ミウモのロンドン留学体験記

2018年9月からUK渡航。チャレンジに遅すぎるなんてことはない!がモットーの女30代による留学準備&体験記

【2018年11月7日】語学学校の先生の指導でクリームティーを楽しむ

[Wednesday]

この日の授業

アメリア・イアハートの生涯についてのリーディング。文中に出てくる新しい単語を学び、テキストの問いにクラスメイトとディスカッションしながら回答。
火曜日に習った確実性・可能性の助動詞(must/might have + pp)も復習。

後は、land, book, recordといった、名詞としても動詞としても使える単語で文章を作る。

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クラスメイトとの会話の最中に先生が聞き取った、間違った文法・発音をボードに書いて訂正する。

夕方の授業は、この週で学校を離れる日本人クラスメイトのために、学校近くのカフェでお別れティーパーティを兼ねた授業。
先生がクリームティーの食べ方を教えてくれました。  

 

英国のアフタヌーンティーというと、3段重ねのお皿にお菓子が盛られているホテルで頂けるような高級なイメージがありますが、クリームティーは紅茶のポットと、クローデッドクリームとジャムを添えたスコーンだけで、少食な私のティータイムにはぴったり。甘いものが苦手な人でもちょうどいいボリュームかと思います。

 

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ただ先生曰く、「クリームティーには絶対クローデッドクリーム!ただの生クリームやバターなんて持ってのほか!」だそうで、注文する際も「スコーンに付いてくるのはクローデッドクリームなんでしょうね!?」と詰問していました(笑)。

クローデッドクリームはなめらかなバターのようなコッテリとした硬さのクリームで、甘さはそれほどなく、脂肪分はクリームより高いですが、バターほどの強い香りはありません。

最近クリームティーを出すお店の中には、バターや生クリームを添えて出すところもあって、クローデッドクリームが出てこない場合もあるんだとか。
今回お邪魔したBillsはいつもクローデッドクリームを出しているそうです。

www.bills-website.co.uk

スコーンを半分に割り、クローデッドクリームをたっぷり載せ、その上にお気に入りのジャムを載せる。これだけで十分英国の地元の人が愛するアフタヌーンティーになるのです。

卒業していったクラスメイトは、外国語学を先行している大学生で、英国の次はスペインで語学留学するんだとか。LINEの連絡先を交換したけど、皆それぞれ忙しくて連絡は取っていませんが、元気にしてるかなー。

 

帰宅後 

買っておいたDVD、映画版「英国万歳!」を見て、近々見に行く舞台の予習。

「英国万歳!」はもともと1991年の舞台作品ですが、1996年に元ナショナル・シアターの芸術監督である演出家ニコラス・ハイトナー監督で映画化されています。
先日記事にしたNT Liveのアレルヤ!」もハイトナーの演出でしたね。

notfspurejam.hatenablog.com

「モーリス」「眺めのいい部屋」などの名作英国映画や「SHERLOCK」の警部役で知られるルパート・グレイブスが新人従者役で出ていてとても初々しい!

さらに、もう一人の有名なルパートさんも。

正気を失った国王を失脚させようと画策する皇太子役がルパート・エヴェレット。ふてぶてしくて最高です。

映画では従者の一人であるエイドリアン・スカボローは、今回の舞台で国王の治療をし(一時的に)立ち直らせる重要な役で登場します。

ナイジェル・ホーソーンは1991年にナショナル・シアターで上演された際のオリジナル・キャスト。彼はこの作品の演技で英国アカデミー主演男優賞を受賞しています。
ナイジェル・ホーソーン肖像画で見るジョージ3世に似ているけれど、マークはそんなに似てませんね。大丈夫かな。

その他のキャストは映画版では変更になっていて、女王がヘレン・ミレン、ウィリス医師がイアン・ホルム、野党のフォックスがジム・カーターヨーク公ジュリアン・リンド=タットと、豪華な面々。

日本語字幕付きはこちらでも見られるようです↓

 

(2020-12-10 10:45投稿)

【2018年11月6日】ロンドン塔のリメンバランス・デイ・イベント

[Tuesday]

授業が始まる前に、学校近くのマーケットでUSB充電器を購入。

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BF型のUSB充電器、£5で購入

家の中では、日本から延長コードと、元々旅行用に持っていた日本(A)→英国(BF)変換アダプタ、それに(日本A型)USB充電器を持ってきていたので、

 

部屋に備え付けの(BF型)延長コードに変換アダブタをつける
→変換アダプタに日本の延長コードをつける
→日本の延長コードにノートパソコンと、ヘアドライヤーと、USB充電器経由でスマホをつなげる
(備え付けの(BF型)延長コードには他にミニ温風機がついている)

 

…ってな感じで電源を取って、外出先では充電バッテリーを持ち歩いていたのですが、使い切ったバッテリー自体の充電を忘れていると外出先でスマホが使えないようなピンチに陥ることがあるので、やっと外出先の学校や図書館で使える充電器を購入しました。これでバッテリーの充電分を温存できる!

