語学学校について
私の通う語学学校はロンドンにありました。無料エージェントに薦められた中でも一番安く評判のいい学校という話だったのでこの学校に決定。どんな学校だったのか簡単に紹介しますね。
■授業とレベル
私が当初受講したのは一般英語クラス(午後)と、週に2回スピーキングとライティングに特化したワークショップ。この他にもIELTS向けの検定準備コースや発音矯正に特化したクラス等もあります。
一般英語は、Advance(上級), Upper-intermediate, Intermediate, Pre-intermediate, Elementary, Beginners(初級)の6つのレベルに分かれています。
初登校日に担当者と簡単な自己紹介のお喋りと文法のペーパーテスト(2ページあって選択式)でレベル分けがあります。(テスト自体は15分程度ですが、同じようにテストを受ける人が月曜日に多いので少なくとも30分くらい前に行った方がよかったと後悔。)
私は最初、Intermediateのクラスに通っていて、Upper-intermediate→ケンブリッジ検定準備クラスに移りました。そのクラスも曜日によって人数は多い時で12人、少ない日だと5人くらいでしょうか。
人数が変動するのは、もちろん病欠もありますが、隔曜日で登録している人もいればトライアルで1日だけや、2週間だけ授業を受けるという人も多いからです。
例えば、通い始めた頃の同じクラスの日本人の方は、イギリスに住んでいる息子さんに会いに滞在する間、週3回だけ授業に出ていらしてました。他にも現地で住んでいて、仕事をしているから毎日は難しいけれど、間をおいて勉強したいという生徒が同じように週に数回来ているパターンが多かったです。そういったフレキシブルな通い方が出来る学校は少ないらしく、この学校の利点の一つのようです。月曜はほとんどの生徒が出席しているので、比較的週の後半は人数が少なめに感じます。
■テキストと学期
↓私が入学した当初にクラスの授業で使っていたテキスト。
テキストは3ヶ月かけて終わらせるカリキュラムになっていて、全ページを勉強するわけではなく、その中から先生がピックアップして授業が進んでいきます。
私が入学したのはちょうどテキストの終わりの頃だったので、テキストは買わずコピーをもらって授業を受けていました。数週間だけ受講予定の生徒も、先生からテキストをコピーしたものをもらえます。
クラスのレベルがあっていなかったら先生と相談してレベルアップ、もしくはレベルダウンしたクラスに移ることも出来ますが、同じ出版社のテキストでもレベルごとに内容が変わるので、途中でクラスを移るとテキストを2冊分買うことになってしまいます。
1冊約30ポンドなのでなかなかの負担です。
もちろん、3ヶ月を終えたらまた新しいテキストを使うので、レベルが変わらなくてもそのタイミングで新しいテキストを買わなければならないんですけどね。
クラスメイトは節約するためにテキストを買って書き込みをせずに返す予定の人もいれば、学校の受付で買わずに本屋で買う人もいます。(私はオンラインショップで購入しました。その場合はeditionに注意。違うものを買うと内容が異なる場合があります。)
もしこれから留学を考えていて、入学時期に迷っているのであれば、学校に先生やテキストの切り替わるタイミングを確認した方がいいかもしれません。例えば、私の学校の場合、11月半ばに入学すると、テキストはもう半分進んでるのにそのテキストを購入しなければいけないなんてことになるわけです。それより先生とテキストが切り替わるタイミングで入学した方がいいですよね。
ケンブリッジ検定クラスは少し勝手が違ったのですが、それはまた別の投稿で。
どこの学校でも同じだと思いますが、先生によって授業の内容もやり方も変わります。
例えば、私が入学した当初、訳あって午前の授業と午後の授業をそれぞれ受けたことがありました。午前のクラスの先生は、あまりテキストを使わずに生徒のディスカッションに重きをおいていて、教室の中を輪になって歩かせながら覚えた文法を当てて言わせたり、間違えたら片足で立たせてもう一度復唱させたり、体を使いながら進める授業で楽し買ったし、生徒たちの距離感も近く感じられました。
一方、午後の授業はレベルもテキストも同じなのですが、生徒を2人1組に分けてテキストを解いてはボードで答え合わせをする内容で、悪くはないのですが「午前の授業の方が楽しかったなー」と思ったのを覚えています。
10月になって先生が変わると、テキストとボードを半々に使っての授業で、前半と後半の席順をシャッフルさせていろいろなクラスメイトと短い時間で会話するスタイル。発音やイディオムもその都度教えてくれるとてもいい先生だったので、そこで3ヶ月レベルも変えずに出席しました。
自分よりも長く学校に通っているクラスメイトに先生の評判を訊くのも大事ですね!
■生徒
私がいたクラスの日本人の割合は基本的に自分1人か、多い時で3人といった感じでした。日によって2人だったり3人だったりすることも。ワークショップは4人出席していて日本人が3人という時もありました。でも9月に一度出席した午前の授業にいた日本人の子は「初めて日本人と会った!」と言ってました。時間によっても違うのかも。
もちろん授業中は英語で話しますし、休み時間に日本語を話すこともありますが、みなさんべったりつるむということはしないので、適度な距離感を取ってます。
他の生徒はスペイン、イタリア、フランス、ロシア、コロンビア、韓国、中国、モロッコ、シリア、アルジェリア、キルギス、イラン、コンゴ、モルドバ…と様々。それぞれの国で名前の特徴も発音も異なるので覚えるのが大変…。日本人の名前は似ているので覚えてもらいにくいのが難点です。私も苦労しました。もしニックネームのある人ならそれを使った方がいいかもしれませんね。
年齢も様々で10代の学生さんもいれば50・60代のお父さんお母さんも。留学前は「周りが若い子ばかりで浮いちゃうんじゃないかな…」と不安でしたが、来てみて全くその心配は不要だったと実感。一番仲良くなった海外のクラスメイトは20代ですし、少なくともロンドンで留学する限りは年齢の心配は皆無!ですよ。
■アクティビティ
学校のウェブサイトには書かれていなかったのですが、金曜日の放課後は他の学校のようにアクティビティがありました。カムデンツアーとかパブクロールとかクリスマス会、ビンゴ大会といったものですね。
私も最初の頃は何回か参加していたのですが、2019年になってから引率の先生が苦手だったのでだんだん足が遠のいてしまいました。(苦笑)
とはいえ、別のクラスの子と知り合えるチャンスなので、最低でも季節のイベントがあれば積極的に参加することをオススメします!私はハロウィーンのパブクロールに行って出会った子と新しいクラスで一緒になってとても安心したのを覚えています。知ってる人がいるだけでかなりホッとするんですよね。
■設備
私の学校は3階建てのビル2つに分かれていたのですが、自習室はありませんでした(涙)。でもクラスが終わった後に次の授業がなければそのまま居座って自習出来たので問題はなかったです。
WiFiはもちろん使えるのですが、あまり環境はよくなかったですね。これはロンドン全体で言えること。
教室の机は椅子についているタイプ(種類はいろいろ)で、机が小さいものは書き取りがしにくいことも。使いやすい椅子を確保するためには早めの到着が必須。
あとは授業を待ったりクラスメイトと雑談する休憩スペースが2箇所ありました。そこにはコーヒーの自販機(一杯1ポンド)も。
■動画・アプリ
先生は定期的にオススメのスマホアプリやサイトを教えてくれるのですが、学校が配信している動画チャンネルとアプリもありました。私はアプリよりも学長の動画が可愛くて好き(笑)。
他にも思い出したことがあれば追記していきますね。