ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年12月12日】BFIで"The Dead Room"プレビュー上映を見る

 [Wednesday]

※今回はマーク・ゲイティスの話題ばかりになります。ご了承ください…

テリーザ・メイの不信任投票の速報で朝のTV番組の放送予定が変更。
楽しみにしていた、マーク・ゲイティスがトークでゲスト出演する"Lorraine"も生中継に変わっていました。

中継が終わり、時間が押しましたが番組は始まりました。 
はじめにブライトンで知り合ったフィルが好きだと言ってたバンドHousemartinsのポール・ヒートンが出てきて、

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マークも予定通り登場。


Mark Gatiss Met His Husband Online Before It Was Cool | Lorraine

司会のロレインとマークもスタジオで会見の模様を見ていたようです。

トークでは、リーグ・オブ・ジェントルマンのライヴ・ツアーや、この日プレビュー上映を見に行く予定の、クリスマス・イブに放送されるホラードラマ"The Dead Room"、映画女王陛下のお気に入りについて話しています。(「僕のこの映画での5分間の出演はゴールデン・グローヴにノミネートされてない」)

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ロレインはマークがキュレーターを務めた性犯罪法成立50周年を記念したモノローグ・ドラマ"Queers"を讃えて、パートナーのイアンとの慣れそめについても触れています。
("Lorraine"に出るたびに語っているような気もする。)

番組だけでなく、リーグ・オブ・ジェントルマンのQ&Aの時のように、"The Dead Room"のPRに明け暮れた1日だったようです。

 

この日の授業

前日の間接話法の復習から。クラスメイトと話した内容を間接話法にする。

Ex. She said, 'Why don't we go for a drink?'
→She invited me to go for a drink.

次に普段携帯電話をどんな目的で使っているか話し合って意見を出し合った後に、情報社会における携帯電話の普及に関するリーディング。読んだ上で文章に登場する言葉を学び、その単語を使ったセンテンスを自分で作る。
出来上がったら、習った単語を空白にしてクラスメイトに問題として解いてもらう。

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「英国スキャンダル」を見たばかりだったから
私が作った文章にはジェレミー・ソープとノーマンが出てきます(笑)

 
放課後

喉の痛みが治らないまま、サウスバンクへ。

"The Dead Room"の上映が始まる18:15までは時間があるので、例によってナショナル・シアターのロビーで自習して、BFIのメディアテーク(試聴室)で前から気になっていたベン・ウィショー出演の短編映画を見ました。

10分ほど前にボックスオフィスでチケットを引き取り、会場となるNFT1に向かいます。

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18:00

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発売と同時に購入したので、前から3列目、通路を挟んで2つ目の良席。
まずはじめに本編の上映があり、その後、演出&脚本家であるマークと出演者のQ&Aがあります。

自分の席で上映を待っていると、上映直前にマークが入ってきて、同じ列の通路を挟んで向こう側に座り、一緒に上映を鑑賞しました。

私の隣の、通路側の席には男性が座っていたので、その人がいい具合に間に入ってくれていて助かりました(笑)。

他にマークの近くにはほっそりとした綺麗な男の子が座ったので「さすが関係者もオーラがあるなー」と思っていたら、本編にポール役で出演しているJoshua Oakes-Rogersでした。

"The Dead Room"は、長寿ラジオ番組で怪談を語るプレゼンター、オーブリー(サイモン・カーロウ)が番組の収録中のスタジオで体験する不気味な現象を描いたもので、彼の過去に埋もれた、忘れ去られた者が彼の目の前に現れます。

無人のはずのスタジオに人影が現れたり、読むはずの原稿が全く変わってしまったり、古いラジオスタジオ(第二次大戦直後から使われているBBCのメイダヴェールスタジオ)の静けさの中に恐怖が潜むドラマ。

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左から司会のマシュー、演出・脚本のマーク、出演のジョシュア、アンジリ、スーザン

なんとなくハロウィーンに見たテレビ局のスタジオが関係する「9から始まる奇妙な物語」"Inside No.9"の生放送特番も連想しました。彼らはやはりどこかでやりたいことが繋がっているんだなー。

"The Dead Room"は、物語の中でオーブリーの70年代の記憶が蘇ってくるのですが、マークは70年代の幽霊は見たことがないので、その時代の怪談話を思いついたと話していました。

朝のテレビ番組で見たまんまの黒いタートルネックにスーツ姿がスマートでかっこいい! 時折ふざけた時の表情も可愛いです。理想の親戚のおじさん(笑)。

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イベント終了後、外のロビーにいたらマークが出てきたので、ファン・アカウント用のメッセージをお願いしたら日本語の挨拶動画を撮らせてもらえました。

私から「日本語で話してください」とお願いしたわけではなく、自ら進んで日本語の挨拶をしてくれました。

(マークは以前、ガーディアン紙の取材で日本を観光したことがあります。)

自分で声をかけに行っておいてなんですが、マークは会いに行くとマスコミ向けのインタビュー映像と同じようにファンに対してもサービス精神旺盛で、誰にでも気さくに温かく接してくれるので、本当に尊敬します。

舞台「英国万歳!」上演時はヘビーな演技の影響か、さすがに精神的に疲労している様子でしたが、この日はとても元気でご機嫌な様子で安心しました。 

 

(”The Dead Room”関連資料メモ)

BBC Arts - BBC Arts - Fright night: Why ghost stories are still perfect for Christmas
The Dead Room, BBC Four review - ghosts at the microphone

 

帰宅後

マークのイベントに行って、元気な姿も見られて嬉しい反面、体調はますます不安定になってきました。

薬を飲んだら、後はもうおばあちゃんの豆知識頼り。

 

おまけ。

この当時、ロンドンにCoCo壱番屋がオープンし話題に。

CoCo壱なのに結構なお値段でびっくりする。
いずれ日本に帰るから、私はわざわざロンドン店で食べなくてもいいかなー。