 

この日の授業

ナスカの地上絵に関するリスニングから、確実性と可能性の助動詞を学ぶ。

Present:
must = 99% sure
might / may / could = not sure
can't = 99% sure sth is not true
e.g.) They look so similar! They must be sisters!

Past:
must / might / may / could have + past participle(過去完了形) 
e.g.) She looks so tired today. Why? - She must have drunk a lot.

基本を習った後はテキストの問題を解きつつ、先生が提示した文章の続きも考える

e.g.) She's not answering her phone. → She must be sleeping.
e.g.) Pedro isn't in class today. → He may be sick. / He might be on his way. 

 

放課後(15:45)

無事にUSB充電器も買ったので、図書館でスマホの充電が出来るのが嬉しい。

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留学中に毎日のように通ったイズリントン区立フィンズバリー図書館

この区立図書館は無料英会話クラスで知り合った日本人のクラスメイトに教えてもらいました。大英図書館のように混んでいないので、必ず席が見つかるし、充電ソケットも各席についています。

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試験勉強用の参考書もある!

しばらく図書館で自習して、夜はロンドン塔に向かいます。

 

17:40

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ファーリンドンからサークル・ラインでタワーヒル駅へ

ロンドン塔では2018年11月4日から11日まで第一次大戦終結記念日のインスタレーション"Beyond the Deepening Shadow: The Tower Remembers"が行われていました。

英国では11月11日が終結記念日、リメンバランス・デイと呼ばれ、この週には退役軍人・戦没者の為の募金活動が行われます。
(英国で「先の戦争」といえばWWIIではなく、WWIのことを指すと言われますよね。)

駅の改札前で募金箱を持った人がいて、お金を入れると赤いポピーのバッチがもらえます。2018年は終結100周年の節目の年でした。学校の先生からかTimeOutでこの無料イベントを知って、久々に行ってみようと向かったわけであります。

www.hrp.org.uk

タワーヒル駅に着くと、駅前から鉄柵で囲われていて、警備員が歩行者誘導しています。どうやら同じ目的の人がたくさんいるらしい。

17:50

ロンドン塔近くに来てみると、歩道にはみ出して伸びる行列!

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どこまで続いてるんだ!?

しかしせっかくここまでやってきたので、列に並ぶことにしました。
寒いし途中で雨が降り出すし、辛かったー。

18:30

40分後。ようやっと塔の周りのお濠が見えるところまで到着。

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おおーすごい!1万もの炎がお濠の中で揺れています。それを見る人の波も多いですが。
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そういえば、夜のロンドン塔にはあまり来たことがないかも。

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このイベントを手がけたトム・パイパーは、WWI勃発100周年である2014年のインスタレーション"Blood Swept Lands and Seas of Red"も手がけています。この同じ場所に、まるで血の海のように何千ものセラミック製のポピーが飾られ、その残酷にも見える美しい光景が話題になりました。

www.hrp.org.uk

その後、ポピーのインスタレーション帝国戦争博物館の方で飾られていて、2018年当時も見ることが出来たため、学校の先生にもオススメされたのですが、見に行くことが出来ませんでした。

The Poppies Tour at IWM | Imperial War Museums


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ビーフイーターの影が塀に映っているのが不気味だけど趣がある

せっかくコンパクトデジカメを持って行ったのですが、しばらくカメラを使っていなかったせいか腕が落ちてしまってほとんどブレブレになってしまいました…。

スマホで写真を撮るのに慣れすぎちゃった。

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紗をかけるとちょうどいい

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この1万の灯火は戦争で亡くなった人の魂だけでなく、残された遺族や戦争の影響を受けた人々全ての魂を表しているそうです。

夜のロンドン塔と灯された炎は美しく、行ったり来たりしながら見る角度を変えて眺めたりしていたのですが、並んでいる時間が長すぎて体が冷え切ってしまい、30分ほどでギブアップしてしまいました。

あとはプロの写真でお楽しみください…↓

www.standard.co.uk

19:00

テムズ川の夜景の方はそれほどブレずに撮れました。この頃には少し慣れてきたのかな。

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19:20

帰りは混んでいそうなタワーヒルは避けて、西のモニュメント駅方面に歩いて行き、ついでに今まで見たことがなかったロンドン大火記念塔を見て帰りました。
セントポール大聖堂を設計したクリストファー・レンによる、1666年に起こった大火事を記憶に留めるための塔ですね。

Homepage | The Monument

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思ったより大きいので、遠くからでないとフレームに収まらない!

