのブラウン・パーセル・テープ、75p。私が探した中で一番安いテープです。
ビニールテープはちょっと心もとない気がしますが、もらったダンボールに貼られていたのもビニールテープだったので、ひとまずこれで試すことに。
梱包と重量確認
前述の通り、私はもう使わなくなった冬物のダウンコートやセーター、教科書やノート、DVDなどを1箱に詰め込みました。荷物の計る時はホストマザーに体重計を借りて
「ダンボールを持った自分の体重ー自分だけの体重=ダンボールの重さ」
で確認しました。
結果、重さは22kg。その後に少し追加して入れたので実際には23kgくらいでしょうか。箱の大きさは55×50×26cmでした。
申し込みと伝票入力、ヤマト担当者とのやりとり
依頼は集荷希望日の2営業日までなので、6月27日(木)集荷希望で23日(日)に申し込み。翌日に申し込み受付の確認メールと担当者からの手続きの説明が書かれたメールが届きました。
手続きに必要になるのは、パスポート(顔写真部分)とBRPカードの画像。スマホで撮影したものでもOK。
そしてメールに添付されてくる同意書と伝票(インボイス)に必要事項を入力してメールで提出します。
伝票には、住所や帰国日等の他、自分が送るものの品名と個数と金額(日本円)の入力をしなければなりません。Books, 100yen, ×10 =1,000yen といった感じに。
自分が普段使っているものであれば中古扱いになるので、中古屋に売った時にいくらくらいで売れる価値なのかを考えて金額を入れることになります。
面倒なのは、DVDを送る場合、ポルノだとか海賊版を規制する目的なので、すべてのタイトルを同意書に入力しないといけない点です。私は10本近く送ったので全部入力するのがちょっと大変でした。
集荷前営業日までにこのすべてのデータを送らないといけませんが、なるべく早めに返信した方がいいと思います。私はメールが届いた翌日に返信したのですが、担当者が伝票のデータファイルを開けなかったり、伝票内スペルミスがあったり(恥ずかしい…)して最終的な確認が済んだのはさらに翌日の水曜でした。
集荷日当日
送ったデータの確認が取れたら、集荷前日に集荷時間帯の通知メールが届きます。
私の場合は【10:00 AM – 13:00 PM】という時間帯。
すぐには来ないだろうなー、と油断していたら11時前にドライバーの方が来た!
ダンボールには背面にフルネームと伝票番号と航空便なので「AIR」を書かなければいけません。私のダンボールは靴屋さんの商品番号が四方に書かれていたので、紙に書いて貼り付けました。
受け渡しの際には、個人情報処理に関する同意書にサインもします。
帰国した後の手続き
別送品を送った時に忘れてはいけないのは、帰国後の空港での手続き。
飛行機内で配られる「携帯品・別送品申告書」と言う書類は通常1枚だけ税関に提出しますが、別送品がある場合は2枚もらって同じように記入します。
税関で2枚とも提出して、確認印を押されたそのうちの1枚を受け取ります。そしてそれをヤマト別送便の「お預かりカウンター」で提出。
私の便は羽田空港着だったのですが、羽田の場合ヤマトの看板も何も出ていないのでわかりにくい!
空港の案内カウンターで聞いた到着ロビー奥にあるJALの窓口に行ったら「ここじゃありません」と冷たく言われて、やっとその手前にあったJAL ABCというカウンターを発見。ここの担当者の方は優しかったです。ここでもパスポートとBRPカードの提示が必要。
荷物の到着は手続きから1週間程度。無事到着したらこちらで更新しますね。
(7/22 追記)
無事に荷物が届きました!着払いで支払った費用は19,360円でした。