ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年11月29日・30日】言語交換で知り合ったお父さんとサマセット・ハウスへ

[Thursday]

 ロンドンらしい微妙な天気。

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 具合悪いとテレビ見て現実逃避しがち。 

でもちゃんと学校に行きましたよ。

この日の授業 

水曜日の宿題の答え合わせ(冠詞)の後、お土産に関する話題。
クラスメイトと定番のお土産について話し合う。そしてモロッコの中心マラケシュの店での値切りについてのリーディング。 

この日は休暇中のノートを見せてくれたり親切にしてくれたフランス人のクラスメイトの登校最終日だったので、みんなでセルフィーを撮りました。

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国籍も年齢も色々。和気藹々としたIntermediateのクラスメイトたち。
オレンジのセーターが私

そして水曜日に夕方の授業の先生から提案された上級クラスへ移る件は、昼の先生に伝えてくれていたらしく、喜んで認めてくれました。元々、年が明けたら上のクラスに移りたいと自分から相談したいと思っていたけど、先生の方から喜んで勧めてもらえてすごく嬉しい!

 

放課後

18:50

自習の後、ラッセルスクエア方面を散歩。
その時に見つけたバイク。

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ロンドンで歩いている時に気になっていたのがこの赤い"L"のサイン。
これ、後で知ったのですが、仮免中の車両に"Learner"の"L"のプレートをつけることになっているらしい。日本の若葉マークのようなものですね。

しかし、イギリスでは運転免許を取るための教習所はなく、仮免許証を取得したらすぐ公道を走って練習するらしい。自動車の場合は1年間助手席に21歳以上、運転歴3年以上の人を乗せた上で練習をするとか。

私のステイ先の近くに自動車教習学校があったのですが、そこは助手席に乗ってもらう人がいない人やちゃんと運転を習いたい人はこの間に学校に通うみたい。

 

帰りに無料夕刊のEvening Standardをもらったら、大好きな「SHERLOCK」のエスケープ・ゲームについての情報が載っていました。

 

 ウェブ版の記事はこちら↓

9月に一緒に遊んだヤニーナが誘ってくれたので、私も(2019年の)1月に挑戦する予定。それまでに英語力がついていればいいのですが。

 

そして、ちょうどその頃来日していたトム・ヒドルストンの一面広告が載っていました。

劇作家ハロルド・ピンター没後10年を記念した特集上演で、その大トリがトム・ヒドルストン(以下トムヒ)が出演する背信(Betrayal)」 。これは気になります。

Betrayal | The Plays | Pinter at the Pinter

トムヒの出演している舞台は「コリオレイナス」をドンマー・ウェアハウスで見たことがありますが、その時もチケットはすぐに売り切れたので、発売前からパソコンの前に正座待機するしかありません!

 

トムヒも好きですが、ベン・ウィショーも好きです。

イギリスでは2018年12月公開のメリー・ポピンズ・リターンズ」
メリー・ポピンズ」、特にシャーマン兄弟による音楽が大好きなので楽しみにしていました。LAで行われたプレミア上映で、「メリー・ポピンズ」の中の好きな曲を問われた、大人になったマイケルを演じるベン・ウィショー

"Feed the birds"は悲しげな歌だけど、一番好きな曲です。考えてみると、子供の頃にイギリスの雰囲気に憧れたきっかけは 「ピーターパン」や「メリー・ポピンズ」かもしれませんね。

 

[Friday]

9時前に正座待機して挑んだハロルド・ピンター劇場の「背信(Betrayal)」チケット、なんとか確保出来ました!

1000人待ちの表示の見た時はこりゃだめだと思いましたが、諦めずに待ってよかった。 

舞台は来年の春ですが、その前にクリスマスがやってくる。学校に行く前は年末にどう過ごすか航空券とにらめっこしていたのですが、いいアイディアは出てこず。そもそもどこか海外に行きたいなんて思ってないのかもしれない。なんで大好きなイギリスにいるのに、わざわざ外国に行かなきゃいかんのだ。

この日の授業

前半は一週間で学んだテキストの内容を元にしたクイズゲーム

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つながる2つの言葉を選ぶcollocation(連語)の問題

後半は、Customer Feedbackについて、読んだり書いたことはあるか話し合い。
その上でテキストの、ネットショッピングのサイトに書かれた利用者のフィードバックサンプルを読み、どんな内容なのか理解し、代名詞について学ぶ。一度出てきた名詞は代名詞で置き換えで繰り返しを避けよう!という勉強ですね。

それと例えば、

"When I emailed the company, they immediately sent replacement tags via registered mail at no extra"

という一文がありましたが、the company の代名詞はtheyを使う。

There was a student in the class last week.
He/She They got 100% in the test.