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真下にくると、台座の部分しか目に入ってきません

 夕飯はモニュメント駅そばのitsuでチキン照り焼き弁当と味噌汁。

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帰り道に猫と遭遇。ただいま

 (2020-12-09 14:50投稿)

【2018年11月5日】映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見る【ガイフォークス・ナイト】

[Monday]

週の始まり月曜日。
11月5日は前回の記事で紹介した通り、「ガイフォークス・ナイト」当日です。 

すみません、こういう時でもついつい推しの話に結びつけがち。

ガイ・フォークスの仲間である国王ジェームズ一世暗殺計画の首謀者ロバート・ケイツビーを主人公にしたドラマ「ガンパウダーはケイツビーの子孫である「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントンが出演・製作総指揮を兼ねています。
私の贔屓であるマーク・ゲイティスがその暗殺計画を知り阻止しようとする国王の重臣ロバート・セシルを演じています。
諜報部の長官のような動きをしているので「SHERLOCK」のマイクロフトとちょっと似てますし、中の人が書いた「空の霊柩車」の中でもガイ・フォークスと同じように国会議事堂を爆破しようとする貴族院議員の計画を阻止しようとするので、面白いキャスティングだなと思っていました。

この日の授業 

テキストで「謎解きをお願いする時に、報奨金を提示された方が、されない場合よりも謎を解く時間が遅い」という話題のリーディング。計算やコンピュータープログラミングのような分野であれば報酬がより人のやる気を引き出すことも可能だけれど、想像力を必要とする仕事にはリラックスする必要があるので、あまり役に立たないらしい。

続いて、目的を表す単語 to, for, そしてso thatの使い方について学ぶ。

to + infinitive
for + noun/verb(-ing) [function/why we use sth]
so that + S + V (clause)

そしてひたすら目的のto/for/so thatを使った作文の練習。
gym+to、study English+to、corkscrew+for…の組み合わせで文章を作ったり。

 

夕方の授業はほとんど雑談。先生からケントのヒーバー城とパーラメント・スクエアのウォークツアーをオススメされる。

www.hevercastle.co.uk

個人的に今週気になっていたのはセントポール寺院の無料公開日。

 

放課後

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映画館にあった「スパイダーマン: スパイダーバース」の広告

この日、話題になっていたボヘミアン・ラプソディを見に行きました。
(英国での公開日は2018年10月24日でした。)

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クイーンとフレディー・マーキュリーの映画であることもさることながら、エイダン・ギレン、アレン・リーチ、トム・ホランダーといった脇を固める俳優が気になっていたんですよね。

フレディーがメンバーにAIDSを打ち明けたタイミングが違っていたりと(実際にはLIVE AIDの後)、事実とはずれている部分がありますが、クイーンのメンバーはそれを了承済で、実際その少しのずれが物語を劇的なものにしていて、ただ事実をなぞった物語ではなく、とても叙情的な作品に仕上がっていました。


Live Aid | Bohemian Rhapsody (2018) - scene comparisons

LIVe AIDのシーンは文字通り圧巻で、映画館を出た後も、その衝撃が体に残ってヒリヒリするくらいに感じられました。画面は再現しているものでも吹き返しているわけではないので、あれはまさに音楽の力そのものですね。

その後しばらくは、ウェンブリー・スタジアムのライブを見たりしていました。

考えてみれば、クイーンを知らない子供の頃にも、いろんなところからクイーンの音楽の影響と言うか、無意識のうちに影響を受けたあれこれに触れてきたんだなと思い出されたりもして。

 

 映画館で見た印象的な映画って、自分にとってその時期を象徴するものになったりするのですが、「ボヘミアン・ラプソディー」はまさに、話題が登るたびにこの頃の記憶が蘇る、私の留学初期のハイライトの一つになりました。
この後、語学学校でクラスメイトや先生と何度も「ボヘミアン・ラプソディー」の話をしましたし、日本に帰ってからも、「ボヘミアン・ラプソディー」に収録された曲をモチーフにした舞台「Q」を二回見に行ったり、熱狂的なファンとまではいかないまでも、強く影響を受けました。
後日、カーナビー・ストリートのクイーンイベントにも足を運びましたが、それはまた後で記事にしようと思っています。

そして、映画館を出ると火薬の匂いと煙が漂ってきて、ガイフォークス・ナイトのことを思い出します。

 この日は真夜中まで爆竹のような花火の音が鳴り響いていました。 

 

ボヘミアン・ラプソディ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

 (2020-12-09 11:19投稿)

【2018年11月3日・4日】アレクサンドラ・パレスの花火大会を(チケット買わずに)見る

[Saturday] 

 (野田さんというのは野田秀樹のことです。) 

14:50

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近所では猫と狐をよく見かける

イギリスではハロウィーンも盛り上がりますが、その後にやってくる11月5日の「ガイ・フォークス・ナイト」または「ボンファイア・ナイト」も有名なイベントの一つです。

1605年11月5日に国会議事堂の爆破とジェームズ一世の暗殺を企てたガイ・フォークスの人形を焚き火で焼くという行事で、世界的なイベントではありませんが、イギリスではドラマの中でたまにボンファイア・ナイトの様子が登場するので知っていました。

ボンファイア・ナイト近くの週末には、火つながりで各地で花火も打ち上げられます。以前11月にロンドン旅行をしていた時にも花火の音を聞いて、ボンファイア・ナイトの存在に気づいたことがありました。

