ホームステイは快適?それとも…
留学中の滞在方法ですが、私は学校で指定されている中で一番安かったホームステイを選びました。(学校にもよると思いますが)ホームステイの場合も種類があって、学校からどのくらいの所要時間なのか、一人部屋なのか相部屋なのか、食事は何回いるのかで金額も異なります。
※ロンドンの地下鉄はZoneと言って地域ごとに区切られており、その行き来する区間によって運賃が異なります。
↓ここから運賃を検索出来ますよ。
Single fare finder - Transport for London
■街
私がステイしているのは、Zone 3にあるWood Greenのお宅で、部屋は一人部屋。食事は朝食だけで、最寄駅からは徒歩で10分ほどかかります。
正直あまり治安が良い街ではなく、学校の先生に住んでいる街の名前を言ったら「あまり安全じゃないから気をつけて」「ギャングがいて抗争が起こったりするんだ」と教えてくれました。やっぱりね…と納得しましたが、日本でもそう変わらないようなところに住んでたので、地元のようなものかなーとも思ったり。用心深く過ごすに越したことはないですね。ただ、近くにショッピングモールや映画館も会ったりと便利ではあります。
(追記)その後、近所で若者の刺殺事件が起き、ビビって友達や先生に話したところ「残念だけど今はどこでも起こりうる事件」という反応…。この話はまた後日…。
■ホストマザーと日常生活
ホストマザーは男女一人ずつお子さんがいる小学校の先生。何度も学生を受け入れてきた方で、週に1、2度帰った時に顔を合わせると
「何か困ったことはない?」「足りないものは言って」「すぐに聞きたいことはショートメールでもいいから質問して」
と心配してくれます。
朝食はキッチンでシリアルを食べて、昼用のサンドイッチを作って学校に持って行きますが、私はトーストが苦手なので、ベーグルをおいてもらうようにお願いしました。
洗濯機は週に一回、自分で時間を見つけて使います。でも、いつも家族の洗濯物が中に入れっぱなしで…。臭くなるのに平気なのかなーと不思議。
掃除機はキッチンにダイソンのコードレス掃除機があるので、気になった時に自分の部屋周りを掃除しています。
滞在して6ヶ月経った3月からはフランス人の十代のハウスメイトが出来ました。彼女は食事は一切含まれない契約なので自分で朝食用のシリアルを買っています。
■部屋にテレビが!
ステイ先で嬉しかったのは部屋にテレビがあったことでした。これは全く予想してなかった。自動タイマー付きで、見ながら寝落ちても自動的に電源が落ちるようになっている!しかもDVDプレーヤー付きなので、買ったDVDをすぐに部屋で見られるのは幸せでした。
■電子レンジ問題
契約上、なぜか電子レンジは使わせてもらえません。到着して早々に「レンジを使う場合には別途ケータリング料金の支払いが必要」と発覚し、呆然。(友人にこの話をしたら「How stingy!」と驚かれました。しかし学校との契約なんだそうで。)
夜中のキッチン使用も禁止! その代わり?部屋に自分専用ポットを買って冬場はよく部屋でスープを飲みました。
■いずれ追い出されるかも?
実はホストマザーは近い将来引っ越ししたいらしく、家を売りに出そうと不動産仲介業者に登録しています。休日は家を探している人たちが内覧しにくるので、部屋を清潔に保たなければいけなかったり、結構慌ただしいのです。前向きに考えると、掃除を怠けずに済むので好都合なのかもしれません。
ホストマザーからは「すぐに出て行って!なんて言わないから心配しないで」と言われたのですが、間借り人がいるのにこんなことあるのか?と不安だったので、エージェントにも相談したところ、「万一買手が決まってもすぐには契約は出来ないので、大丈夫でしょう。もし転居が必要な状況になったら新しい部屋を探せますよ」と返事があり、不便はあるものの、結局そのままステイしています。
→その後、6月に買い手が決まりました。でもその買い手が現在の住まいを売却出来るまで待たないといけないとか。というわけで、結局途中で追い出されることはありませんでした。
■家の中のトラブル
今まで家に起こったトラブルを思い返すと、冬にヒーターと電気系統が故障したことでしょうか。日によってお湯も備え付けのヒーターも天井の電気もつかなかったり(でもデスクランプやテレビは使える)、お湯だけが使えたりと状況が変わり、2週間ほど続いたでしょうか…。お湯が使えない日はポットでお湯を温めて顔を洗ったりしたっけ…。結局これは配電盤の故障だったようです。
→しばらくトラブルもないと思ってたら、ステイ先を離れる前日に通り一帯が停電になりました。ホストマザーによるとここに住んでから初めてだとのこと。私は何か電気系統に影響を与える能力でも持っているのかもしれない…。
■節約したいなら、シェアハウスがオススメ。でも…
日本人のクラスメイトはオンラインでシェアハウス先を見つけて住んでいて、「こっちの方がキッチンも自由に使えるしリーズナブルだよ!」と言っていました。ただ、一緒にシェアしているのは日本人なので「家に帰ると日本語を話してしまう」という問題点も。
ホームステイはそれに比べると割高ですし、いろんな制約があるので戸惑いますが、慣れてしまえば問題が発生した時に家の中に頼れる大人がいるのは心強いですし、家の中でも英語を使わなければいけない環境だし、イベントごとにささやかなプレゼントを贈りあったり、適度な距離感を持って生活できるので、そう悪くはないですよ。