性別がはっきりしない時にはノンバイナリーの代名詞、theyを使うのが基本
今はSNSなどで自身の性自認を明らかにして、呼んで欲しい自分の代名詞を表明しておくgender pronounsの考え方が浸透してきていますから、theyが活躍する機会が増えそうですね。
ちなみに私は性自認=女性で異性愛者なので、プロフィールにShe/Herと書くようにしています。LGBTQでなくてもgender pronounsを表明することで、人には呼んで欲しい代名詞があることを知ってもらうきっかけになればいいですね。

授業では他にフィードバックで使えるポジティブ/ネガティブな形容詞を考える。

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スクリーンボードに書かれた、商品の評価に使える形容詞
左がポジティブ、右がネガティブ

 

放課後

夜は、言語交換のサイトで知り合った年配の男性と会いに行きました。
(Language Exchangeで検索すれば、言語交換相手を探せるサイトが出てきます。)

言語交換サイトはもう何年も利用していて、英語の勉強相手になってくれる友達を見つけられる最適な場所の一つですが、注意が必要なのは、出会い系サイトのように出会いだけを求めてやっている人も多い点。相手が本気で言語交換をしたい人なのかどうかしばらくメッセージのやりとりをして見極める必要があります。

この日初対面だった相手のロッドさんは、私と同じくらいの歳の兄妹がいて、日本に嫁いだ娘さん家族の影響で日本語を勉強している方。しばらくやりとりした上で信頼出来る人と感じたので実際にお会いしました。

(もちろん、結婚していようが子供がいようが信用ならない男性は多いんです。ご注意を。)

英国のコメディが好きで留学していると話すと大概驚かれます。しかもそれがMrビーンのような世界的メジャー作品でなく、カルトと呼ばれる作品だと余計に…(苦笑)

待ち合わせはロッドさんが利用しているカルチャーセンターのカフェで、彼が和紙を使ったノートの作るコースが終わる時間に待ち合わせました。

そこでお茶を飲みながら、私が留学した経緯や最近の生活について話したり、Rodさんの日本語の質問に答えたり、和紙を使った作品を見せてもらったりした後、テムズ川方面へ散歩しました。

私がサマセット・ハウスの中に入ったことがないことを知ると、Rodさんは建物の中を案内してくれました。サマセット・ハウスはテムズ川沿い、ウォータールー橋の近くにある元はチューダー朝の邸宅だった建物で、現在はギャラリー等が入居しています。

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クリスマス・シーズンにはクリスマスツリーやスケートリンクが中庭に登場
ツリーはフォートナム&メイソンがスポンサー

↓この頃開催していた無料展覧会
Athi-Patra Ruga: Of Gods, Rainbows and Omissions | Somerset House

ギャラリーを見て回った後、ロッドさんが「こっちに見せたいものがあるんだ」と建物の奥に連れて行ってくれました。
案内してくれた先にはクリスマス・ツリーが飾られた曲線を描く吹き抜けの階段がありました。

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見上げた様子は撮影しそびれましたが、これだけでも映える画像でしょ?

↓見上げた時に見える美しい階段の姿はこちらで見られます。

Nelson & Stamp Stairs | Somerset House

元々、このサマセット・ハウスに海軍の事務所が入居していたため、Navy Stairと呼ばれていたそうですが、のちにネルソンの名前に変わったそうな。なんでもこの階段はネルソンの幽霊が出るらしい…。

ここでみるととても綺麗な階段ですが、私は何気にロッドさんと初対面で緊張していたので、説明を聞きながらツリーを撮るので精一杯…。

その後、ロッドさんと下の階の出入口に向かいました。

「サマセット・ハウスは昔、建物の下まで川の水が流れ込んでいたんだ。
 今では埋め立てて道路が出来ているけどね」

と、足元の鉄網越しから、昔テムズ川の水が流れ込んでいた名残の空間を見せてくれました。 
もしロッドさんのような、ロンドンに長年住んでいる人に案内されなかったら、今までなかなか入れなかったサマセット・ハウスの中に入って、その歴史に関する豆知識まで知ることは出来なかったでしょうね。

その後はウォータールー橋を渡って、サウスバンクへ向かい夕食を食べる場所を探しました。

Murphy's はアイルランドのスタウト(ビール)。
BFIのレストランにも1人では入ることはありませんでしたが、ホールサイズのピザが£5で食べられるのはロンドンでは結構お得な感じがします。

乾杯してピザを味わった後、ロッドさんとはウォータールー駅で別れました。

言語交換で色々痛い目に遭った?私ですが、とても親切な人もいるんだなーと感謝した1日。この後もロッドさんには最後までお世話になることになります。