その花火大会のうち、有名な場所の一つがご存知アレクサンドラ・パレスの花火大会。日本の花火大会と異なり、当日はチケットを買わないと敷地内に入ることができませんが、近所に住む友達のスヴィに確認したら、入場しなくても花火は見えると聞いたので、入場せずにどれだけ花火が見られるか、確かめに行くことにしました。

15:00 

出かける前に、Sainsbury'sで推しが一面を飾っているThe Guardianを買いに行く。

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RadioTimesとかドクター・フー・マガジンなんかの雑誌の表紙になったことは何度もあったけど、 全国紙の一面は初めてじゃないかな? 貴重な新聞を自力で買えて幸せ。

花火の時間まではまだまだ早いので、それまで久々にカムデンを歩くことにしました。

( ↓ 初めてカムデン・タウンに行った時のことはこちらで。)

blog.goo.ne.jp

15:45

バスに乗り、1時間弱でカムデン・タウン駅近くに到着。

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雨も降っていないし、土曜日ということもあって人がいっぱい。

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カムデン・タウンといえばマーケットなので、足の向くまま気の向くままに古本や古着を見て廻りました。

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スチームパンクっぽい帽子(左)
どれにするか迷うほど食事処もたくさん(右)

16:25

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私のお気に入りは屋内にあるステーブルス・マーケット

1時間ほどかけて、かなり頑張って歩き回ったのですが、人が多くて細い通路をまともに歩けないほど混んでいたり、それほど欲しいものに廻りあえなかったりで疲れてしまい、早々に帰ることにしました。
しかも、地下鉄で帰ろうとしたら入場制限が掛かっててホームにもなかなか入れない…。土日にカムデン・タウンにくるのはよそうと固く心に誓いました。

17:45 

一旦ウッドグリーンへ戻る。残りの余った時間は、マックでおやつを買ったり、ショッピング・モールで欲しいものを物色。

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冬が来る前にブーツが欲しい! それに香水も買っておきたいな…

そして19時を過ぎた頃に、駅前のバス停からアレクサンドラ・パレスに向けて出発!
のハズが、バスがなかなか来ず。10分以上待ってやっと目的のルートのバスに乗り込めました。

19:48

現地に到着。

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公園に張り出されている花火大会用の地図

入口には厳重な入場ゲートが出来ていて、警備員も配備されていました。
そしてゲートの周りには私と同じ目的で来ている親子連れやグループがいっぱい!
ディズニーランドで売っているような光るおもちゃや蛍光ライトの売り子も。
かといって、警備員は追い返すわけでもありません。
大会が始まるまではどこから花火が見えるのかわからないので、とりあえず車道の脇に待機して、始まるのを待ちました。 

20:00

花火大会開始!

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子供連れのお母さんの頭越しに見る花火。街灯がまぶしすぎる!

チケットがないだけの納得の距離感、ですが、日本で人気の花火を見るときも、状況はそんなに変わりないですね。むしろ、こういう無理して見る環境に楽しさを感じてしまったりして。周りで待機していた皆さんも、無事に見ることが出来て喜んでいます。(動画もたくさん撮ったのですが、編集環境があまりよくないので、いつかすべて編集した後に追記したいと思っています。)

18分ほど経って、動画を撮るのにも慣れて来たところでクライマックス。

それまでのものとは全く大きさが違う、特大の花火が打ち上がりました。

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久しぶりに目の前で打ち上がる特大の花火を見られて感動。この最後の瞬間だけ見に来れただけでもよかったかも。

そして、すべての花火が打ち上がった後は道が混む前に速やかに徒歩で帰りました。

即席ではありましたが、イギリスの地元の花火を拝むことが出来てよかったです。

 

[Sunday]

日曜日は家に引きこもって自習など。 

 先週の日曜も風邪で引きこもってましたね。

留学は自分で決めたことなので何も後悔はしていないけれど、ツイッターで行きたかった日本のイベントの情報を見かけると、やっぱり切ない気分になる。

年末恒例の音楽劇「ア・ラ・カルト」は大学時代から友達とほぼ毎年行っているので、節目の年に見に行けないのが本当に悔しかった。でも仕方ない。

まだ2ヶ月程度しか経ってないのにやたら買い物してしまうと後で送る方法に困るので、買い物は慎重になっていました。特に本類は重さがあるから要注意。

あと個人的にダストアレルギーで古本も苦手だったりする…。

 

テレビをつけると映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」を放送していた。
私の好きなバーン・ゴーマンが悪役で出ています。 

この日の「ドクター・フー」は病院船の話。で、ある種族の妊娠している男性が出産に迷う場面があったのが印象的だった。

(台詞の中でポワロが出てきたんだったけか?) 

そして休日恒例の?インスタントラーメン試食。

なんか味が薄いんですよねー。みんな出来上がったら追加で塩とかコンソメとかかけたりしてるのかなー。

そして面倒なことにやっと手をつける…

ノッティンガムで芝居を見た後、ついでに行ったことのなかったバーミンガムへ寄って観光することにしました。宿泊費がAirBnBで£80、交通費が電車代とコーチ(長距離バス)代で£38。以前まではホステルで宿泊費を削っていましたが、留学の間の旅行はAirBnBに頼りっぱなしでした。下手な安いホテルに泊まるよりもずーっと快適だ!

後はネットショッピングであれやこれや考えたり。

 

 (2020-12-06 04:24投稿)

【2018年11月2日】ヴィクトリア&アルバート美術館の「死者の日」イベント

 [Friday]

 ハロウィーンのパブ巡りをした次の日。 

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家の側の歩道

ずっと喉風邪に悩まされていましたが、どういうわけかハロウィーンの次の日にはすっかり治ってしまいました。これは、パブで飲んだギネスが効いたに違いない!
それからは喉の調子が悪いとギネスを飲むようになりました(笑)。

 

この日の授業

So, Neitherを使った倒置構文の練習。

I like salsa dance. - So do I. / Oh, I don't.
I don't have a brother. - Neither do I. / Oh, I do. 

自分に関する事実の短い文章を8つ作って、制限時間内に出来るだけ多くのクラスメイトと1対1で会話する。相手が書いた文章を聞いて、自分も同じか、違うかを倒置構文で返事する。

あとは、日本のふぐ料理についてのビデオを見て、その中に出てきたフレーズを使って自分の文章を作る。

この日の授業で日本人は私だけ。先生がミウモはクラスで唯一の日本人だけど、ふぐを食べたことがある?」と訊いてくれたのですが、ここで先日登場した、厄介なイタリア人のクラスメイトがまたしても突っかかってきたのです。

(前回の記事はこちら↓)

【2018年10月25日】厄介なクラスメイト登場 - ミウモのロンドン留学体験記

ふぐを食べたことがなくても一般的に知られている薄味の説明は出来るわけだし、 免許が必要なのも知識として知ってることなのに嘘つきって言われてもね…。

でも、彼女に関しては前回のやりとりも含めて自分に非はないという確信があったし、他のクラスメイトも相手がやたら感情的になっていることがわかっているようだったので、幸い腹が立ったり必要以上に腹が立つこともありませんでした。

それに、元々隔日で登校していた彼女は、その後いつの間にか私たちのクラスに顔を見せなくなったので、ふぐの件以降、嫌な思いをすることはありませんでした。

語学学校にいればそんな不愉快な思いも多少はありますが、他にたくさんいいクラスメイトに出会えるから、そのくらいのことで気分を害してなんていられないのです!

 

 放課後

いつもなら18時には閉館してしまう美術館も、金曜日は21時近くまで開いています。一週間前の金曜日はナショナル・ポートレート・ギャラリーへ行ったので、この週はヴィクトリア&アルバート美術館へ足を運びました。なんでも、メキシコの「死者の日」にちなんだイベントがあるとか。 

www.vam.ac.uk

V&Aはロンドンの博物館・美術館の中でも特にお気に入りの場所です。

↓2012年に行った時の記事

blog.goo.ne.jp

16:30

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フリーダ・カーロの顔を模ったオブジェにフラワーアレンジメント!

特に服飾の展示に見応えがあり、毎回見に行って写真を撮ってしまいます。

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円形の展示ルートに沿って各時代順の洋服の歴史を辿れます

 

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フォトグラフィーセンターにはこんなにカメラが飾られている!

 でもこの日特に行きたかったのは"Theatre & Performance"の部屋です。

17:00

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マイケル・アナルスによる「夜への長い旅路」(1971)のセット模型

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これはアンソニー・ワードによる「スウィーニー・トッド」(2012)のセット模型

ちょうどこの頃、演劇・映画・音楽における検閲の役割を探求する"Censored!"という特別展をやっていまして、これを見ておきたかったのです。

www.vam.ac.uk

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Censored!展の入口にあるロゴ(左)、
マーク・レイブンヒル作の舞台"Shopping & F ing"のポスター(右)

例えば、マーク・レイブンヒルのFワードの入ったタイトルのポスターは弁護士の助言でアスタリスクで隠されていたり、政治劇が得意なハワード・ブレントンの"A Short Sharp Shock!"については、元々"Ditch the Bitch!"という原題で保守党の政策を痛烈に批判するものだったので、アーツカウンシルの助成金提供が危ぶまれたりと、

後半にはオーストラリア発のアングラ雑誌OZについての大きなコーナーがありました。OZ誌は同性愛、中絶問題、ベトナム戦争などをグラビアの特集で取り上げ、英国にも進出しますが、わいせつ罪で起訴され、英国最長のわいせつ罪裁判となり、有罪の判決が下ります。結局は、控訴審で無罪になったそう。
ジョン・レノンがこの有罪判決に抗議をしていたことは知っていたので、ああ、これがあの!と思い出せました。


God Save Oz (Ultimate Mix)

文化芸能 | 1960年代雑誌創設者、ネビルがアルツハイマーで死去 | NICHIGO PRESS |

17:30

"Censored!"展をじっくり見たかったのですが、30分ほど経ったところで、館内スタッフから「この階はもう閉めますから下りてください」と言われ、追い出されてしまいました。どうやら「死者の日」イベントが始まる頃には上の階は閉めてしまうそうです。残念!

1階に降りると、すでにイベント目的で集まった入場者でいっぱい。

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Raphael Courtに集まってお面作りをする人たち

「死者の日」のイメージというと、007の「スペクター」の冒頭のシーンとか、映画「リメンバー・ミー」のイメージが強い私。仮装したり賑やかに飾り付けするところはハロウィーンに似ているところがありますね。

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遺影などを飾ったオフレンダを模した祭壇

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お面作りスペースの横では手作り人形が売っています

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鮮やかなスカートと髪飾りをつけた女性もたくさんいたり、まだそれほど遅い時間ではないので子供連れも多く、大人も一緒に骸骨の仮面に塗り絵をしていました。エントランス・ホールではチケット売り場でお酒を売っている横で、DJがメキシコの音楽をミックスして流していて、ちょっとしたクラブっぽい。いつもの美術館としてのV&Aとは違う雰囲気を楽しむことが出来ます。

私はといえば、あんまり人が多くて少し人酔いしてしまったので、予定より早めに引き上げてしまいました。地下鉄のストもあるし、また別のイベントで来ることも出来ますからね。

18:00

帰りがけに、お隣にある自然史博物館のスケートリンクを覗いてきました。

ちょうどグリンチのアニメ映画が公開される時期だったので、グリンチのライトニングがリンクのあちこちに動き回っていました。

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スケート経験も一人でリンクに降りる勇気もないので見ているだけですが、楽しそうに滑っている人たちを見ているだけでも楽しいですよね。氷なのに体が温かくなってきます。

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サウス・ケンジントンからピカデリー・サーカスまでバスで移動

 帰宅後

マックとMorrisonsで買い物し家に帰ると、花火の打ち上がる音が聞こえてきました。

当時はアレクサンドラ・パレスで開催される花火大会のリハかな?と思ってたのですが、その後も毎日頻繁に聞こえてきたので、単に近所の若者が打ち上げ花火で遊んでいたのかもしれません。

 

舞台「英国万歳!」を控えたマークのインタビューがガーディアン紙に掲載されるらしく、ウェブ版が公開されていました。 

こういうとぼけた写真が本当に似合うんだよなー(笑) 

 

(2020-12-04 03:16投稿)

【2018年11月1日】NT Live 「アレルヤ!」”Allelujah!”鑑賞

 [Thursday]

登校前。家の最寄り駅に置かれた掲示板によると、ストで水曜午後から木曜夕方までピカデリーラインは動いていない様子。

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またストかいなー

 学校までの地下鉄内では無料新聞のMETROを読む。 

ハロウィーン特番以降、ますます"Inside No. 9"「9から始まる奇妙な物語」に対する愛情が深まってたから、こんな記事をみると嬉しくなっちゃう。

↓トム・ライリーが出演した’The 12 Days of Christine’はこんな話です。

Amazon.co.jp: 9から始まる奇妙な物語(字幕版)を観る | Prime Video

この日の授業 

テキストのカフェインに関する記事を読んで、新しい単語に注目し、設問に答える。 
記事に登場する強調・結果の"so"についても勉強。

 

15:50

itsuで遅い昼食を取りながら、この日の授業の復習。

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これは多分「ベジ・ギョーザ・ウドン」(これがうどんと言えるかはさておき)

この日は19時から学校近くの映画館で劇場中継を見る予定だったので、家にはまっすぐ帰らず、しばらく周辺で時間を潰さなければなりません。

この劇場中継"National Theatre Live"は日本でも上映されている劇場中継シリーズなので、イギリスの演劇やエンタメ好きならすでに知られていると思いますが、主に英国のナショナル・シアターで上演・製作された演目を、英国全土で見られるよう、決まった日に各地で映画館上映されています。人気の演目は前述の通り、日本を含む全世界でも上映されているのです。

そして英国で上映される際はほとんどの場合「生中継」なので、リアルタイムで劇場の雰囲気を味わえますし、通常の何十、何百倍もの観客がいるわけですから、演じる方も見ている方も独特の緊張感があります。

今回上映されるのは高齢者病棟を舞台にした、アラン・ベネット作のアレルヤ!」
半月後にアラン・ベネットの「英国万歳!」を舞台で見る予定だったので、他のベネット作品を見られる良い機会でした。

17:15

本をたくさん買ってしまうと、後々持ち帰るのが大変なので必要以上に買えませんが、本屋で見ているだけでも心躍って幸せな気分になります。

ここのWaterstonesには椅子があったのでそこに座り「アレルヤ!」の戯曲をさらってみることにしました。立ち読みならぬ、座り読み。

もちろんほんの1・2時間では読み終わるわけではないのですが。

 

19:00

上映する劇場へ。

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チケットと映画館でもらえるキャスト表

日本のNT Liveではパンフレットが購入出来ますが、本場英国ではキャスト表が配られます。以前サウス・ケンジントンで「コリオレイナス」を見たときもペラ1のキャスト表が配られてました。

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左の黒地のは、VUEシネマとして配っている今後の舞台中継を紹介するパンフレット

私が舞台で見に行く「英国万歳!」も、NT Liveで(2018年)11月20日に全国中継されるので掲載されています。

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上映前の予告の中にも「英国万歳!」

語学力の問題以前に、英国の病院を訪れたことのない私にとって「アレルヤ!」で取り上げられている英国の医療問題は理解が難しく、その時点で「壁」を感じてしまう。なので、正直字幕なしはキツかった。(歴史時代物の「英国万歳!」の方が予習しやすい。)

アレルヤ!」は閉鎖の危機にあるヨークシャーの病院が舞台で、サッチャー政権以後、炭鉱夫の父とは別の道を選ばざるをえなかった息子(サミュエル・バーネット)が政府の役人になって戻ってきて、父が入院するこの小規模な地方病院の閉鎖を進めようとし、一方、病院の理事長はこれに対抗し、市民の共感を得るためにドキュメンタリー番組のクルーを招き入れる。人の良さそうな移民の医師(サシャ・ドゥワン)はといえば、強制退去の危機に見舞われる。(ちなみにサミュエルとサシャはベネット作品の「ヒストリー・ボーイズ」以来の共演らしい。)
しかし、一番衝撃的なのは、第一幕終わりでデボラ・フィンドレーが観客に見せる行動だったりします。

20:35 

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幕間の劇場

 

病院と言う場所は、本来できれば避けて通りたい所ではあるけれど、人間である以上、いつかは多かれ少なかれお世話になる場所なわけで、病院の民営化・中央集権化、ベッド数の維持といった問題は日本においても無視出来ない。何しろ、これを書いている現在(2020年12月)、一部の国々を除いた世界各地で新型コロナウィルスの流行が未だ収束していない状況だから、今後ますます問題は浮き彫りになっていくでしょうね。まさに、世界の問題の中心。「アレルヤ!」で描かれていた「コロナ以前」から良くも悪くも変わっていくでしょう。今となってはブレクジットの話題一色だったあの頃が懐かしい…。

とはいえ、作者のアラン・ベネットによると「アレルヤ!」はそこまでリアリズムを徹底していたわけではないようで、本来病院になくてはならない医療設備やモニターといった機械がほとんど出てきません。そしてコンサートに向けて歌い踊る患者たちの様子はとても楽しげで、まるで森で踊る妖精のように可愛いらしく、現実味がない。ちょっと寓話的にすら感じる。その寓話と問題山積みな現実のバランスがこの舞台の面白さなのかもしれないです。

 

というわけで、次回のNT Liveは「英国万歳!」になります。生の舞台を見に行って、復習のための再鑑賞だ。

 

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参考: 
Alan Bennett introduces Allelujah! | The Bridge Theatre
Alan Bennett play Allelujah! takes scalpel to modern NHS - BBC News

 

(2020-12-02 08:44投稿) 

【2018年10月31日】ハロウィーン・パブ・クロール!!

[Wednesday]

朝から来客のチャイムが鳴っているのに誰も出ず、基本玄関には出ないことになっている私が対応することに。

 

この日の授業

テキストに紹介されている単語を使いながら、健康的なライフスタイルについて話し合う。 先生がマインドマップのようにスクリーン真ん中に(a healthy lifestyle)と書いて、クラスメイトが挙げたアイディアを書き込む。
doing sports, eat vegetables, wake up early, avoid stress などなど。

そして今度はクラスメイト同士で自分の健康生活について語り合い、時間が経ったら先生がその会話の中から見つけた言い間違いや難しい発音を説明してくれる。

さらに、テキストに載っている熟語・単語を使って悪癖を断つ文章を考える。

i.g.) change bad habits / avoid snacks between meals / cut down on computer / cut out junkfood …

 

放課後

夕方の授業中、7:30pmから始まる学校のソーシャル・イベント、ハロウィーン・パブ・クロールに行くかどうか迷っていることを先生とクラスメイトに打ち明けました。

前回の記事で書いたように、学校の生徒と放課後までずっとしゃべり続けるのは辛いんじゃないかと不安になっていたからです。

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パブ・クロールの掲示板告知。右はクリスマス休暇のお知らせ

すると、当然先生は絶対行くべき!と勧めてきました。まあ、当然ですよね。英語で会話する機会を生かすべきですから。

授業が終わってから、日本人のクラスメイト(以下Yさんとします)に「私も行くから一緒に行きましょう!」と励まされて、気が進まないまま、彼女の昼クラスのクラスメイトと一緒に時間まで学校で待つことになりました。彼女はセシリアというイタリア人の写真家で、とても気さくな子でした。

3人で教室で話しながら待っている間、

掲示板の告知にハロウィーンコスチュームを着てくるように書かれてるけど、何か着て行かなきゃいけないんじゃない?」

と心配に。セシリアたちは「別に大丈夫だよー」と言っていたのですが、教室に先生が置いていった魔女の帽子があったので「これかぶってっちゃいなよ!」と渡され、私がそれをかぶり、セシリアは学校の玄関に飾ってあった同じような帽子をかぶることにしました。おしゃれなYさんはかぶるのを嫌がってた(笑)。

そして、集合時間までもう少し時間があったので、学校の裏にあるマックで飲み物を買いに行くことに。セシリアから「マックでホットドリンクを6回飲むと1回タダになるんだよ!」と教えてもらって、ホットチョコレートを購入したのですが、飲み終わった後そのまま歩道のゴミ箱に捨ててしまい、

カップについてたシール取った?」
「? いや? 何、シールって?」
「だーっ! 6枚シール集めないと無料にならないんだよー! 勿体ない!」

と言って、「いいよー次の機会に取っておくからさー!」と言ったにも関わらず、セシリアはゴミ箱の口から腕を突っ込んで私が捨てたカップを取り戻してくれました。申し訳なかったけど、嬉しかったです。

(ちなみに、マクドナルドのカップには台紙とコーヒー豆マークのシールがついてて、台座を切り取り、そこにシールを貼って集めることで無料券になります。画像が出てきたらまた貼り付けますね。)

集合場所の学校前に戻ってみると、10人以上生徒が集まっていて、みんな私より上級のクラスの生徒ばかりでした。私のクラスメイトは全然いない…。でもそれがかえって新鮮な気持ちで会話に挑めるきっかけになって良かったかもしれません。

まずは学校近くのパブへ。そこでセシリア以外のYさんのクラスメイトを紹介してもらい、みんなで楽しく話しました。それにIELTSクラスの日本人生徒とそのクラスメイトとも。彼女はメイクアップの勉強をしている可愛い方。パブ・クロールに着ていた日本人は私とYさんとその方だけ。もう来てしまったら後には引けないので、とにかく顔見知りと同胞に頼りながら会話に加わっていきました。

引率の先生が特定の生徒としか話さないダメな先生だったので、しばらくダラダラと1件目のパブに居座っていましたが、2時間ほど経ってやっと次のパブ、レキシントンへ。

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DJがガンガン音楽を流しまくってます

1件目のメンツに加えて、無料英会話クラスで知り合ったDがやってきて、血糊を顔に塗ってくれました。こういうメイク、嫌がる人もいると思いますが、私はけっこう大好き(笑)。

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顔に血を塗ってご機嫌な私

レキシントンで飲むお酒に悩んでいたら、Dが「ギネスビール好き?」と訊いてきて、「実はあんまり飲んだことがないんだよね」と答えると「じゃあ飲もうよ! ギネスデビューしよう!」とギネスを一杯買ってきてくれました。(もちろんお金は払った。)
あんまりお酒にお金を使えない…と思っていたので、そのギネス1杯をちびちび飲んでいた私。ギネス自体は美味しかったので、その後も度々飲むようになりました。
(そしてギネスのおかげか喉風邪も改善…)

レキシントンでは学校の生徒以外にも普通に飲みに来てた男性2人組とも話したりしました。確か仕事で北部からロンドンに来ている人たちで、会話の内容は…あまり覚えていない(苦笑)。

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集合写真!

時間が経つに連れてだんだん帰っていく生徒も出てきて、Yさんもいつの間にか抜け出し、私も帰ろうとしたのですが、Dや他の生徒に毎回引き止められ「じゃあ、あと1時間だけね」と残る羽目に。NOが言えない日本人…

結局、セシリアや踊り狂うDたちに引き止められ続け、やっとのことで抜け出したのが1時過ぎ。抜け出したはいいものの、場所も知らないまま連れてこられたパブだったので「そういえば、ここどこ!?」状態。しかも雨も降ってきた。

電車もないので近くにバス停を見つけ、そこから自宅に帰ることに。しかしバスはなかなか来ず、顔に血糊を塗ったまま、ぐったり待ち続けたのでした。

もちろん次の日も当然学校はあります。マジで昼からの授業でよかったー。 

夕食を全く食べてなかったことに気づいたので、とりあえずお腹に入れる…。 


今回のハロウィーン・イベント、引率教師はだらしなかったし、帰りは寒くで辛かったけど、振り返ってみると本当に行ってよかったです。

このパブ・クロールで知り合った子と、後々新しいクラスで再会して緊張がほぐれたり、Instagramを教えあって今現在でも繋がっていたりするので、勇気を出して行って正解だったと感じてます。引き止めてくれたYさんにも感謝。

毎週毎週ソーシャル・イベントに参加する必要はないけど、ここぞという時に思い切って行ってみるのは大切ですね!

 

(2020-11-29 09:18投稿)